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ソニー、13型フルHD/Surf Slider液晶の「VAIO Duo 13」

トリルミナス対応。カーボン筐体の「VAIO Pro」も

VAIO Duo 13

 ソニーは、フルHD液晶搭載のノートPC新機種として、スライド式キーボードを備えた「VAIO Duo 13」と、高剛性/軽量の筐体を採用した「VAIO Pro」シリーズを6月22日より順次発売する。

 価格はオープンプライスで、発売日と店頭予想価格は、13.3型液晶のVAIO Duo 13「SVD13219CJW・B」が6月29日で19万円前後。13.3型「VAIO Pro 13」(SVP13219CJB・S)が6月22日で17万円前後、11.6型「VAIO Pro 11」(SVP11219CJB・S)が6月22日で16万円前後。これら3機種はタッチパネル液晶を備えるが、VAIO Pro 11のタッチ非対応モデル「SVP11218CJBI」も用意し、店頭予想価格は15万円前後。

 いずれも、広色域の「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。CPUはIntel第4世代Coreの「Core i5-4200U」を搭載する。OSはWindows 8 64bit版。

 なお、これらのモデルをベースとし、赤い筐体を採用した「VAIO | red edition」を、ソニーストアのCTO限定で6月10日より順次発売する。最小構成時の価格は、VAIO Duo 13 | red editionが23万5,000円、VAIO Pro 13 | red editionが21万円、VAIO Pro 11 | red editionが19万円。

 その他にも、“テーブルトップPC”の「VAIO Tap 20」を6月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はVAIO Tap 20の上位モデル「SVJ20239CJW」が19万円前後、下位モデル「SVJ20238CJW」が17万円前後。

 全モデルに、DLNA/DTCP-IP対応のNAS(LAN HDD)やBDレコーダと連携するためのソフト「VAIO ホームネットワークビデオプレーヤー」をプリインストールする。

VAIO Pro 13
VAIO Duo 13のred edition
VAIO Tap 20

タブレットのように使える「VAIO Duo 13」

 VAIO Duo 13は、スライド収納式のキーボードを採用する“スライダーハイブリッドPC”の新モデル。独自の「Surf Slider方式」により、タブレットモードとノートPCモードをスムーズに切り替えて利用できるとしている。

VAIO Pro 13
キーボード部を収納するとタブレットモードに

 ディスプレイは13.3型/1,920×1,080ドットのIPS液晶で、前面と液晶パネルのすき間を無くしたオプティコントラストパネルや、超解像技術「X-Reality for mobile」も採用する。タッチパネル対応で、付属のスタイラスペンを使った手書き入力も行なえる。

 NFCを搭載。対応ヘッドフォン/スピーカーをかざしてVAIOの音楽を聴いたり、スマートフォンで見ているWebサイトや画像をVAIOに表示するといったことも可能。

 動作メモリは4GB、ストレージはSSDで128GB。HDMI出力も装備する。付属バッテリパック利用時の駆動時間は約18時間。外形寸法は約330×210×9.2~19.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.325kg。

“UDカーボン”採用の「VAIO Pro」2機種など

11.6型「VAIO Pro 11」

 13.3型の「VAIO Pro 13」と、11.6型「VAIO Pro 11」を用意。いずれも1,920×1,080ドットのIPS液晶で、トリルミナスディスプレイ for mobileや、X-Reality for mobileを採用する。なお、VAIO Pro 13「SVP13219CJB・S」と、VAIO Pro 11「SVP11219CJB・S」はタッチパネル液晶だが、「SVP11218CJBI」はタッチ非対応。

 東レと共同開発した素材の「UDカーボン」を採用。VAIO Pro 11 「SVP11219CJB・S」は、11.6型タッチ対応液晶搭載のUltrabookで世界最軽量とする約870gを実現した。本体側面の断面が六角形の「ヘキサシェル」デザインにより剛性を高めている。

 動作メモリは4GB、ストレージは128GB SSD。HDMI出力も備える。付属バッテリパックでの駆動時間は、13.3型が約13時間、11.6型が約11時間。外形寸法と重量は、13.3型が322×216×12.8~17.2mm(幅×奥行き×高さ)、約1,060g。11.1型の「SVP11219CJB・S」は、約285×197×11.8~15.8mm(同)、約770g。「SVP11218CJBI」は、約285×197×13.2~17.2mm、約870g。

20型「VAIO Tap 20」

 リビングなどでの使用を想定したテーブルトップPCの「VAIO Tap 20」は、上位モデル「SVJ20239CJW」と、下位モデル「SVJ20238CJW」を用意。上位モデルはストレージをHDD/SSDのハイブリッドHDDとした。下位モデルはハードウェアが従来モデルとほぼ同じで、一部のソフトウェアを更新した。ディスプレイは20型/1,600×900ドットのIPS液晶で、タッチパネル対応。HDD容量はいずれも1TB。

(中林暁)