ソニー、iPod/iPhone用スピーカーを日本国内でも発売
-タンブラー型や小型ドックスピーカーなど3製品
ソニーは、iPod/iPhone対応のスピーカーを日本国内市場向けにも展開する。
タンブラー型で、家庭内だけでなく車内でも利用できる「SOUND MUG」のiPod/iPhone版「SRS-V500IP」と、コンパクトデザインの「SRS-GCS10IP」、ピアノ仕上げの「SRS-GU10IP」の3製品を7月21日に発売。ソニースタイルでは先行予約を開始している。
SRS-GCS10IP |
価格はオープンプライスで、ソニースタイル価格は「SRS-V500IP」が19,800円、「SRS-GCS10IP」と「SRS-GU10IP」が14,800円。
ソニーは、海外市場ではドックスピーカーなどiPod/iPhone対応製品を多く展開している。しかし、ウォークマンのシェアの高い国内市場においては、これまでiPod/iPhone対応製品はほとんど投入しておらず、「iPod/iPhoneに直接接続するスピーカーの国内発売は、今回の3製品が初(ソニー広報)」としている。
いずれの製品もDock接続のiPhoneとiPodに対応し、アップルの「Made for iPod」、「Made for iPhone」ロゴを取得している。ソニーでは、iPod/iPhone対応スピーカーの発売について、「昨年秋から今年の春に発売したウォークマン用のドックスピーカーが好評で、シェア1位も獲得した。その中で、『ウォークマン以外の製品にも対応したドックスピーカーが欲しい』という声が、ユーザーからも店舗からも多く挙がっており、今回の製品発売に至った」とする。
■ SRS-V500IP
5月に発売したウォークマン対応の「SOUND MUG(RDP-NWV500)」のiPod/iPhone対応版となる製品。カラーはピンク(P)、オレンジ(D)、ブラック(B)の3色を用意する。
SRS-V500IP/P | SRS-V500IP/D | SRS-V500IP/B |
タンブラーのようなデザインの縦型アクティブスピーカーと、それをホールドし、iPod/iPhoneを接続できるホームステーションで構成するシステム。屋内ではiPod/iPhoneの再生音を出力する無指向性アクティブスピーカーとして動作。車に乗る際は、ホームステーションからスピーカーとiPod/iPhoneを取り外して持ち込み、スピーカーをカップホルダなどに入れて固定することで車載システムとしても利用できる。
スピーカーは2ウェイで、筐体上部に搭載。向かい合う形で20mmのツイータと56mmのウーファを配置しており、その間に円盤型のディフューザーを配置した「Circle Sound Stage」を採用。音を360度に拡散する無指向性オーディオシステムとし利用できる。
内蔵アンプはデジタルアンプで出力は総合16W。外形寸法は、85×85×216mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約540g。iPod接続ケーブルや、iPhone用アダプタ、リモコン、ACアダプタ、シガー電源ケーブルなどが付属する。
■ SRS-GCS10IP
4月に発売開始したウォークマン用スピーカー「RDP-NW1」をiPod/iPhone版とした製品。カラーはブラック(B)とホワイト(W)の2色を用意する。
SRS-GCS10IP/B | SRS-GCS10IP/W |
5cm径のフルレンジステレオスピーカーを内蔵し、前面にiPod/iPhoneを設置して、再生音をスピーカーから出力できる。同時にiPod/iPhoneの充電も可能となっている。エンクロージャはバスレフで、アンプの最大出力は3.5W×2ch。FM/AMチューナも備えており、FM10局、AM5局のプリセットが可能。目覚ましアラームやスリープタイマーも備えている。
ステレオミニの外部入力も備え、iPod/iPhone以外の機器とも接続可能。外形寸法は290.5×139.5×152mm(幅×奥行×高さ)。重量は約2.0kg。
■ SRS-GU10IP
SRS-GU10IP |
ウォークマン用ドックスピーカー「SRS-NWGU50」をiPod/iPhone対応にリニューアルした製品。
ワンボックス型のエンクロジャーに、フルレンジのステレオユニットを内蔵。キャビネットは木製でピアノブラック塗装仕上げを施している。総合出力は10W×2ch。iPod/iPhoneの充電にも対応する。ステレオミニの外部入力も装備している。
BASS BOOST機能も搭載。消費電力は10W。電源はACアダプタ。外形寸法は約320×194×154mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.1kg。リモコンが付属する。
(2010年 7月 7日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]