ヤマハ、iPod楽曲をリモコン感覚で出力可能なコンポ
-専用トランスミッタで非圧縮デジタル伝送。4万円
MCR-140(W) |
ヤマハ株式会社は、iPod対応のマイクロコンポ「MCR-140」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。ボディカラーはダークグレー(HD)とホワイト(W)の2色を用意する。
最大出力15W×2chのオーディオシステムで、CDプレーヤー部やUSBメモリなどが接続可能なUSB端子を装備するほか、iPod用の専用トランスミッタを同梱。iPodをリモコンとして利用しながらiPod内の音楽をMCR-140に伝送できる。
トランスミッタはサウンドプロジェクタ「YSP-4100」と同時発表の「YIT-W10(実売価格13,000円前後)」と同じものが付属。iPodをトランスミッタに装着し、iPod内の楽曲を選曲してMCR-140にデジタル伝送できる。伝送技術には2.4GHz帯を使った「AirWired(エアワイヤード)」を採用し、非圧縮で楽曲を送信できる。伝送距離は約10m。遅延時間は約12ms。
専用のトランスミッタが付属(iPodは別売) |
電源ON/OFFやボリューム調整などもiPodから行なえ、電源はiPodから供給する。またドッキング可能な端子をMCR-140の上部に装備しており、トランスミッタを装着したままで、MCR-140からiPodの充電が行なえる。iPodは別売で、第5世代iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touchに対応する。
CDプレーヤー部は、音楽CDのほかMP3やWMAを記録したCD-R/RWの再生にも対応。前面にUSB端子を装備しており、USBストレージクラス対応のオーディオプレーヤーやUSBメモリ内のMP3、WMA楽曲再生も可能となっている。ステレオミニの音声入力も装備し、iPod以外のオーディオプレーヤーとも接続可能。FMチューナも装備する。
スピーカー部とメインユニットは分離可能で、アンプ部最大出力は15W×2ch。アンプ部の消費電力は25Wで、待機時1W。外形寸法は180×309×120mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.6kg。
スピーカーキャビネットには、独自の「Advanced YST Technology」を搭載し、豊かな重低音を実現したという。ユニットは10cm径のフルレンジで、再生周波数帯域は50Hz~18kHz。外形寸法は122×287×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg(1台)。リモコンやトランスミッタ、FM簡易アンテナ、スピーカーケーブルなどが付属する。トランスミッタの外形寸法は45.26×93.7×25.38mm(幅×奥行き×高さ)。
(2009年 10月 8日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]