'10年のCDシングル生産額は、'06年以来の前年超え

　日本レコード協会(RIAJ)は19日、2010年12月度のレコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオ合計)生産実績は、数量が前年同月比93%の2,115万枚・巻、金額が同103%の264億円となった。

　また、2010年1～12月累計の音楽ソフト生産は、数量で前年比94%の2億5,635万枚・巻、金額が同90%の2,836億円とそれぞれ前年割れだった。その中でCDシングルは好調で、数量が前年比113%、金額が同109%となり、2006年以来の前年超えを記録した。

　同統計は、協会員社の報告をもとにしたもの(非会員社からの販売受託分を含む)。12月実績のうち、数量の内訳は、シングルCD(8cm、12cm)が前年同月比123%の322万6,000枚、12cm CDアルバムは同85%の1,275万3,000枚、アナログディスクが1万9,000枚(同220%)、カセットテープは22万3,000巻(同68%)。

　SACD、DVDオーディオ、DVDミュージック、MDを合わせた「その他」は、前年同月比60%の2万枚。また、「音楽ビデオ」に含まれるDVDは、前年同月比102%の472万7,000枚。