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WiiM、最上位ストリーミングアンプ「WiiM Amp Ultra」。ES9039Q2M搭載、ルーム補正も
2025年9月26日 10:00
エミライは、WiiMのシリーズ最上位グレードのストリーミングアンプ「WiiM Amp Ultra」を10月3日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は89,760円前後。カラーはSpace GrayとSilver。HDMI ARCにも対応する。
中央にロゴを配した天面はサテン仕上げ。流暢なカーブを描く側面には光沢仕上げを施したアルミニウム一体型コンパクトボディ。3.5型フルカラーのガラスタッチスクリーンを備えたストリーマーで、スピーカーを駆動できるアンプも内蔵。スピーカーを別途接続するだけで、音楽配信を高音質で楽しめる。
DACにはESS SABRE「ES9039Q2M」を採用。アンプチップにはTI製「TPA3255」をデュアルで搭載。オペアンプには6基の同社製「OPA1612」を採用している。
テストトーンを使ったルーム補正機能「RoomFit」も搭載。iPhoneなどのスマートデバイスに内蔵されたマイクを使い、設置した環境に合わせた本格的なルームチューニングが手軽にできる。
各種音楽ストリーミングサービスや、ユーザーが持つ音楽ファイルを192kHz/24bitまでの高音質で再生。ギャップレス再生にも対応。イコライザー設定もでき、24種類のプリセットEQプロファイル、入力ごとに設定可能な10バンドグラフィックEQとパラメトリックEQを用意する。
部屋の形状を分析して、スピーカーとサブウーファーのトーンバランスを調整するルーム補正機能も搭載する。
高出力・低歪みの安定したパワーアンプ部は、200W/4Ω(100W/8Ω)の高出力クラスDアンプを内蔵。低歪みも実現した。
最先端のポストフィルターフィードバック(PFFB)技術を搭載。歪みを最小限に抑え、明瞭さを高め、スピーカー負荷にかかわらず安定した音質を実現する。
従来のアンプがスピーカーによる性能変動に影響されるのに対し、PFFBはアンプを継続的にモニターし、リアルタイムで補正。負荷に関係なく安定したクリーンなサウンドを再生するという。
高出力のアンプは熱を発生させるが、WiiM Amp Ultraは高度な熱管理機構で常に冷却を維持。銅製ヒートパイプや、大型アルミヒートシンク、高精度PID制御などを組み合わせた。
デュアルバンドWi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)と、Bluetooth 5.3を搭載。デュアルアンテナを内蔵し、安定したワイヤレスオーディオストリーミングが可能。LAN端子も備えている。
HDMI ARC端子にテレビ等の映像機器を接続すれば、映画やゲームといった映像作品を、豊かなステレオサウンドで再生可能。Dolby Digitalにも対応しており、没入感あるホームシアターオーディオを再生できる。
RCAのサブウーファー出力にパワードサブウーファーを追加する事も可能。WiiM Homeアプリ上でクロスオーバー周波数やゲインを調整できる。
WiiM Homeアプリでは、Alexa、Google Assistant経由でのシームレスなコントロール、マルチルーム同期、スマートホーム統合などが可能。音楽ストリーミングサービスも、サービスの切り替えをしなくてもSpotify、Amazon Music、TIDAL、Qobuz、Deezer、Pandora、iHeartRadio、TuneInなどに、シームレスでアクセスできる。
複数のWiiM機器を家中の各部屋に配置して、同一もしくは異なる音源を再生する「マルチルーム再生」もサポート。
3.5型のタッチスクリーンには、大きなアルバムアート表示やVUメーター、再生情報に加え、入出力の切り替えや各種設定メニューを表示できる。
アルミニウムボディの新型リモコン「WiiM Voice Remote 2」が付属。 プッシュトゥトーク音声コマンドに加えて、スマートプリセットと専用再生ボタンを備える。
入力端子は、光デジタル、アナログRCAに加え、HDMI ARCも搭載する。外形寸法は200×211×76.2mm(ロータリーノブ含む)、重量は2.45kg。