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MAGNETARから、ハイエンド・ユニバーサルトランスポート「ULTIMA」。電源部分が別筐体
2026年6月19日 21:10
「OTOTEN2026」が6月19日に東京国際フォーラムで開幕。会期は21日まで。入場は無料(来場事前登録必要)。ここでは、エミライブースに参考展示されていたMAGNETARのハイエンド・ユニバーサルトランスポート「ULTIMA」をレポートする。
MAGNETARは、2024年ユニバーサルプレーヤー「UDP900」、「UDP800」を発売。2005年には、オーディオ回路などを見直して性能を向上させた「UDP900 MKII」、「UDP800 MKII」も発売している。
同ブランドは、ディスクプレーヤーから撤退するメーカーが続く昨今において、4K Ultra HD Blu-rayやBD、SACDなどの光ディスクライブラリーを、高画質・高音質で楽しみたいAVファンから支持されている。
そんなMAGNETARが、超ハイエンドかつ、ユニバーサルプレーヤーのトランスポートとして開発しているのが「ULTIMA」。日本での発売時期や価格は未定。現在開発中で、今年の秋頃に完成する予定、価格は1万ドル以上になる見込みだ。
MAGNETARの事業部長であるShawn Xue氏に話を聞きながら、このULTIMAの特徴に迫った。
トランスポート部分と電源部分が別筐体
最大の特徴は、トランスポート部分と電源部分が別筐体になっている事。単に別筐体になっているだけでなく、内部にBYD製のバッテリーを2セル内蔵し、バッテリー駆動するシステムになっている。
使用する際は、電源部分の筐体に、AC電源ケーブルを接続。すると、DC変換しつつ、内部にある2つのセルの内、1つを充電する。そして、充電していないもう1つのセルから、トランスポートへとクリーンな電源を供給する。
ディスクを再生し、給電していたセルのバッテリーが無くなると、内部のスイッチで、充電していたセルに切り替わり、今度は、空になったセルの充電がスタートする。これにより、トランスポートは常にACに対してはフローティングされた状態になり、バッテリーからのクリーンな電源で動作するようになっている。
別筐体としたことで、ノイズ対策と同時に、電源部分の放熱対策もしやすくなったそうだ。
超高精度なクロックを搭載
搭載するクロックにもこだわり、軍事用としても使われているという非常に高精度なクロックジェネレーターを搭載。UDP900 MKIIやUDP800 MKIIと比べても、10倍ほどの精度があるというもので、ジッターを極限まで抑えているそうだ。
HDMI出力は、映像用と音声用を個別に各1系統用意し、映像と音声を分離して出力可能。このHDMI回路まわりには、ローノイズなLDO(リニアレギュレータ)も投入し、映像・音声を劣化させるジッターを抑えている。
なお、トランスポート部分のピックアップメカやローダーなどはパナソニック製のものを採用しているそうだ。
前述の通り、光ディスクプレーヤーに関しては、パーツ不足などを理由に撤退するメーカーも相次いでいるが、その点をShawn氏に聞いてみると、「ピックアップなどの重要なパーツは既に沢山在庫を確保しており、MAGNETARブランドの製品で使った場合、20年くらいは持つ量は確保しています」と笑う。
MAGNETARは、Magnetar Technology Shenzhenという、グループ全体として20年以上ハイエンドオーディオやビデオ製品の研究開発・OEMを手掛けてきた企業が、2021年に中国・深圳で設立した自社ブランドであり、主力事業としては、MAXMADE AUTO名義で車載機器のOEM事業を、MAXMADE名義でDVDプレーヤーのOEM事業なども手掛けており、そうした強みが、豊富な在庫にも反映されているようだ。
Shawn氏は、ULTIMAも含め、今後もオーディオ・ビジュアルファンに向けて、ハイクオリティなユニバーサルプレーヤーを開発していく予定であり、「“世界初のDVDプレーヤー”を作ることはできませんでしたが、“最後のユニバーサルプレーヤー”を作るのは、我々MAGNETARでありたいと思っています」と語った。




