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ヤマハ、ウーファも内蔵した39,800円のサウンド・プロジェクタ「YSP-1400」

YSP-1400本体

 ヤマハは、ビームスピーカーとサブウーファを1つのサウンドバー型筐体に搭載した、デジタル・サウンド・プロジェクターの新モデル「YSP-1400」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は39,800円前後。カラーはブラック。

ラックの上段にあるのがYSP-1400

 中央に8個のビームスピーカーを搭載したサウンドバータイプのスピーカー。ビームスピーカーとなっており、指向性の高い音をビームのように放出、部屋の壁などに反射させ、スピーカーを設置していない背後などから定位に優れた音を聴かせる。5.1chスピーカーとなっており、ビームスピーカーは5chを担当する。

 サラウンドモードとしてシネマDSP搭載、音楽/映画/スポーツ/テレビ番組/ゲームからモードを選択できる。

 さらに8.5cm径のサブウーファも筐体に内蔵。筐体左右に備えた脚部がサブウーファとなっており、ユニットを下向きに配置。メッシュ状の脚部から低音が周囲に広がる構成となっている。アンプの最大出力は2W×8個、30W×2ch。

YSP-1400
脚部にサブウーファを内蔵している
背面にバスレフポートを搭載している
背面に入力端子を備えている

 入力端子は光デジタル、同軸デジタル、アナログRCA、アナログステレオミニを各1系統装備。デコーダはドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、AACに対応。サブウーファ出力端子も備えている。

 Bluetooth 2.1+EDRにも対応しており、A2DPプロファイルをサポート。対応スマートフォンなどからワイヤレスで伝送・再生できる。コーデックはSBCのほかAACもサポートする。SCMS-Tのコンテンツ保護にも対応し、ワンセグ音声なども伝送可能。

 さらに、Bluetooth接続したiOS/Androidスマートフォンやタブレットから、スピーカーを制御するためのアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」も用意。ステータスの確認、入力切替、サウンドプログラム切り替え、音量調整に加え、ビームスピーカーの調整も可能。部屋を模した図を指でタッチし、広さや形状を変更、テスト音声を流しつつ、最適なセッティングへと調整できる。スピーカー自体の電源ON/OFFも制御できる。

HOME THEATER CONTROLLER
サラウンドモードも選択可能
ビームスピーカーの設定もアプリから変更可能
付属のリモコン

 他にも、テレビの音声を聴き取りやすく再生する「クリアボイス」機能や、テレビのリモコン受光部をスピーカーが塞いでも、リモコンからの指令をリピートしてテレビに届けられる「テレビリモコンリピーター」機能などを搭載。テレビのリモコンでスピーカーを操作する学習機能も備えている。

 消費電力は24Wで、待機時は0.5W以下。外形寸法は1,000×133×96mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.3kg。スピーカー用リモコンも付属する。

(山崎健太郎)