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ポーカロ、英ProAcのスピーカーを日本導入
ペア44万円のブックシェルフ「STUDIO 100」他
(2013/6/14 14:55)
ポーカロ・ラインは、英ProAcの取り扱いを開始。スピーカー2機種を7月10日に発売する。価格は、ブックシェルフ「STUDIO 100」がペアで441,000円。フロア型「STUDIO 140MK2」がペアで588,000円。いずれのモデルも仕上げはチェリーで、ブラックアッシュやマホガニーも別価格・特注で用意する。
ProAcは'79年に創立されたメーカーで、モニタースピーカーとしてレコーディングエンジニアに活用されているという。
STUDIO 100
2ウェイ2スピーカー、バスレフエンクロージャのブックシェルフスピーカー。ユニットは、ウーファが6.5インチのコーン、ツイータは1インチのソフトドームタイプ。ウーファはProAc向けに作られた専用ユニットで、振動板のコーン紙に特殊表面加工を施しているほか、スペシャルセンターポールプラグも採用している。
ツイータもProAc用の特注ユニットで、特殊樹脂を含有する素材で作られており、「それ自体が羽のようにとても軽く、STUDIO100の特徴的な色付けのない自然な高域再生を担う」という。再生周波数帯域は35Hz~30kHz。インピーダンスは8Ω。能率は88dB/1W 1m。推奨アンプ出力は30~150W。
エンクロージャ内部の配線には、独自の撚線構造のOFCケーブルを使用。筐体は厚さの違う木材で成型。内部損失に優れたダンピング材を採用する事で、堅固な仕上げになっており、不要な振動を発生させないという。
スピーカーターミナルは、バイワイヤリング・バイアンプ接続に対応可能。外形寸法は203×254×406mm(幅×奥行き×高さ)。重量は11kg。スタンドは付属しない。
STUDIO 140Mk2
Studio 140の後継機。フロア型で、2ウェイ3スピーカー構成。エンクロージャはバスレフ。
ユニット構成は、6.5インチのカーボン混入ポリプロピレン・コーンを使ったウーファ×2基と、1インチのシルクドームツイータ×1基。再生周波数特性は25Hz~30kHz。能率は91dB/1W 1m。推奨アンプ出力は15~250W。インピーダンスは4Ω(最低3.2Ω)。
エンクロージャは、スリムなフロントバッフルを採用することで、定在波の拡散を促しキャビネットの剛性を保持。不要な振動を抑える構造になっているという。
スピーカーターミナルやバイワイヤリング、バイアンプ接続に対応。ネットワークには、無酸素銅線などを使っている。
外形寸法は190×280×1,040mm(幅×奥行き×高さ)。重量は20kg。