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U-NEXT、会員数が「日本企業初」500万人突破。Paravi統合が追い風
2025年11月26日 16:59
U-NEXTは11月26日、2025年11月時点での有料会員数が500万人を突破したと発表した。500万人突破は「エンターテイメントとスポーツの両輪をフルスケールで実現する唯一のプラットフォームとして、月額550円を超えるプレミアム有料型放送・配信サービスにおいて、日本企業初」だという。
U-NEXTは、2007年6月に「GyaO NEXT」としてスタートし、2009年に名称を変更。2023年5月31日時点で有料会員数が300万人に到達すると、同年7月1日には「Paravi」とサービスを統合、同年9月30日には有料会員数が400万人を突破していた。
同社は、会員数増加に寄与した主要戦略を以下のように紹介。今後も「お客さまのニーズに沿った日本発のサービスとして、また、日本のコンテンツメディア業界の健全な発展のために、次のステージとなる1000万会員を目指してまいります。さらなるコンテンツの強化、サービスの充実、ならびに様々なパートナーとの連携に、ぜひご期待ください」としている。
主要なコンテンツ・サービス戦略
見放題作品数No.1、ジャンルごとのNo.1戦略
・映画、アニメを中心に、国内外の最新ヒット作品から優良ライブラリ作品までを網羅。コアなファンからも信頼を得られる幅広いラインナップを実現
・各局・スタジオとのパートナーシップを生かし、国内ドラマ(TBS・テレビ東京)、欧米ドラマ(HBO Max、CBS Paramountほか)、韓国・アジアドラマ(CJ ENM、KBS、MBCほか)の最新作を本国と同時に独占的に配信
ライブエンターテイメントの拡充
欧州サッカー(プレミアリーグ、ラリーガほか)、ゴルフ(PGAツアー、JLPGAツアーほか。来季からLPGAツアーも開始)、格闘技(UFC、ONE、RIZINほか)を中心に、年間2,800試合以上を配信。また、音楽ライブも大型アーティストライブを中心に、年間400本以上を配信と、圧倒的な熱量を生み出すライブエンターテイメントを強化
ビデオ、ブック、音楽のオールインワン・エンターテイメント
電子書籍124万冊以上を配信。電子書籍売上は右肩上がりに推移しており、特に映像とのメディアミックス作品が好調。また、音楽ライブやミュージックビデオなど、音楽も含めたオールインワン・エンターテイメントを実現。2026年8月期には、音楽ストリーミングサービスも提供開始予定
ポイントを活用したオプションプランの拡充
「NHKまるごと見放題パック」「サッカーパック」「ワールドゴルフパック(2025年12月開始予定)」など、ポイントを活用できるオプションプランを拡充。これまでU-NEXTポイントの利用用途は、映像作品のレンタルや電子書籍の購入、映画チケット交換が主流だったが、ポイントの活用先が多様化しユーザー満足度が向上。さらに11月18日からは、お得なモバイルsetプラン「U-NEXT MOBILE」を提供開始。さらにポイントの利用率が高まると期待
主要なアライアンス戦略
映画チケット連携や映画祭連携による映画業界とのシナジー
すべてのシネコンチェーンとの映画チケット連携が進み、現在では全国の約3,000のスクリーンで毎日U-NEXTプロモーションが展開され、330以上のシネコンにて、U-NEXTポイントが映画チケットに交換可能に。また、首都圏だけではなく、「山形国際ムービーフェスティバル」「カナザワ映画祭」といった地方映画祭との連携も続けており、全国的な映画産業の活性化にも寄与している
TBS、テレビ東京との協業
Paravi統合を機に各局の最新ドラマ、バラエティを独占的に配信可能になったほか、地上波放送における番組内告知により、サービス認知度が飛躍的に向上。また「バレーボールネーションズリーグ」「マスターズ・トーナメント」や「世界卓球」といった国際的なスポーツ大会をテレビ放送と連動してライブ配信
楽天モバイルとの「Rakuten最強U-NEXT」の立ち上げ
10月1日より、楽天モバイル株式会社とともに、ギガ無制限でU-NEXTを見放題で楽しめる「Rakuten最強U-NEXT」を提供開始。モバイルとスマホ代がセットでお得な「モバイルsetプラン」の1つとして相互送客を実現
HBO Maxとの提携
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの主力動画サービス「HBO Max」が日本ではU-NEXT内に登場。最新ドラマを日本においては独占で、本国と同時に配信。さらに、ワーナー映画をいち早く独占見放題で提供。同時に、日本コンテンツ(ドラマ・映画)をHBO Maxを通じてグローバルに配信することも決定。第1弾は2025年10月より、TBS、テレビ東京のドラマ作品を中心にスタート。HBO MaxとU-NEXTによるマーケティング施策により、世界各国で初週からチャートインを記録

