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ヤマハ、ハイレゾネットワーク再生も可能なプリメインアンプ「R-N602」。約6万円
(2015/10/6 13:00)
ヤマハは、ネットワークオーディオプレーヤー機能を内蔵した2chプリメインアンプ「R-N602」を10月下旬に発売する。価格は64,800円。カラーはシルバー。
定格出力70W×2ch(6Ω)、最大出力110W×2ch(6Ω)のプリメインアンプ。アンプとしての性能は「A-S501」(2014年)とほぼ同等で、シングルプッシュプル構成を採用。ToP-ART思想に基づく、ダイレクトな回路レイアウトや、ART-Base、専用設計のEIトランス、8,200μFのブロックケミコンなども採用している。
DACは、TI製で、DSDにも対応した「DSD1791」を採用。ネットワークオーディオプレーヤー機能も備えており、WAV/FLAC/AIFF/ALAC(Apple Lossless)に対応。DSDの再生も可能で、ギャップレス再生もサポートしている。PCMは192kHz/24bit、DSDは5.6MHzまでサポートする。
AirPlayやインターネットラジオ、radiko.jpの受信もサポート。さらに、新ネットワーク機能の「MusicCast」にも対応。専用のアプリ「MusicCast CONTROLLER」を利用し、スマートフォンやタブレットから対応するAV機器を制御したり、NAS内の音楽を選択し、AV機器から再生したり、インターネットラジオの選局が行なえる。
MusicCastの機能を使用してのネットワーク経由での音楽再生は、DLNAと似た機能で、ネットワーク経由でアプリからNASにアクセスし、保存された音楽を再生する事ができる。特徴としては、1つの端末から、複数の部屋にあるMusicCast対応機器に音楽を再生させたり、アプリを使い集中制御する事も可能。
MusicCast対応機器同士とも連携可能で、アナログ音声入力端子を備えたプレーヤー等をMusicCast対応製品に接続し、別のMusicCast対応製品から再生させる事もできる。
ネットワークオーディオの音質を左右するキーデバイスとして、高精度ロージッタークロックを内蔵した新世代ヤマハオリジナル・ネットワークモジュールを搭載。ネットワーク/USB/Bluetooth再生時のジッタノイズを大幅に低減している。
USB端子も前面に備えており、iPodなどのiOS機器を接続可能。Bluetooth受信もサポートし、プロファイルはA2DP/AVRCP、コーデックはSBC/AACをサポートする。FM/AMチューナも搭載する。
無線LANも内蔵。入力端子として光デジタル×2、同軸デジタル×2も備えており、192kHzまでのデータが入力できる。MMカートリッジ対応フォノ入力を含む計5系統のアナログ音声入力も装備。ヘッドフォン出力も搭載する。
消費電力は190W。外形寸法は435×392×151mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.8kg。