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PS4、4K動画出力検討。DLNAクライアントは非対応

SCEAが詳細情報公開。音楽CD再生には対応せず

東京ゲームショウ 2013で展示されたPS4

 Sony Computer Entertainment America(SCEA)は米国時間の30日、公式ブログにおいて、PlayStation 4(PS4)の仕様に関する詳細なFAQを公開。動画と静止画の4K出力は検討されているものの、ゲームの4K出力はサポートしていない事、DLNAクライアント機能が無い事、音楽CDの再生には対応しない事などを説明している。

 米国で11月15日に発売予定のPS4(日本発売は2014年2月22日)は、HDMI出力を備え、480p/720p/1080i/1080pの出力に対応。さらに、静止画や動画コンテンツに関しては、4K出力も検討されている。しかし、現時点でゲームの4K出力はサポートしていないという。なお、3D対応ゲームの3D表示はサポートしている。

 HDMI出力端子に加え、光デジタル音声出力を装備し、そこから5.1ch、または7.1chの音声出力が可能。ただし、アナログの映像/音声出力はサポートしていない。

PS4
PS4の背面。下の方に光デジタル出力やHDMI出力が見える

 光学ドライブは読み出し専用で、BD 6倍速(CAV)、DVD 8倍速(CAV)。PS3よりも読み込みを高速化したという。既報の通り、発売と同時に提供されるシステムソフトウェア1.50を適用する事で、映画などのBDビデオ、DVDビデオが再生できるようになる。一方で、音楽CDの再生はサポートしていない。

 また、DLNAサーバーに蓄積した映像を、LAN経由で再生するDLNAクライアント機能は備えていないという。

 冷却システムは、リビングでの使用に最適化しており、動作音は「通常はPS3のよりも遥かに静か」とする。必要に応じてファンの速度をリニアに変化させるファンシステムを採用している。

 500GBの内蔵HDDはSATA2接続で、5,400回転のモデルを採用。ユーザーがHDDを交換する事もできる。外付けHDDの接続はサポートしていない。PS4のゲームをプレイする場合、ディスクで購入したゲームでも、スムーズにプレイするためにHDDにキャッシュする必要があるソフトが大半だという。

 消費電力は最大250W。電源を内蔵しているため、ACアダプタなどは存在しない。

 他にも、PS4で採用されたGUIが「PlayStation Dynamic Menu」と呼ばれている事、フレンドからの通知などの画面表示が、ゲームプレイや映画鑑賞時に邪魔にならないよう、表示を細かくユーザーがコントロールできる事、PlayStation Network関連の細かい情報、北米でのPS4向けゲームラインナップなどが紹介されている。

(山崎健太郎)