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Meridian、DSP強化&ハイレゾMQA再生も可能な小型USB DAC「Explorer2」

 ハイレス・ミュージックは、英メリディアン・オーディオのポータブルUSB DAC「Explorer2」を5月8日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。5月16日~17日に中野サンプラザで開催される「ヘッドホン祭」に出展予定。

ポータブルUSB DAC「Explorer2」

 既発売の「EXPLORER」をベースにしながら、「クラスを超えたパワフルなDSP回路を搭載して、音楽の表現力に磨きをかけた上位モデル」という。スティック型のUSB DACで、PCとUSB接続し、192kHz/24bitまでのPCMデータが再生可能。アシンクロナス伝送に対応し、2系統の精密クロックも搭載している。USBバスパワーで動作可能。

 また、Meridianが開発したハイレゾ音源向けの新フォーマット「MQA」(Master Quality Authenticated)も再生可能。ただし、日本国内でのMQA音源の発売はまだ行なわれておらず、発売時期も未定となっている。

 ステレオミニのヘッドフォン出力とライン出力を各1系統装備。ヘッドフォンやアクティブスピーカーなどと接続できる。出力の切り替えは、プラグインによる自動検知で動作。ライン出力はボリューム調整回路を経由せず、アナログ変換された信号をダイレクトに出力できる。

 なお、既発売の「EXPLORER」は、光デジタル出力を備え、DDCとしても利用できるが、「EXPLORER2」は非対応となる。

使用イメージ

 ベースモデルと同様に、高密度6層構造の基板を採用。オーディオ専用パーツを搭載したアナログ部と、電源部のレイアウトを最適化。信号経路の最短化も実現し、「細やかな質感表現に影響を与えるノイズを徹底的に低減した」という。

 強化したDSP処理回路により、アナログ変換時に生じる微細なプリエコーノイズを抑制する、独自のアポダイジング・フィルタを搭載。ノイズシェイピング・フィルタも備え、初期のCD録音時のデジタルフィルタに起因するノイズも除去できる。

 ヘッドフォン出力では、0~-100dBまで、細かな音量調整が可能。感度の良いヘッドフォンでも適切な音量が得られるという。3段階のLEDインジケーターで動作ON/OFF、入力中の信号周波数をシンプルに表示する。

 筐体は、工業デザイナー、アラン・ブースロイド氏が手掛けたラウンド・フォルム。外形寸法は102×32×18mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約50g。対応OSはWindows XP SP3/7/8、Mac OS 10.6.4以降。

(山崎健太郎)