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スカルキャンディー、2万以下でボーズサウンドの完全ワイヤレスイヤフォン

「Method 360 ANC」

Skullcandy Japanは、ボーズとパートナーシップを組んで開発した“SOUND BY BOSE”の完全ワイヤレスイヤフォン「Method 360 ANC」を、8月29日に発売する。価格は19,990円で、8月1日から予約を受付中。カラーはTrue Black、Bone White、Plasma Red、Primer Brown、Leopardの全5色。

「Method 360 ANC」のイヤフォン(True Black)

米国の調査で行なわれた調査によれば、ボーズのブランド認知度は35~49歳で80%、25~34歳で65%、18~24歳で40%と比較的高いものの、ブランドを知っている人の製品所有率は35~49歳で33%、25~34歳で41%、18~24歳で63%とやや低く、100ドル以下の製品があれば購入を検討する割合は35~49歳で82%、25~34歳で91%、18~24歳で86%と高い結果だったという。

こうした調査結果も踏まえ、米国で99.99ドル以下のエントリー価格帯で全米シェアNo.1だというスカルキャンディーとボーズがコラボレーションして登場するのが、Method 360 ANCとなる。なお、ボーズとの協力は「単なるライセンス契約ではない、真の協力体制」だという。

カラーは全5色展開

“すべての人に極上サウンド”を謳うモデル。BOSEとタッグを組んでサウンドを作り上げたといい、クラス最高レベルの音質と豊かなダイナミックレンジを実現した。ドライバー口径は12mm。

ボーズチューニングのドライバーに合わせて、アクティブノイズキャンセリング(ANC)も最適化。高性能な4マイクをイヤフォン内外に当足し、広範囲のノイズを打ち消すことで、屋内外を問わず、どんなシーンでも最適に利用できるという。外部音取り込み機能も備えた。

ANCと外部音取り込み機能は、専用アプリ「Skull-iQ」から強度を調整可能。周囲の騒音環境に合わせて最適な設定ができる。

Bluetooth 5.3に準拠するほか、最新のLE Audioにも対応。対応端末を組み合わせれば、低消費電力でより安定した接続と遅延の少ない快適なリスニングが楽しめる。Auracastも利用できる。

そのほか、装着検知機能やマルチポイント接続、Google Fast Pair、動画視聴やゲームに便利な低遅延モードなども備える。

バッテリー駆動時間は、ANC ON時でイヤフォン単体9時間、ケース併用で32時間。ANC OFF時はイヤフォン単体11時間、ケース併用で40時間。10分の充電で約2時間使える急速充電にも対応した。

充電ケース
ケースはスライド式
付属のカラビナクリップでベルトループなどに引っ掛けられる

ケースは縦長のスライド式。カラビナクリップが付属しており、ベルトやカバンなどに引っ掛けて持ち運ぶことができる。

専用アプリでは、3種類のプリセットイコライザーと、5バンドのカスタムイコライザーを利用できるほか、ボタン操作のカスタムなどができる。

実機を聴いてきた

発売前に短時間ながら実機を試聴した。ケースは一般的な完全ワイヤレスイヤフォンと比べると大きめだが、ずっしりと重いわけでないので、付属のカラビナクリップを活用すれば持ち運びはしやすい。

カラビナクリップを手前にした状態でイヤフォンが出し入れしやすいようにデザインされている

ちなみに、ケースはベルトループなどに引っ掛けた状態で、イヤフォンが出し入れしやすいようにデザインされているため、一般的な完全ワイヤレスと同じような感覚で出し入れしようとすると少し戸惑うかもしれない。

イヤフォン

イヤフォン自体も比較的大きめなものの、耳穴への収まりは良い。製品にはBOSEのライセンス技術を活用した3サイズのフィットフィンとイヤーピースが付属するので、自分の耳に合わせたフィッティングが可能だ。

肝心のサウンドは、“SOUND BY BOSE”らしく迫力ある低音と、クリアなボーカルが楽しめる。またアプリのイコライザから「低音ブースト」をONにすると、イヤフォンが震えているのではないかと思うほどのズシン!と沈み込む低音を味わえる。タイトさはやや失われるものの、楽曲によって使い分ければ音楽をより堪能できるはずだ。

また静かな室内での試聴だったが、ANCのパフォーマンスも高い印象で、エアコンや空気清浄機などの動作音はまったく聞こえなくなる。電車などでも比較的快適に音楽を楽しめそうな印象だった。