iPod初の販売減も、iPhoneは前年比大幅増に

-米Appleが'09年第3四半期決算を発表


7月21日発表(現地時間)


 米Appleは21日(現地時間)、2009年度第3四半期(4~6月)決算を発表した。売上高は前年同期比で8億8,000万ドル増の83億4,000万ドル、純利益は2億2,700万ドル増の12億3,000万ドルとなった。希薄化後の1株当たり利益は1.19ドル。売上総利益率は前年同期から1.5ポイント増の36.3%。米国市場以外の売上比率は44%。

 製品別の販売台数については、iPhoneは3GSの発売開始により前年同期比626%増の520万台と大幅に増加、Macintoshも同4%増の260万台となった。一方で新製品投入の無かったiPodについては1,020万台と前年同期比7%減となり、四半期ごとのiPod販売台数公表以来初の減少となっている。

 スティーブ・ジョブズCEOは「私たちはかつてない革新的な製品を作っており、お客様の反応も上々だ。当四半期中に520万台以上のiPhoneを販売したことをとても嬉しく思います。App Storeからのアプリケーションのダウンロード件数も、開始から1年で15億件を超えた」とコメント。また、CFOのピーター・オッペンハイマー氏も「ホリデーシーズンを含まない四半期として過去最高の売上高と利益」と報告している。


(2009年 7月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]