ソニー、7型液晶/ワンセグ搭載のPND「nav-u」2モデル

-おでかけ転送対応。アウトドア地図や英語音声も


NV-U97VT

 ソニーは、ポータブルナビ(PND)「nav-u」新製品として、7型液晶の2モデルを11月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はFM VICS搭載の「NV-U97VT」が65,000円前後、FM VICS非搭載の「NV-U97V」が55,000円前後。

 7型/480×272ドットのタッチパネル液晶とワンセグを内蔵したPND。既発売の4.8型モデル「NV-U77VT/U77V」と同様に、ワンセグの視聴/録画や、メモリースティック デュオ内の動画/音楽/静止画再生に対応する。NV-U97VTのみFM VICSを搭載し、それ以外の仕様はほぼ共通。8GBメモリを内蔵するほか、メモリースティック デュオスロットも装備する。


NV-U97VTNV-U97V車への設置イメージ

 4.8型との違いとして、新たに「標高グラフ」や「アウトドア地図」を搭載するなど、地図情報を強化。また、英語での音声案内も追加した。また、「スーパースタミナ」モード時の連続使用時間は4.8型の6.5時間から、7時間に強化した。一方で、4.8型はタッチパネルが静電容量式だが、U97VT/U97Vは感圧式に変更。また、4.8型に搭載していた電子コンパスや、BluetoothはU97VT/U97Vでは省かれている。想定ユーザー層は、見やすい大画面を求めるシニアや、据え置き型からの買い替え、大型車で使用する人など。

 メモリースティック デュオ内の再生対応ファイルは動画がMPEG-4 AVC/H.264とMPEG-4 SP、WMVで、音楽がMP3/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/WMA/WAV/AAC/HE-AAC、静止画がJPEG。また、ソニー製BDレコーダからの「おでかけ転送」にも対応し、レコーダから録画番組を転送して再生できる。

4.8型(下)との比較

 ナビ機能では、従来モデルと同様に「POSITION plus GT」を採用。GPSと2方向のジャイロセンサー、3軸加速度センサーなどを組み合わせたシステムで、ソニー独自のアルゴリズムを採用することで、車の動きから直接速度を算出。10km程度の長いトンネルの中などでも、高精度な自車位置表示ができるという。自転車/徒歩ナビも備える。

 地図は2011年4月締めデータを使用。新たに、ルート全体の確認時に道路名と距離をリスト表示するルート詳細表示に対応。また、自動車での標高推移をグラフで表示可能になった。さらに、全国32エリアのアウトドア地図を無償ダウンロード可能。そのほか、日本在住の外国人や、外国人旅行者を想定し、英語でのアナウンスにも対応した。なお、英語では交差点名の読み上げには対応しない。

 ステレオミニのヘッドフォン出力や、モノラルスピーカーを装備。内蔵バッテリでの駆動時間はノーマル時が約1.5時間、スタミナ時が約3時間、スーパースタミナ時が約7時間。外形寸法は約192×23×115.4㎜(幅×奥行き×高さ)、重量は約440g。クレードルやシガー電源コード、ACアダプタなどが付属する。

 新モデルの発売を記念したキャンペーンも実施。「nav-u the Challenge」は、Twitterの“nav-u”公式アカウント(@sony_navu)をフォローしてRT(リツイート)することで、毎週4名に5万円の旅行券が当たるというもの。また、期間中にnav-uを購入した人から、NV-U97Vの「97」にちなんで合計97名に、最新自転車やトレッキングシューズなどが当たるプレゼントも行なう。詳細はキャンペーンサイトにて案内している。

ワンセグの視聴/録画に対応側面背面
標高グラフアウトドア地図徒歩モード


(2011年 10月 14日)

[AV Watch編集部 中林暁]