'12年の音楽ソフト生産金額は、14年ぶりの前年超え

　日本レコード協会(RIAJ)は24日、2012年12月度のレコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオ合計)生産実績は、数量が前年同月比92%の2,702万枚・巻、金額が同98%の332億5,400万円で、共に前年同月を下回った。

　また、2012年の音楽ソフト年間生産実績もあわせて発表。2012年1～12月累計の音楽ソフト生産は、数量で前年比112%の2億9,066万3,000枚・巻、金額が同110%の3,108億2,800万円。年間生産数量は2年連続で前年を上回り、年間生産金額は1998年以来14年ぶりの前年超えとなった。商品形態別の生産数量(金額)の前年比も、シングルCDが104%(103%)、アルバムCDが112%(109%)、BD197%(199%)、DVD118%(111%)といずれも前年を上回り、RIAJでは「日本は2008年から5年連続で音楽パッケージマーケット世界1位になる見込み」としている。

　同統計は、協会員社の報告をもとにしたもの(非会員社からの販売受託分を含む)。12月実績のうち、数量の内訳は、シングルCD(8cm、12cm)が前年同月比74%の425万枚、12cm CDアルバムは同96%の1,430万1,000枚、アナログディスクが3万5,000枚(同125%)、カセットテープは12万5,000巻(同81%)。

　SACD、DVDオーディオ、DVDミュージック、MDを合わせた「その他」は、前年同月比67%の5万6,000枚。「音楽ビデオ」に含まれるBDは数量が前年同月比270%の104万8,000枚、金額は同212%の32億1,100万円。音楽ビデオDVDは、前年同月比88%の720万6,000枚、金額が同101%の89億7,600万円だった。