マクセル、PC再生/動画変換ソフト付の500GB iVDR

-PC内動画をiVDR介してTV再生。PCアダプタ同梱


M-VDRS500G.PLUS.ADP。左が500GBのiV、右がアイ・オー・データのPCアダプタ「RHDM-US/EX」

 日立マクセルは、iVDR-Sカートリッジ「iV」(アイヴィ)の500GBモデルに、PC接続用アダプタ、録画番組をPCで再生するソフト、PCの動画をiVに変換・保存するソフトをセットにした「M-VDRS500G.PLUS.ADP」を11月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭想定売価は18,000円前後の見込み。

 日立の薄型テレビWoooのほか、マクセルの「VDR-R1000」や三洋電機のiVDRレコーダでのデジタル放送録画に対応したiVDR-Sカートリッジ。iVポケット搭載機器に装着し、デジタル放送を録画することができる。

 「M-VDRS500G.PLUS.ADP」は、500GBのiVに、アイ・オー・データ機器のPC接続用アダプタ「RHDM-US/EX」をセットにしたもの。USB 2.0でPCとiVを接続でき、付属ソフト「DiXiM Digital TV iVDR Edition」を用いて、テレビでiVに録画した番組を、PCから視聴する事ができる。

 動画管理ソフト「Quick:FLO」の無償ダウンロードも可能。PC内に保存している多数の動画ファイルを見やすく管理するというもので、動画を10コマのサムネイル画像で表示して検索性を向上させたり、カテゴリやタイトル名などを追加して整理するといった機能を持っている。

 さらに新機能として、PCに保存しているDVD-ISO、MPEG、WMV、AVI、MP4(Windows 7のみ対応)を登録し、MPEG-2 TS(映像MPEG-2/音声MP2)に変換してiVDRカートリッジに記録できるようになった。これにより、iVに保存したPC内動画をテレビに挿入し、大画面で再生できる。変換解像度はHD(24Mbps、1,920×1,080/60i)とSD(6Mbps、720×480/60i)。DVD-ISOのメニュー画面やチャプタ選択、字幕、副音声の変換には非対応。著作権保護は設定されず、WoooでのDLNA配信には対応しないという。

 なお、アイ・オー・データでも11月10日から、「Quick:FLO」の無償提供を開始する。対象ユーザーはアイ・オーのIVS-160/250/320/500、IV-160/320のユーザーと、今回の日立マクセルような他社向けPCアダプタ「RHDM-US/EX」バンドルモデルのユーザー。同ソフトは単品でもアイ・オーの直販サイトで販売されている。

 iVのディスク回転数は5,400rpm、データ転送速度は最大875Mbps。インターフェイスはSATA準拠+SAFIAセキュア拡張。外形寸法は110×80×12.7mm(縦×横×厚さ)。重量は約145g。


(2010年 11月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]