ペガシス、BD対応「TMPGEnc Authoring Works 5」

-H.264スマートレンダリングやHW支援に対応


TMPGEnc Authoring Works 5※パッケージは変更になる可能性があります

 ペガシスは、Blu-ray/DVDオーサリングソフト「TMPGEnc Authoring Works 5」を発売する。ダウンロード版を9,800円で2012年1月12日から発売するほか、13,800円のパッケージ版も2012年2月下旬に発売予定。対応OSはWindows XP/Vista/7で、7は64bit版にも対応する。

 「TMPGEnc Authoring Works 4」の後継ソフト。「様々な映像フォーマットの混在や、削除、変更、修正などの状態でも、BDやAVCHDの規格を意識することなく、最大限の自動制御を行ない、できる限り高画質で出力できる」というコンセプトで作られている。

 従来バージョンからの進化点として、MPEG-4 AVC/H.264ストリームでのスマートレンダリングに対応。H.264エンコーダにはx264を採用しており、BDに書き出す際に、AVCストリームが使えるようになった。

 AVCHDでは、AVCHD ver 2.0で規格化された「AVCHD Progressive」もオーサリング可能。アクションカメラ「GoPro」で撮影したHD映像を、BD/AVCHDにスマートレンダリング出力する事もできる(規格外解像度、HD HERO 2除く)。さらに、エンコード支援機能としてIntel Media SDKやCUDAにも対応している。

 編集面では、最大8ストリームの字幕追加/編集に対応(AVCHDは最大2ストリーム)。音声は最大4ストリームの追加/編集が可能。音声チャンネルや音量が判別しやすい音量レベルメーターを各プレビューに搭載。また、ほぼすべての編集画面でのアンドゥ/リドゥが可能になっている。

 レンダラーには「Intuitive Draw Technology」を使用。出力ビットレート超過を表示で案内する「ビットレートインジケーター」も備えている。プレビューウィンドウの拡大・縮小や移動も可能になった。

 入力面では、MKVコンテナファイルや、H.264ストリームFLV、MOV、WebMなどの入力にネイティブで対応。入力したファイルの字幕を、そのままDVD/BD/AVCHDの字幕に適用する事もできる。また、複数の字幕を用意したMPEG-TSファイル、BD/DVDビデオも作成可能。

 解像度混在などのマルチストリームファイルを識別するための、MPEG-2 TSファイル解析機能も用意。音声面では新たにドルビーデジタルプラスの入力にも対応している。

 ほかにも、別売の「TMPGEnc Video Mastering Works 5」のプロジェクトファイル読み込みに対応し、別売プラグインの「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」にも対応している。


(2011年 12月 22日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]