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MOONDROPからイヤカフ型イヤフォン。カプセル型充電ケース
2025年8月1日 11:49
MOONDROPは、カプセル型の充電ケースを採用したイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤフォン「PILL-カプセル」を、8月1日に発売した。価格はオープン、市場想定価格は7,500円前後。
13mm径の円形低歪みダイナミックドライバーを搭載。一般的なオープン型イヤフォンで使われるドライバーより、歪みが少なく、よりリニアな再生を実現したという。
大型のリアチャンバー設計を採用することで低域も強化。一般的なスピーカーに近い「拡散音場」に対応するために、高効率ロングストローク設計も採用することで、「より豊かなレスポンスと自然な音像を実現する」とのこと。
特許取得済みの低域強化アルゴリズムも採用し、さらに低歪みで迫力ある低域を実現。音楽だけでなく、映画やゲームでも臨場感のあるサウンドが楽しめる。
チューニングには、デンマーク製の超広帯域ヘッド&トルソーシミュレーター「B&K 5128」を使うことで、より人間の耳に忠実な調整を実現した。
拡散音場特性に関する学術研究とリスニングテストを組み合わせた新たなチューニングターゲット「VDSF for OWS」を確立したといい、これにより空間の広がりを感じられる音質を実現したとのこと。
双極子音源の原理を応用した音響構造「ダイポール型指向性音伝送技術」により音漏れを大幅に抑制。耳の外周から15cmの距離で97%の漏れ音を低減するという。
通話性能では、イヤフォンのチップにNPU(ニューラルプロセッシングユニット)コアを内蔵することで、ディープラーニングを活用したAIノイズキャンセリングが利用可能。従来のアルゴリズムよりも、より効果的にノイズを除去しつつ、人の声の明瞭度を高めている。
イヤフォンの前後をつなぐ“Cブリッジ”部分には、形状記憶チタン合金製のワイヤーを使用。液体シリコン素材も採用することで、耐久性と肌触りの良さを両立した。
連続再生時間はイヤフォン単体で最大8時間、ケースで20時間分の充電が可能。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートするほか、2台の端末に同時接続するマルチポイント接続にも対応した。イヤフォンはIPX4の防水仕様。
アプリ「MOONDROP APP」からイコライザーを利用できる。ケースは透明なカプセル型で、ケースを押すとイヤフォンが吸い込まれ、回転後に元の位置にぴったりと戻るという。「まるで引力に引き寄せられるような動きが、機械的な美しさと未来的な感覚を融合させ、指先で感じる心地よい操作感と秩序を生み出す」とのこと。