エソテリック、マホガニー材採用「Autograph mini(MH)」

-TANNOY小型スピーカーに新色。100ペア限定


Autograph mini(MH)

 エソテリックは、TANNOYブランドの小型スピーカー「Autograph mini(オートグラフ ミニ)」にマホガニーの突き板仕上げの新モデル「Autograph mini(MH)」を追加。100ペア限定で9月下旬より発売する。価格は315,000円(ペア)。

 Autograph miniは、‘54年に発売された、同社を代表するスピーカー「Autograph」のデザインコンセプトを受け継ぎながら、最新の技術を投入したという小型ブックシェルフスピーカー。従来はバーチ(樺)とチークのキャビネットとなっていたが、今回オリジナルAutographでも用意されているマホガニー仕上げを追加。「トラッドなインテリアや家具とも調和する」という。

 仕上げ以外の主な仕様は既発売のAutograph miniと共通。TANNOYで最も小型という同軸2ウェイユニットを1基搭載し、ウーファ部の口径は100mm径となっている。

 ウーファ部にはマルチファイバー・ペーパーコーンを採用。レスポンスの良い低音を再生するという。ツイータは54kHzまでの再生が可能なドーム型チタニウムダイアフラム/ネオジウムマグネットを採用。また、振動板から放出される音は、独自のテクノ・ウェーブガイドを通ることで正確な球面波となり、滑らかな高域再生と豊かな音場空間を実現するとしている。

 エンクロージャはバーチ(樺)の高密度積層合板とマホガニーを採用。マホガニーの無垢材の突き板で仕上げられており、不要な振動や共振を押さえパワフルな低音再生が可能という。ウーファのワイヤリングにはオランダVan Den Hul製のシルバーコーティング線材を、ツイータには4Nのシルバー単線を使用。クロスオーバーネットワークには低損失インダクタや振動を排除する防振コンデンサなどを採用している。

 能率は88dB。入力インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は68Hz~54kHz。クロスオーバー周波数は2.3kHz。外形寸法は210×130×345mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.0kg。


(2010年 9月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]