ハーマン、iPhone対応のJBLシステムオーディオ「SAS101」

-スピーカーは4312M IIも選択可能に


SAS101。3種類のスピーカーが選択可能となった

 ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのiPod/iPhone用クレードル付属オーディオシステム「SAS101」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後の見込み。

 また、付属スピーカーをJBLのモニタースピーカー4312M IIWX/BKに変更したモデルも用意。4312M II WXが付属する「JBL SAS101 MWX」の店頭予想価格は15万円前後、4312M II BKが付属する「JBL SAS101 MBK」が14万円前後。


JBL SAS101JBL SAS101 MWXJBL SAS101 MBK
CD部とアンプ部からなる「SAS101SU」

 CD/FMチューナ部とアンプ部からなる「SAS101SU」と、スピーカー、iPod/iPhone用 Dock搭載のクレードル「JBL BRIDGE IIIP」をセットにしたオーディオシステム。2009年発売の「SAS100」の後継機種となり、基本機能を踏襲し、新たにiPhoneとの接続に対応した。

 クレードルを介して、iPodやiPhone内の楽曲再生や充電が可能。付属のリモコンでiPod/iPhoneの操作も行なえる。対応iPodは第5世代以降のiPod、第2世代以降のiPod nano、iPod classic、iPod touch。iPhoneは、iPhone 3/3GS/4動作確認を行なっている。

 センター部のCDプレーヤーには、24bit/192kHz対応のDACを搭載。ダイナミックレンジやS/Nの向上を図っている。ドライブ部はスロットローディング方式を採用。音楽CDのほか、MP3/WMA形式で記録されているCD-R/RWの再生が可能なほか、USB端子も備えており、メモリ内のMP3/WMA楽曲再生にも対応する。FMチューナも内蔵している。

 CDプレーヤー部のフロントパネルには、タッチパネルを採用。電源ON/OFFやCDの取り出し、入力切り替え、再生操作などが行なえる。目覚まし用の好きな音楽やラジオでを再生するアラームクロック機能や、スリープ機能、タイマーオフ機能も備えている。

 入力端子はCDプレーヤー部に備え、iPod Dock(BRIDGE IIIP接続用)と、ステレオミニ×1、アナログ音声(RCA)×2、PHONO(MM)×1、同軸デジタル×2、光デジタル×2、USB×2を装備。CDプレーヤー部とアンプ部は専用のケーブルで接続する。CD部の外形寸法は240×250×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2kg。

 アンプ部には65W×2chのCLASS Dアンプ(デジタルアンプ)を搭載。JBLスピーカーをクリアかつパワフルに再生するという。DSPも搭載しており、MP3やWMAなどのデジタルソースをナチュラルに再生できるとする。アンプ部の外形寸法は240×270×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。

CDプレーヤー部にはスロットローディング式のドライブを搭載CDプレーヤー部の背面アンプ部の背面
iPhone対応のクレードル「BRIDGE IIIP」

 スピーカーは標準モデルの「SAS100SP」と、「4312M II」が選択可能。さらに4312M IIでは、ウォールナット仕上げ(MWX)と、ブラックアッシュ仕上げ(MBK)の2種類が用意される。

 SAS100SPは、2ウェイのブックシェルフ型で、125mm径のウーファと25mm径ツィータを搭載。外形寸法/重量は190×210×275mm(同)/4.2kg(1本)。

 4312M IIは、2008年発売のJBL小型モニタースピーカーで、3ウェイ3スピーカー構成。ウーファは133mm径のピュアパルプコーン、ミッドレンジは50mm径のピュアパルプコーン、ツイータは19mm径のテンパードピュアチタンドームを採用する。外形寸法は181×180×300mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg(1本)。



(2011年 1月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]