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Kiwi Ears、独自開発の振動トランスデューサー搭載IEM「Etude」。18700円

Etude

ナイコムは、Kiwi Earsのイヤフォン2機種を6月20日より発売する。ラインナップと価格は、1DD+3BAに加えて独自のKVT(振動トランスデューサー)を搭載した「Etude」が18,700円、1DD+6BAの「Astral」が46,200円。

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ベリリウムコート振動板イナミックドライバー、カスタム設計のBAドライバーに加え、「Kiwi Vibration Transducer(KVT)」を搭載したIEM。

KVTは、独⾃開発による新しいタイプの振動トランスデューサー。従来の⾻伝導ドライバーとは異なり、Bluetoothスピーカーなどに搭載される⼩型振動ドライバーに類似した構造を採⽤。⾼張⼒スプリングシステムとN52ネオジムマグネットを組み合わせ、電流に応じて伝導板を物理的に振動させることで、中低域にリアルな触覚的要素を加えるという。この構造により、⽴体的で厚みのある⾳像と、⾝体で感じるような没⼊感を実現する。

低域用には、10mm径ベリリウムコート振動板ダイナミックドライバーを搭載。キックドラムの鋭いアタック感やベースギターの厚みある低⾳を⾼速かつ正確に再現。さらにKVTとの連携により、深みのある重低⾳と⽴体的な⾳場描写を両⽴する。

BAドライバーも同時のカスタム設計。中⾳域には⾼効率ミッドレンジドライバーを採⽤し、⼒強く歪みのない基本⾳を再⽣。ボーカルや楽器を⼒強く、明瞭に描き出すという。さらに、デュアル・ウルトラハイ・ツイーターが⾳楽の繊細な微細情報や空気感を鮮やかに表現。「帯域全体を通して、⾃然で⼀貫性のある⾳のつながりと、抜群の解像度を実現した」とのこと。

イヤフォン側端子は0.78mm 2ピン。付属ケーブルのプラグは3.5mm。

周波数特性は20Hz〜20kHz。感度は104dB/1mW(1kHz)。インピーダンスは10Ω@1kHz。重量は約25g。イヤーピース(3種9ペア)、イヤフォンケースなどが付属する。

Astral

Astral イエロー

独自開発の10mm径バイオセラミック・ダイナミックドライバーと6基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせることで、「卓越した⾳響バランスを実現した」というインイヤーモニター(IEM)。イエローとブルーの2色を用意する。

⾼解像度と優れた⾳響バランスを実現するため、すべての構成要素を明瞭さと精度に特化して最適化。妥協のない、正確さを基盤とした没⼊型のリスニング体験を提供するとしている。

ブルー

ダイナミックドライバーは、⼒強く深みのある低⾳を再⽣しながら、スムーズな低域の伸びも実現。300Hzで慎重にチューニングされたロールオフにより、中⾳域へと⾃然に繋がり、低域からボーカルにかけての⼀貫したダイナミックな表現を可能にした。

2基のデュアル中⾳域BAドライバーと1基のデュアル超⾼域ツイーターで低域⽤のサブウーファーを補完。中⾳域⽤のカスタムドライバーは2.8kHzにチューニングされており、⼈間の⾃然な聴覚特性や⽿介形状に合わせた再現性を実現するという。

さらに、改良型SWFKツイーターにより、⾼域は滑らかに伸び、均⼀かつ⾃然な⾼⾳域を提供としている。

⾳響チューニングは、9dBの⼒強いサブベースシェルフから始まり、完全にフラットな中⾳域へとシームレスに移⾏。さらに、きらびやかな⾼域ピークが空気感と⾳場の広がりを加える。300Hzでのシームレスなクロスオーバーと、15kHzまでの均⼀なロールオフにより、ニュートラルな中域と、広がりのあるクリアな⾼域を両⽴。「没⼊感に富んだ、洗練されたリスニング体験を提供する」とのこと。

着脱式モジュラーケーブルが付属。イヤフォン側端子は0.78mm 2ピン。ケーブルのプラグは3.5mm/4.4mmで差し替え可能。

周波数特性は20Hz〜22kHz。感度は105dB/1mW(1kHz)。インピーダンスは23Ω@1kHz。重量は約40g。イヤーピース(3ペア)、フィルターメッシュ(4枚)、イヤフォンケースなどが付属する。