三菱、500GB HDDとBD両搭載の液晶TV「REAL」4機種

-26~46型。レコーダ内蔵ながらスッキリデザイン


BHRシリーズ4機種が発表された

7月2日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 三菱電機は、液晶テレビ「REAL」の新モデルとして、500GBのHDDと記録型のBlu-rayドライブの両方を搭載した「BHR」シリーズ4機種を7月2日より順次発売する。サイズは26~46型まで。価格はいずれもオープンプライス。

サイズモデル名パネル解像度特徴発売日店頭予想価格
46型LCD-46BHR4001,920×1,080ドットLEDバックライト
(エッジライト型)
グレアパネル
500GB HDD
記録型BDドライブ
7月2日35万円前後
40型LCD-40BHR40025万円前後
32型LCD-32BHR4001,366×768ドットCCFLバックライト
ノングレアパネル
500GB HDD
記録型BDドライブ
7月29日17万円前後
26型LCD-26BHR40014万円前後

サイズは26/32/40/46型
 BD+HDDレコーダを内蔵したBHRシリーズの2代目モデル。2009年10月に発売したBHR300シリーズと比べ、画面サイズのバリエーションを拡充。26/32/40/46型をラインナップするほか、内蔵HDDも320GBから500GBに強化された。

 画質面では、フルHD解像度の40/46型では、バックライトにLEDエッジライトを採用した「DIAMOND Panel」とし、黒が締まる高画質を実現。加えて、毎秒120枚表示の倍速駆動「倍速ピクチャー」機能も採用した。

 さらに「なめらかピクチャー」機能も備え、1秒あたり24枚の映画フィルムソースの場合、それを自動検出して120枚に再構成し、フィルムの動きを再現する「フィルムモード」か、なめらかな動きに補正する「なめらかモード」が選択できる。パネル表面は40/46型がグレア、26/32型がノングレア。26/32型はCCFLバックライトとなる。


LEDバックライトを採用した46型を横から見たところこちらはCCFLバックライトの26型。ディスプレイ部分の厚さが異なる


 4機種共通の特徴として、500GBのHDDレコーダとBDレコーダ機能を搭載。内蔵HDDにはDRモードに加え、MPEG-4 AVC/H.264での録画モードも用意。AVC記録モードはAF/AN/AE(8倍)と、SD解像度でMPEG-2のXP/SP/LP/EP(8時間モード)。録画番組のBD書き出しや、BD-R/REへの直接録画も可能。AVCRECにも対応し、DVDへのフルHD録画も行なえる。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナと、地上アナログを装備。デジタル放送の2番組同時録画が可能。

 録画番組の番組部分、またはCM部分だけを自動再生する「オートカットi」や、スポーツ番組や音楽番組の見所だけを自動で再生する「見どころ再生」、シーン検索再生などの機能も利用できる。

LCD-46BHR400LCD-40BHR400
LCD-26BHR400LCD-32BHR400

 さらに、テレビやDVDソフトなど、コンテンツ全体の音量感を一定の範囲内に自動調整する「おすすめ音量」、録画・再生履歴からユーザーの好みを解析して行なう「おすすめ自動録画」機能なども備えている。

 従来モデルはスタンド部分にBDドライブを内蔵しており、その部分が膨らんだようなデザインになっていたが、新モデルではディスプレイの下部中央にBDドライブのトレイを融合。背面に回ると膨らみがあるものの、正面から見た限りではBDドライブを内蔵していないようにも見える、スッキリしたデザインが特徴となっている。

BD/DVDドライブのトレイを正面から見たところディスクトレイを出したところ背面にまわると、ドライブの出っ張りが見える

 付属のリモコンは、よく使うボタンだけを表面にわかりやすく配置し、使用頻度の少ないボタンを上部と下部のフラップ内に配置した2層構造。リモコンでテレビの向きを変えられる「オートターン」も利用でき、40/46型は左右約20度、26/32型は左右約30度ずつ調整できる。

 消費電力をセーブする「ECO画質モード」や、無信号/無操作時の電源オートオフ機能、明るさセンサーで部屋が真っ暗になると電源をオートオフする機能なども装備。概算消費電力や省エネ度を一目で確認できる「ECOメーター」や、省エネ設定時/非設定時の電気代の違いやCO2排出量の違いを表示する「ECOモニター」も備えている。4機種とも消費電力や年間消費電力量は未定。

 Ethernetも装備。デジタルテレビ用のポータルサービス「アクトビラ」に対応しており、ビデオ配信の「アクトビラ ビデオ・フル」に加え、コンテンツをHDDにダウンロード/BDにダビングも可能な「アクトビラ ビデオ・フル ダウンロード」にも対応。コンテンツをBD/DVDにダビングできる「アクトビラ ビデオ・ダウンロードセル」にも対応する。

 USB端子やSDカードスロットも装備。AVCHDビデオカメラを接続し、HDDに取り込むことでAVCHD再生やBD/DVDへのダビングも可能。i.LINK(TS)端子も備えており、i.LINK搭載CATV用STBからの録画も行なえる。

 入力端子はHDMI×3、S映像×2、コンポジット×3、アナログ音声×3。アナログ音声出力や光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力も各1系統装備する。スピーカーは10W×2ch。4機種とも外形寸法や重量は未定。

46型の側面端子部付属のリモコン


(2010年 5月 31日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]