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niconico、3Dモデルを投稿・配布・鑑賞できる新サービス「ニコニ立体」

3Dモデルの閲覧画面。視点操作が自由にできる

 niconicoは2日、3DモデルやMMD(MikuMikuDance)のデータを投稿・配布できる立体投稿共有サービス「ニコニ立体」を開始した。3DモデルをWeb上で回転させて自由に鑑賞できるほか、クリエイター奨励プログラムとも連携できる。

 投稿できるデータは3DモデルデータのPMD、OBJ、MQO、Unity3Dなど。さらに、1つの作品に対して複数枚の画像を投稿したり、W.I.P(Works In Progress)と呼ばれる製作途中の様子を公開することもできる。

 ユーザーはサイトにアクセスし、Unityをインストールする事で、Web上で3Dデータを回転させながら閲覧可能。利用にはniconicoアカウントが必要。

使用イメージ。タグなども付与できる
データ投稿時の画面

 データを表示するだけでなく、サイト内で配布する事も可能。投稿作品に対し配布用のデータを添付でき、MMDモデルやFBXファイルの配布が容易に行なえる。配布データの利用条件を制限するライセンス設定も可能。モデルデータを更新した場合、従来のデータをダウンロードしたユーザーに通知する事も可能。

 また、投稿した3Dモデルは、二次創作の派生関係を管理・表示する機能「コンテンツツリー」に登録可能。他のniconico登録作品(動画やイラスト)との派生関係を表示できる。

 投稿作品や派生作品の人気度に応じて奨励金が貰える制度の「クリエイター奨励プログラム」にも登録可能。コラボレーションの元になった作品に対して、niconicoから支払われる奨励金(クリエイター奨励スコア)である「子ども手当」を受け取ることも可能。

 niconicoでは、「サービスを通じて、3Dクリエイターの創作活動のさらなる活性化を図る」としている。

(山崎健太郎)