ゼンハイザー、カナル最上位「IE 800」やヘッドフォンアンプ2機種などを国内発表


IE 800(IFA 2012での展示。以下の写真も同じ)

 ゼンハイザージャパンは15日、イヤフォンとヘッドフォン、ヘッドフォンアンプの新製品を発表した。

 イヤフォンのフラッグシップ機「IE 800」や、高級感のあるデザインが特徴のヘッドフォン「MOMENTUM」をラインナップするほか、ゼンハイザー初となるヘッドフォンアンプ2機種「HDVD 800」、「HDVA 600」も用意する。

 いずれの製品も、10月27日~28日に行なわれる「秋のヘッドフォン祭2012」にて国内初披露となり、価格や発売日、製品の詳細は、今後明らかになる見込み。なお、これら4モデルは、ドイツ・ベルリンで9月に行なわれた「IFA 2012」にも出展されていた。



■ イヤフォン「IE 800」とヘッドフォン「MOMENTUM」

 カナル型(耳栓型)イヤフォンの「IE 800」は、広帯域な再生に対応しながら、同社製品で最小とする7mm径のダイナミック型ユニット「エクストラワイドバンド(XWB)ドライバ」を搭載。同社のオープンエア型ヘッドフォン上級機「HD 700」にも採用された、「Vented Magnet System」を採用する。ハウジングはセラミック製で、傷に強く、肌触りにも考慮したという。プラグはステレオミニ。

MOMENTUM

 「MOMENTUM」は、デザインも重視した密閉型ヘッドフォン。クラシックな形状をベースとしながら、高級感を持たせたことが特徴。ヘッドバンドのスライダー部にはステンレススチールを、イヤーパッドには天然革を使用している。周波数特性は16Hz~22kHzで、インピーダンスは18Ω、感度は110dB。ケーブルは着脱式で、通常のステレオミニケーブルのほか、iOS機器用のマイク付きリモコンケーブルも同梱する。



■ ヘッドフォンアンプ「HDVD 800」、「HDVA 600」

 「HDVD 800」は、24bit/192kHz対応のDACを備えたモデル。入力から出力まで、完全シンメトリカルなレイアウトを採用し、低歪みやサウンドバランスの良さなどが特徴。入力端子はUSBと光/同軸デジタル、さらにデジタルとアナログのAES/EBU(XLR)、アナログRCAを搭載。USB Audio 2.0に対応する。lヘッドフォン出力端子は標準ジャック。外形寸法は約224×306×44mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg。

 「HDVD 600」はアナログ接続専用のモデルで、入力はアナログRCAとアナログAES/ABU(XLR)を搭載する。ヘッドフォン出力は標準ジャック。外形寸法は約224×306×44mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg。

HDVD 800HDVA 600


(2012年 10月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]