「紺碧の艦隊」、「旭日の艦隊」がBD-BOX化

-架空戦記アニメの名作。8月から順次発売


※ジャケットとは異なります(C)荒巻義雄・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ

 '90年代にOVAとしてアニメ化がスタートした「紺碧の艦隊」(こんぺきのかんたい)と、「旭日の艦隊」(きょくじつのかんたい)が、3BOX構成のBlu-ray BOXとして、8月3日から順次発売される。価格は各37,800円。発売元は徳間書店、販売元はポニーキャニオン。

 '90年に第1作が発表されて以来、'90年代の「架空戦記もの」ブームの火付け役として、合計で500万部以上を売り上げる荒巻義雄の同名小説を原作としたアニメ。

 「紺碧の艦隊」と「旭日の艦隊」の両方を収録したBOXが3BOX発売される形となり、8月3日発売のBOX1には「紺碧の艦隊」1~12話、「旭日の艦隊」1~5話を収録。11月25日のBOX2には「紺碧の艦隊」13~24話、「旭日の艦隊」6~10話、2012年2月24日発売のBOX3には「紺碧の艦隊」25~32話と特別編、「旭日の艦隊」11~15話を収録する。


発売日タイトル収録話数仕様音声品番価格
2011年
 8月3日
紺碧の艦隊×旭日の艦隊
 Blu-ray Box 1
紺碧の艦隊1~12話
旭日の艦隊1~5話
片面2層×4
本編707分
MPEG-4 AVC
1080i
4:3
(1)リニアPCMステレオ
(2)DTS-HD MasterAudio 5.1ch
PCXE-6001637,800円
2011年
 11月25日
紺碧の艦隊×旭日の艦隊
 Blu-ray Box 2
紺碧の艦隊13~24話
旭日の艦隊6~10話
片面2層×4
本編610分
MPEG-4 AVC
1080i
4:3
(1)リニアPCMステレオ
(2)DTS-HD MasterAudio 5.1ch
PCXE-6001737,800円
2012年
 2月24日
紺碧の艦隊×旭日の艦隊
 Blu-ray Box 3
紺碧の艦隊25~32話
紺碧の艦隊:特別編
旭日の艦隊11~15話
片面2層×3
本編488分
MPEG-4 AVC
1080i
4:3
(1)リニアPCMステレオ
(2)DTS-HD MasterAudio 5.1ch
PCXE-6001837,800円

 収録する映像はSDマスターからアップコンバートしたもの。音声もオリジナルのステレオのほかに、5.1chにアップミックスしたものもDTS-HD MasterAudioで収録する。

 また、内容は未定だが、特典映像も収録予定。



■紺碧の艦隊 あらすじ

 昭和18年4月18日。ブーゲンビル島上空で戦死したはずの山本五十六は、年号を「照和」とする別の後世世界に高野五十六として生まれ変わった。彼は同じく転生した陸軍大臣・大高と共にクーデターを成功させたが、戦争へと転がり始めていた歴史の流れを止めることはできず、照和16年12月8日午前零時、ついに運命の開戦を迎える。

 高野・大高らは前世と同じ悲劇を繰り返さないため、この大戦を「より良い負け、より良い世界構造の構築」のための戦いと位置づける。その切り札が、秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」であった……。



■旭日の艦隊 あらすじ

 「紺碧の艦隊」と世界観を同じくするもうひとつの艦隊シリーズ。運命の開戦から4年目を迎え、「紺碧艦隊」の存在は、米艦艇を牽制するに十分な抑止力を発揮していた。しかし、いまだ大戦終息への道程は遠く、ヒトラーの台頭を許してしまった欧州はナチスに蹂躙され、後世世界は混迷の度を一層深めつつあった。

 窮地に追い込まれていた英国と単独講和を果たしていた日本はこの日、超戦艦日本武尊を旗艦とした、40隻からなる「旭日艦隊」を援英派遣軍として出撃させたのであった……。


(2011年 4月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]