ニュース

Oracle、140万円のターンテーブル「Delphi MkVI Gen-2」

プラッターを2ピース構成に変更。アーム付きは185万円

 ユキムは、Oracle Audioのアナログターンテーブル「Delphi MkVI Gen-2」を8月3日に発売する。価格は、アームレスの本体が140万円。アームのORACLE-SME 345をセットアップしたバージョンが185万円。

Delphi MkVI Gen-2

 30年以上の歴史を持つDelphiシリーズの新モデルで、既存の「Delphi MkVI」の第2世代機。主な変更点として、プラッターをセンターハブとアウター・プラッターの2ピース構成とし、振動を効率的に分散。また、Delphiの弱点とされていた、ドライブベルトの装着が容易になったという。外観上の違いとして、サブシャーシの一部を鏡面仕上げとした。

プラッターはセンターハブとアウター・プラッターの2ピース構成

 オイル漏れなどを防ぎ、長期に渡り性能を維持できるように軸受けの設計を見直したほか、モータードライブのトルクが15%向上し、より安定したパワーを供給可能になった。電源部のターボ・パワー・サプライもMk2に進化。微小な振動やノイズ成分であるDCリップルを150mVから1mV以下まで削減したという。その他にも、サスペンション部の素材の形状などの改善を行なっている。

 外形寸法は、本体が483×368×165mm(幅×奥行き×高さ)、18kg、電源部が190×235×75mm(同)、2.2kg。オプションとして、ダストカバー(9万円)や、プリ・カット・アームベース(3万円)などを用意する。

(中林暁)