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ドコモ、Xperia XやGalaxy S7 edge、AQUOS ZETAなどスマホ夏モデル

 NTTドコモは、2016年夏の新モデルとしてスマートフォン5機種、タブレット1機種を発表した。「Xperia X Performance SO-04H」や「Galaxy S7 edge SC-02H」などで、5月19日より順次発売する。

Xperia X Performance SO-04H

Xperia X Performance SO-04H

 ソニーモバイルコミュニケーションズの新端末で、6月中旬発売。従来のXperia上位モデルは「Zシリーズ」として展開していたが、今後は「X」シリーズへと変わる。5型のTFT液晶、トリルミナスディスプレイ for Mobileを採用し、解像度は1,920×1,080ドット。CPUはQualcomm MSM8996で、2.2GHz+1.6GHzのクアッドコア。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB、200GBまでのカードに対応するmicroSDXCスロットも備えている。

 ディスプレイから背面にかけ、滑らかなラウンド形状を採用。前面やサイドフレーム、背面やカメラリグまで同じカラーリングで、統一感のあるデザインになっている。カラーはWhite、Graphite Black、Lime Gold、Rose Gold。

カラーはWhite、Graphite Black、Lime Gold、Rose Gold。カラーによって背面の仕上げは異なる

 メインカメラの画素数はZ5と同じ2,300万画素だが、起動から撮影までが約0.6秒と高速。撮影アプリのUIも刷新されている。さらに、デジタルカメラのαで培った動体検出エンジンを搭載。先読み機能を備えており、動きまわる子供などに追尾AFが合焦しやすいという。

ディスプレイがOFFの状態でシャッターボタンを長押しすると、すぐに撮影が可能。ディスプレイがONになると、既に撮影した静止画が表示されている
撮影モード切り替えが、上下のフリック操作(スマホを横にした際の上下)でできるようになった
Rose Goldモデル

 フロントカメラも大幅に強化。Z5は1/5型のExmor Rで500万画素だったが、X Performanceでは1,300万画素の1/3型、Exmor RSになった。焦点距離も35mm換算で25mm F2.4から22m F2.0に広角化され、複数人が集まってフロントカメラで自撮りをする際も、多くの人がフレームの中に収まりやすいようになっている。オートフォーカスもコントラストAFを新搭載。ISO感度も静止画で3,200から6,400に、動画も1,000から1,600に強化されている。

 音楽再生では、ハイレゾ再生もZシリーズと同様に可能。192kHz/24bitのWAVやFLACなどを再生可能で、Bluetooth接続時のコーデックはLDACにも対応。接続したヘッドフォンに再生音を最適化する機能も備えている。圧縮音楽をハイレゾ相当の音質に変換再生するDSEE HXも利用可能。対応するイヤフォンと組み合わせてデジタルノイズキャンセリング機能も利用できる。

 防水・防塵仕様。外形寸法は約144×71×8.6mm(縦×横×厚さ)で、重量は165g。Android 6.0を採用する。

Galaxy S7 edge SC-02H

 5.5型の有機EL(AMOLED)ディスプレイを搭載したサムスン電子製の端末。5月19日発売。ディスプレイ両端がカーブしたデュアルエッジスクリーンも採用し、従来モデルより表示スペースを拡大。よく使うアプリやお気に入りの連絡先などを配置できる。

Galaxy S7 edge SC-02H

 カメラはF1.7の明るいレンズに、大型ピクセルのセンサーを採用。薄暗い場所でも明るく撮影できるとする。ホームボタンの2度押しで、約0.7秒で高速起動、素早く撮影可能。

 ドコモ史上最大という、3,600mAhの大容量バッテリを搭載。通常の省電力モードに加え、「ウルトラ省電力モード」、「緊急時長持ちモード」も搭載。ゲーム中の省電力設定も可能。約110分でフル充電できる急速充電機能も備えている。

 防水・防塵仕様。外形寸法は約151×73×7.7mm(縦×横×厚さ)で、重量は158g。Android 6.0を採用する。

AQUOS ZETA SH-04H

 5.3型、フルHDディスプレイを備えたシャープ製の端末。120Hz駆動のハイスピードIGZO液晶を採用しており、スクロール時でも滑らかでくっきりした表示が可能。目が疲れにくいという。WebやSNSを自動でスクロールする「スクロールオート」機能も用意する。バックライトは高い色再現性を実現するS-PureLED。アルバムアプリでは超解像技術も使われている。

AQUOS ZETA SH-04H

 低消費電力なIGZOと、液晶画面の更新頻度をアプリによって変えることで電池消費を抑える液晶アイドリングストップ機能を組み合わせる事で、3日間以上の電池持ちを実現。電池残量20%からでも、1日持つ「長エネスイッチ」も備えている。

 メインカメラは約2,260万画素。F1.9のレンズと、光学式手ぶれ補正機能を備え、薄暗い室内でもクリアな撮影ができるという。約0.4秒のカメラ高速起動、ハイスピードAFなども特徴。4K動画の撮影もでき、そこから静止画を切り出す「あとからキャプチャー」も利用可能。

 撮影が困難だった花火が開く瞬間の一枚を自動で撮影する「花火モード」や、顔を認識し毛穴などを自動で修正できるインカメラなども備えている。

 本体をひねる操作でひとつ前に表示していたアプリに戻る「ツイストマジック」、本体を持つだけで画面がONになる「グリップマジック」と、側面にあるタップ式の指紋センサーを組み合わせ、持つだけで一気にロック解除が可能。

 人工知能(AI)「エモパー」は4.0に進化。歩数データや生活習慣時刻などから、ダイエットのアドバイスや応援メッセージを話しかけてくれるようになった。忘れがちなメモをタイミングよくお知らせしてくれるエモパーメモにも対応する。

 防水・防塵仕様。外形寸法は約149×73×7.6mm(縦×横×厚さ)で、重量は155g。Android 6.0を採用する。

その他

 「arrows SV F-03H」は6月下旬発売。5型、1,280×720ドットの液晶ディスプレイを搭載。カラーごとに質感の異なる背面パネルと、触り心地のよいアルミフレームを採用。鉱石をイメージした奥行感のあるカラーになっている。ラインナップはGold、Black、White。

 アンテナを内蔵しており、外付けアンテナを使わずにワンセグが楽しめる。防水・防塵に加え、米国国防総省調達基準14項目に準拠した耐久性も特徴。

arrows SV F-03H

 「Disney Mobile on docomo DM-02H」は7月上旬発売。5.2型、フルHDの液晶ディスプレイを搭載。背面にミッキーマウスとミニーマウスのラインアートを、着信時には光るハートが浮かび上がり、イルミネーションの世界を演出する。フロントには、スワロフスキー・クリスタルのストーンをあしらったミッキーアイコンを用意。エレクトリカルパレードを好きな角度から楽しめるライブ壁紙などもプリインストールしている。

Disney Mobile on docomo DM-02H

 さらにタブレットとして、「arrows Tab F-04H」も7月下旬に発売する。ドコモタブレットで初めて、grip edgeを搭載。手軽に立てかけられ、キッチンでのレシピチェックやお風呂でのテレビ視聴などに利用できる。ディスプレイは10.5型の有機ELで、解像度は2,560×1,600ドット。Android 6.0を採用する。

 タブレットでは世界で初めて、虹彩認証「Iris Passport」も用意。画面を見るだけでロックが解除できる。防水・防塵機能に加え、MIL規格14項目に準拠した高耐久設計。外形寸法は約175×266×6.8mm(縦×横×厚さ)で、重量は430g。

arrows Tab F-04H

(山崎健太郎)