任天堂、裸眼3D対応「ニンテンドー3DS」をE3で初披露

-3.53型3D液晶を搭載。3D深度調整やカメラも


6月15日(現地時間)発表


 任天堂は、裸眼で3D映像が楽しめる新ポータブルゲーム機「ニンテンドー3DS」(ニンテンドースリーディーエス)を6月15日より米国で開催されている世界最大のビデオゲーム展示会「E3 2010」で初披露した。

 ニンテンドー3DSは、3月に2011年3月期中(2011年3月末まで)に発売することを予告。今回のE3で初披露され、実機デモが行なわれたほか、2つの液晶を搭載し、上画面に3.53型/800×240ドットのワイド3D液晶を、下画面に3.02型/320×240ドットのタッチ液晶を採用することなどを紹介した。なお、発売予定は2011年3月期中のままで、「発売日と価格に関しましては、販売各地域にて後日お知らせする」としている。

3色のカラーバリエーションを用意

 外形寸法は134.0×74.0×21mm(幅×奥行き×厚み)、重量約230g。ニンテンドーDSi(137.0×74.9×18.9mm/約214g)と比べると、横幅と奥行きが小さくなり、厚みが2.1mm増えているほか、16g重くなっている。

 内側に1つ、外側に2つのカメラを装備し、外側のカメラでは3Dの写真撮影にも対応する。解像度はいずれも640×480ドット。従来のタッチスクリーンやマイク入力に加え、アナログ入力可能なスライドパッドや、モーションセンサー、ジャイロセンサー、カメラによる画像認識などを新搭載し、「これまでになかった新鮮な操作感覚を実現する」という。

 本体には、3D表示の深度を調整できる「3Dボリューム」やHomeボタンも装備。無線LAN機能やステレオスピーカーも搭載。通信機能は、スリープ中に他のニンテンドー3DSやWi-Fiアクセスポイントと自動的に通信し、同時に複数のゲームの「すれちがい通信」を可能にするなどの機能強化を図っている。

 リチウムイオンバッテリーを採用。ゲームカードはニンテンドー3DS専用で、サイズはDSカードと同等。容量は発売時点では最大2GBとなる。SDカードスロットも装備する。


(2010年 6月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]