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パナソニック、4Kパススルー/5.1ch出力のサウンドバー

デルタフォルム「SC-HTB880」。3.1chのHTB580も

SC-HTB880(上)、SC-HTB580(下)

 パナソニックは、ワイヤレスサブウーファを採用したシアターバー「SC-HTB880」と「SC-HT580」を5月16日より発売する。価格はオープンプライス。SC-HTB880は、HDMIの4Kパススルー対応かつ5.1chサラウンドの上位モデルで店頭予想価格は82,080円前後、SC-HTB580は3.1chサラウンドで46,440円前後。

 HTB880/580の違いは、サウンドバー部のチャンネル数や出力のほか、HDMI入力数や4Kパススルー対応など。いずれも、サウンドバー部とワイヤレスサブウーファで構成され、HDMI接続したテレビの音質を強化できる。また、Bluetoothを内蔵し、スマートフォンから音楽などを出力できる点も特徴。

4Kパススルーや新デジタルアンプ搭載「SC-HTB880」

SC-HTB880

 高さを約5cmに抑えた新デザイン「デルタフォルム」のサウンドバーとワイヤレスサブウーファで構成されるシアターシステム。

 サウンドバー部は5.1ch構成となっており、フロントは6.5cmのコーン型ウーファ×2と2.5cmのセミドームツィータ×2を、センターは6.5cmのフルレンジ×1、サラウンドは6.5cmフルレンジ×2を内蔵し、出力は50W×5ch+250Wで総合出力500W。サブウーファは、ワイヤレス接続となっており、16cmコーン型ウーファを内蔵する。

 アンプ部は、独自のクロック再生成技術によりジッタを抑制するほか、波形歪みを補正する歪み補正PWMモジュレータを備えた「LincsD-Amp II」を搭載し、歪みのないクリアな再生を実現するという。サウンドバー部の外装にはステンレスメッシュを採用している。

 声の帯域レベルを効果的にあげて、聞き取りやすさを向上する「明瞭ボイス」を搭載する他、独自の音場制御技術により上下/左右方向の音場を広げる「3Dサラウンド」、見ている番組のジャンルにあわせてサウンドモードを切り替える「番組ぴったりサウンド」などに対応する。壁掛け設置にも対応する。

 HDMI入力は2系統、出力は1系統で、新たに4K/60p信号のパススルーに対応。4Kの信号をそのまま通すため、4Kテレビなどと接続する際もプレーヤーからテレビに直接接続せずに、HTB880を経由して接続できる。4K60p 4:4:4フォーマットの映像信号のパススルーに対応したアンプ/スピーカー内蔵シアターシステムは世界初としている。

サウンドバー部は薄型のデザイン
壁掛けにも対応

 光デジタル音声入力やアナログ音声入力を装備する。また、BluetoothとNFCを装備し、NFCを使ったBluetoothのワンタッチペアリングが可能(Android機器のみ)。スマートフォンやタブレットなど、Bluetooth対応機器からのワイヤレス音声出力が行なえる。対応プロファイルはA2DP。高音質コーデックのaptXやAACもサポートしている。

 サウンドバー部の外形寸法は1,125×121×51mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。サブウーファ部の外形寸法は180×306×408mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.4kg。消費電力はサウンドバーが約46W、サブウーファが約55W。

3.1chシアター「SC-HTB580」

 3.1ch構成のサウンドバーと、ワイヤレスサブウーファで構成されるシアターシステム。

 サウンドバー部はフロント6.5cmのコーン型フルレンジ×2、センター6.5cmのフルレンジ×1の3スピーカー。サブウーファは、HTB880と同じワイヤレス接続で、16cmコーン型ウーファを内蔵する。出力は60W×3ch+130Wで、総合出力は310W。

 サウンドバー部はデルタフォルムの低背デザインだが、ステンレスメッシュ仕様で無い点がHTB880との違いとなる。HDMI入力は1系統、出力は1系統で、4K映像のパススルーには対応しない。光デジタル音声入力やアナログ音声入力も装備する。

 「明瞭ボイス」や「3Dサラウンド」、「番組ぴったりサウンド」などに対応する。BluetoothやNFCを装備し、スマートフォンとのワンタッチペアリングやワイヤレス音声出力に対応。ただし、aptXやAACコーデックには非対応となる。

 外形寸法は950×110×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.6kg。サブウーファ部の外形寸法は180×306×408mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5kg。消費電力サウンドバー部が約34W、サブウーファが49W。

SC-HTB880SC-HTB580
システム5.1ch3.1ch
出力500W310W
LincsD-Amp II-
フロント6.5cmコーン型ウーファ×2
2.5cmセミドームツィータ×2
6.5cmコーン型フルレンジ×2
センター6.5cmコーン型フルレンジ×16.5cmコーン型フルレンジ×1
サラウンド6.5cmコーン型フルレンジ×2-
サブウーファ16cmコーン型ウーファ×116cmコーン型ウーファ×1

(臼田勤哉)