パナソニック、TV横に分離可能なサウンドバー「SC-HTB20」

-PCMマルチ入力対応。小型サテライト「SC-HTE50」も


「SC-HTB20-K」。左上にあるのは、サウンドバーを縦長スピーカーに分離した写真

 パナソニックは、テレビと組み合わせるシアタースピーカーとして、縦型設置も可能なサウンドバーとサブウーファをセットにした「SC-HTB20-K」と、小型サテライトスピーカーとサブウーファをセットにした「SC-HTE50-K」を6月22日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は、「SC-HTB20-K」が35,000円前後、「SC-HTE50-K」が25,000円前後。




■SC-HTB20-K

 横長のフロントスピーカーとサブウーファのセット。フロントスピーカーは、2台のスピーカーに分離する事も可能で、縦長の小型スピーカーとしてテレビの左右に設置する事も可能。パナソニックでは横置きを「シアターバースタイル」、分離した縦置きを「セパレートスタイル」と名付けている。

左がシアターバースタイル、右がセパレートスタイル

 アンプや入力端子部はサブウーファに搭載。アンプの最大出力は、フロント用が65W×2ch(6Ω)、サブウーファ用が110W(3Ω)。アンプはジッタを抑えたフルデジタルアンプ。

 ユニットは、フロントスピーカー1個に、フルレンジユニットを1基搭載。サブウーファには16cm径ユニットが内蔵されている。ユニットの振動板には、軽量で強靭、かつしなやかなナノ竹繊維を採用している。

 入出力端子はHDMIの入出力を各1系等備え、ARCにも対応。光デジタル入力も2系統備えている。

 HDオーディオ用デコーダなどは搭載していないが、リニアPCMのマルチチャンネル入力には対応。HDオーディオなどの音声をリニアPCMに変換し、HDMIから出力するBDプレーヤーやレコーダと組み合わせて、BDなどのサウンドも楽しめるという。

 セリフの聴こえにくいシーンで、声の帯域レベルを上げることでセリフを聴き取りやすくする「明瞭ボイスコントローラー」を搭載。リモコンから4段階の調節ができる。

 その他にも、「ボリューム連動しっかりエコ」、「番組ぴったりサウンド」、「番組連動おまかせエコ」、「自動音量調整機能」、「オートパワーオフ」機能などを搭載。HDMI CECや3D映像の入力にも対応している。

 消費電力は60W、実使用消費電力は約12W(1kHz/1W×2ch/エコモード出力時)。スタンバイ時の消費電力は約0.05W。

 フロントスピーカーは、シアターバースタイルで設置した場合、755×75×91mm(幅×奥行き×高さ/スタンド使用時)、重量は約1.3kg。セパレートスタイル時は1台、430×126×130mm(縦×横×厚さ/スタンドベース使用時)、重量は約700g。サブウーファは408×180×305mm(縦×横×厚さ)。重量は約5.5kg。




■SC-HTE50

SC-HTE50

 2.1chのシアタースピーカー。小型のサテライトスピーカーを使っているため、テレビ周りにすっきりと配置できるという。

 主な仕様は「SC-HTB20-K」と同じで、サブウーファにHDMI入出力×1、光デジタル入力×2を備え、HDMIはリニアPCMマルチチャンネル入力に対応。

 「ARC」や「明瞭ボイスコントローラー」や、「ボリューム連動しっかりエコ」、「番組ぴったりサウンド」、「番組連動おまかせエコ」、「自動音量調整機能」、「オートパワーオフ」なども利用でき、HDMI CECや3D映像の入力にも対応している。

  アンプの最大出力は、フロント用が65W×2ch(6Ω)、サブウーファ用が110W(3Ω)。アンプはジッタを抑えたフルデジタルアンプ。フロントスピーカーのユニットはフルレンジ1基、サブウーファは16cm径ユニット1基となる。

 消費電力は60W、実使用消費電力は約12W(1kHz/1W×2ch/エコモード出力時)。スタンバイ時の消費電力は約0.05W。

 フロントスピーカーは、139×80×71mm(縦×横×厚さ)、重量は約360g。サブウーファは408×180×305mm(縦×横×厚さ)。重量は約5.5kg。



(2012年 5月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]