ペンタックス、光学26倍/フルHD動画対応デジカメ

-デュアル手ぶれ補正、EVFも搭載。実売3万円台


クラシックシルバー

 ペンタックスリコーイメージングは、光学26倍ズームレンズを備えたデジタルカメラ「X-5」を9月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台半ば。カラーはクラシックブラックとクラシックシルバーの2色。一眼レフのようなスタイルの製品だが、レンズ交換はできない。

 1/2.33型の裏面照射型CMOSを採用。有効画素は約1,600万画素。最高ISO 6400の高感度撮影も行なえる。

 動画撮影にも対応しており、MPEG-4 AVC/H.264で、最高1,920×1,080/30fpsの撮影が可能。1,280ドット、640ドットの撮影モードも備えている。さらに、記録サイズがVGAに固定されるが、動画をスロー再生できる「ハイスピードカメラ」や、早送りで再生できる「早送り動画」などの機能も用意。HDMIマイクロ端子も備え、テレビなどに表示する事もできる。


クラシックブラック

 レンズは9群12枚のsmc PENTAXズームレンズで、焦点距離は35mm判換算で約22.3~580mm。F値は3.1~5.9。7.2倍のデジタルズームも備えるほか、「光学ズームと同等の画質を維持したままで画像を拡大できる」というインテリジェントズーム機能を組み合わせることで、最大で約187.2倍(35mm判換算約4,174mm)相当の高倍率ズーム撮影ができる。

 新型の画像処理エンジンを備え、超解像技術を応用した画像処理が可能。一度に複数枚の画像を撮影・合成し、ぶれの少ない画像を作る「手持ち夜景」モードも利用できる。

 手ぶれ補正はセンサーシフト方式の「SR(Shake Reduction)」と、電子式手振れ補正の両方を採用した「デュアル手ぶれ補正」となる。

 3型の液晶モニタは上下のチルト機構付きで、約46万画素。約23万画素のEVFも備えている。

 撮影補助機能として、被写体の状況をカメラが判断し、最も適した撮影モードを自動的に選択する「オートピクチャー」を装備。「風景」、「ポートレート」、「夜景」、「キャンドルライト」、「ペット」など、16種類の撮影シーンが認識できる。近接撮影時にピント範囲を自動的にマクロモードに切り替えるオートマクロ機能も用意。他にも、「ミニチュア」や「トイカメラ」など、12種類のデジタルフィルタも用意する。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応。単3電池4本での動作に対応。アルカリ電池使用時、静止画を約330枚記録できる。外形寸法は約120×106.5×86.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約507g、電池とSDカードを含めた重量は約599g。



(2012年 8月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]