ニュース
Berkeley Audio Design、カスタムメイドパーツ使用の最上位DAC。USB DDCも
(2014/12/8 13:21)
ナスペックは、Berkeley Audio DesignのDAC「Alpha DAC Reference」と、USB DDC「Alpha USB」を12月10日に発売する。価格は、Alpha DAC Referenceが220万円、Alpha USBが30万円。いずれも受注生産となる。
Alpha DAC Reference
192kHz/24bitまでのPCM音源に対応するDAC。入力は同軸デジタル(BNC)×2、光デジタル×1、AES/EBUデジタル×1を装備する。DACモジュールには、カスタムメイドのパーツとセレクトグレードのオペアンプを使用。独自のアルゴリズムによるアップサンプリングシステムと、ジッタを最小限に抑えるというカスタムメイドの高精度クロックを採用している。Pacific MicrosonicsのPMD-100とPMD-200をシミュレートしたフィルタを含む4つのデジタルフィルタを選択可能。HDCDデコーディングも行なえる。
アナログ出力はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統搭載。バランス回路はフルバランスで、アンバランス出力のシングルエンド段と完全にセパレートしている。
電源はメイン基板と分離されたリニア電源を搭載。低歪な電源供給が可能な大型EIコアトランス2基を搭載する。シャーシには、単板削り出しの高剛性アルミニウム素材を使用。耐振動性に優れ、内部の共振や外部からの振動をダンピングするという。DACセクションを中心とするメイン基板には絶縁性や耐熱性に優れたセラミック基板を採用。各基板を独立して形成し、音質に悪影響を与えるノイズや各モジュールの干渉を防いでいる。
デジタルボリュームやL/Rバランス調整、位相反転、ミュート機能なども搭載。消費電力は25W。外形寸法は445×320×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.5kg。リモコンが付属する。
Alpha USB
PCオーディオでの使用を想定したUSB DDC。192kHz/24bitまでのPCM音源に対応する。対応OSはWindows Vista/7/8とMac OS X 10.6以降。Windowsでは専用ドライバを使用。Mac OSではドライバのインストール不要で使用できる。
高精度マイクロコントローラを採用し、USBアシンクロナス接続とビットパーフェクトに対応。PCからの信号を内部のクロックで制御し、正確なデジタルデータ転送を可能にしている。クロックには、Alpha DAC Referenceにも採用しているカスタムメイドの高精度クロックを採用し、ジッタを抑制している。
電源は、メイン基板と分離された安定化リニア電源を採用。USBレシーバ部はバスパワー駆動となるが、マスタークロック出力やラインドライバ部などには専用電源から電力を供給する。
入力はUSB 2.0×1で、出力は同軸デジタル(BNC)×1とAES/EBU×1を装備。消費電力は3W。外形寸法は270×130×65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.9kg。