パナソニック、3Dメガネ装着対応の無線ヘッドフォン

-柔軟なイヤーパッド採用、153g軽量化。実売3万円


RP-WF7のヘッドフォン(左)とトランスミッタ(右)

 パナソニックは、3Dメガネを掛けたままでも快適に装着できるというデジタルワイヤレスヘッドフォン「RP-WF7」を3月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。増設用ヘッドフォン「RP-WF7H」も同日に発売し、店頭予想価格は15,000円前後。

 2.4GHz帯のデジタル無線伝送を用いたワイヤレスヘッドフォンとトランスミッタのセット。ヘッドフォンは従来モデル「RP-WF6000」(2006年発売)に比べ約153gの軽量化を実現。「長時間の使用でも首や肩に負担を掛けず、映画を2時間見ても疲れにくい軽さ」としている。また、ハウジング部分は耳を包み込むような楕円形状で、耳たぶ部分にも余裕を持たせており、耳を圧迫せず快適に装着できるという。電池を含む重量は約227g、電池を除くと約203g。

 さらに、イヤーパッドの上部には、柔軟な軟質発泡ウレタン素材を採用。3Dメガネのような太いフレームでも抵抗なく装着できるとしている。

 ヘッドフォンは密閉型で、40mm径のユニットを搭載。ヘッドフォン部にトランスミッタ部を操作できるリモコン機能も装備。増設用のヘッドフォン「RP-WF7H」を追加すると最大4人まで同時に利用できる。

 音声入力は光デジタルが2系統とアナログ(RCA)が1系統。光デジタルのスルー出力も備える。ドルビーデジタルやDTS、AACに対応するほか、ドルビープロロジックIIxのデコーダも搭載し、バーチャル7.1ch再生が可能。なお、HDMI入力は搭載しない。

 トランスミッタからの伝送距離は最大約30m。受信範囲外でのノイズを抑えるミューティング機能も備えるほか、音声入力が無い状態が約3分続くとトランスミッタとヘッドフォンの電源をオフにする機能も搭載する。伝送周波数帯域と、ヘッドフォンの再生周波数帯域はいずれも10Hz~24kHz。

 電源はトランスミッタがACアダプタを利用し、ヘッドフォンは付属の単4充電池2本で動作。連続再生時間は付属充電池の場合が約15時間、アルカリ電池使用時は約20時間。充電時間は約3時間。

 トランスミッタの外形寸法は185×113.5×35.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約223g。光デジタルケーブルなどが付属する。



(2012年 2月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]