銀一、カメラスタビライザー「ステディカム・マーリン2」

-ハンドル形状変更/ネジ大型化で使いやすさを向上


ステディカム・マーリン2の使用例

 銀一は、カメラスタビライザーの新モデル「ステディカム・マーリン2」を4月13日に発売する。価格は92,400円。

 小型ビデオカメラやデジタル一眼カメラでの動画撮影中に、カメラマンが歩く時の揺れを抑えられるスタビライザー。従来モデルの「ステディカム・マーリン」のハンドル形状を変更するなど、使いやすさを高めたという。'90年に発売した「ステディカム JR(ジュニア)」から数えて3世代目の製品となる。

 「ステディカム・マーリン2」は、ハンドルをエルゴノミック形状に変更。また、剛性を上げて耐久性を向上させた、新ダブテイルプレート形状も採用する。カメラ耐荷重は230g~2.27kgで、別売のMerlin Arm & Vestを併用した場合の最大荷重は3.4kg。ウェイトを除いた本体の重さは640g。

 そのほか、スパー開き調節&固定ネジは、ラバーコーティングして使いやすさを向上。ステージの微動を調整するネジ直径を大型化したことで、より指先での操作がしやすくなったという。

 外観は従来よりも角を減らし、滑らかなデザインを採用。従来のゲゾルネンプラッツ(レンズ鏡筒支持ネジ)の接地面を拡げ、レンズサドルとして新たにプレート状に変更している。

 なお、今後別売予定のカメラコントローラーハンドルに交換することで、ズーム/フォーカス、RECもハンドルから操作可能。ハンドルとカメラコントローラーハンドルは、従来のマーリンと互換性がある。



(2012年 4月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]