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多機能USB DAC「Sound Blaster X7」にスピーカー出力を強化した限定版
(2015/6/23 13:35)
クリエイティブメディアは、192kHz/24bitのハイレゾ対応USB DACと、ヘッドフォン/スピーカー用アンプを一体化した「Sound Blaster X7」の特別仕様モデル「Sound Blaster X7 Limited Edition」(SB-X-7L)を6月下旬に発売する。直販限定で、価格はオープンプライス、直販価格は55,000円。
'14年発売のSound Blaster X7(直販46,000円)との違いは、3ピンタイプで高出力ACアダプタの採用によるスピーカー出力の強化や、ヘッドフォン出力インピーダンスの変更。さらに筐体カラーがブラックからパールホワイトになっている。
Sound Blaster X7 Limited Editionでは新たに144Wの高出力電源アダプターを採用。これによりスピーカー出力が従来モデルの最大76W(38W×2ch/4Ω接続時)から、最大100W(50W×2ch/4Ω接続時)に向上する。また、ヘッドフォン出力インピーダンスの最低インピーダンスは2.2Ωから1Ωに変わり、最大600Ωまでのヘッドフォンにも対応。感度の高い低インピーダンスのインイヤーモニター(IEM)などでさらに高品質なオーディオが楽しめるという。
なお、従来モデルのスピーカー出力を最大100Wに向上させる3ピンACアダプタ「Sound Blaster X7 Power Adapter Upgrade Kit」(AV-5WSS)も、6月下旬に発売される。直販価格は12,800円。
そのほかの主な仕様はSound Blaster X7と共通。DACは、TIバーブラウン「PCM1794」を採用し、ADCは「PCM4220」を搭載する。ニチコンのFine Goldコンデンサなど、音質を高めるためのハイグレードパーツも導入している。
オーディオプロセッサは、マルチコアの「SB-Axx1」を搭載。独自の「SBX Pro Studio」で圧縮音楽のダイナミックレンジの最適化などが行なえる。USB DACや光デジタル入力使用時は、オーディオプロセッサをバイパスするダイレクトモードにも対応。このほか、ドルビーデジタルデコーダも搭載しており、別途用意したアンプ内蔵の5.1chスピーカーへ出力することも可能。
入力端子は、USB、USBホスト、アナログライン入力(RCA)、マイク入力(ステレオミニ)、角型光デジタル入力を各1系統装備。出力は、標準ヘッドフォン×1、ステレオミニヘッドフォン×1、アナログライン(RCA)×1、ステレオミニのライン×2、スピーカー出力×1、角型光デジタル出力×1を搭載する。
マイクを内蔵し、ボイスチャットなどに対応。集音範囲の調節やノイズ低減が行なえ、ボイスチェンジャー機能も備える。パソコン接続時には、再生リダイレクト(ステレオミックス)機能もサポート。パソコンの音とX7の内蔵マイクの音をミックスして録音できる。
BluetoothはaptX/aptX Low Latency/AACの各コーデックに対応。NFCペアリングをサポートし、2台の同時接続も可能。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPのほか、SCMS-Tにも対応する。このほか、iOS/Android端末とUSB接続してオーディオ出力することもできる。専用アプリ「Sound Blaster X7 Control」で音質などのカスタマイズが行なえ、Windows/Mac用のコントロールソフトも用意されている。外形寸法は約130×150×147mmで、重量は約865g。
「Sound Blaster X7 Limited Edition」と「Sound Blaster X7 Power Adapter Upgrade Kit」の購入者を対象に、3ピンプラグをアース付き2ピンに変換するアダプタをプレゼントするキャンペーンを実施。詳細は公式サイトを参照のこと。