エミライ、新オーディオブランド「em」設立

-PCオーディオに注力。カスタマイズモデルも


音楽再生に特化させたPC「acroama」

 エミライは、オーディオブランド「em(エム)」を設立。ブランドサイトとECサイトを開設した。PCオーディオやスピーカーを手掛けるほか、輸入代理事業も行なう。

 同社は法人向けにIT-BCP(事業継続計画)対策サービスを提供しており、コンピュータやNetwork、通信インフラの専門知識を用いて、コンシューマ向けのPCオーディオを中核としたオーディオ事業に参入するという。

 取り扱い製品には、同社が企画・製造した製品群ブランド「em」と、他社とコラボレーションした「em edition」の2種類がある。8月9日現在は、「em」ブランドの製品として、フルアルミ製シャーシや音質改善対策を施したサウンドカードなどを採用した、音楽再生用PC「acroama」(アクロアーマ/8月発売予定/価格未定)」、PCOCC単線を使用したLANケーブル「ancorale」(アンコラーレ/0.2mの8,400円~)の情報を掲載。

 さらに、今後予定している製品として、オーディオPC第2弾となるハイエンドモデルや、PCオーディオ向けのノイズ対策製品などもアナウンスされている。


PCOCC単線を使用したLANケーブル「ancorale」武蔵音研とエミライがコラボレーションした、ポータブルヘッドホンアンプ「fi.Quest em edition」Fidelixの「CAPRICE」をベースに、限定色を用いたデザインに変更した「CAPRICE em edition」

 「em edition」のラインナップとしては、武蔵音研とエミライのコラボレーションモデルである、ポータブルヘッドホンアンプ「fi.Quest em edition」を用意。ユーザーによるセミオーダーが可能な武蔵音研の「fi.Quest」のチューニングモデルをベースに、コンデンサなど変更したもの。限定生産20台となっている。価格は136,500円から。

 さらに、Fidelixの「CAPRICE」をベースに、限定色を用いたデザインに変更した「CAPRICE em edition」も用意。ESS製32bit DACチップ「ES9018」を搭載したDACで、入力は同軸や光デジタルを装備。プリアンプ機能用のアナログ入力も備えている。価格は179,800円。


(2011年 8月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]