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タンノイ、新同軸ユニット採用スピーカーRevolution XT。ブックシェルフ型はペア14万円
(2015/1/15 11:57)
エソテリックは、英タンノイ製のスピーカー「Revolution XT」シリーズ3機種を2月1日に発売する。価格は、フロア型の「Revolution XT 8F」が1台16万円、「Revolution XT 6F」が1台12万円、ブックシェルフ型の「Revolution XT 6」がペアで14万円。いずれのモデルも、仕上げはWL(ダークウォルナット)、MO(ミディアムオーク)から選択できる。
3機種に共通する特徴は、同軸2ウェイの新しい「オムニマグネット・デュアルコンセントリック」ドライバを搭載している事。25mm径のリニアPEIドームツイータと、マルチファイバーペーパーコーンウーファを組み合わせている。
ツイータには、リング状の振動板と弾頭型のフェイズプラグを組み合わせた新設計「トーラス・オージャイブ・ウェーブガイド」を採用。従来の「TW(テクノウェーブガイド)」よりもツイータを前方に配置。ウーファと共に1つのマグネットで駆動可能な、浅いワイドフレア形状のユニットとした。
これにより、ウーファの振動板を伝って拡がるウェーブフロントが、よりスムーズかつハイスピード化され、音像定位や位相特性を向上。「自然で拡がりのある音質」が実現でき、低域の過渡特性も向上するという。
ブックシェルフの「XT 6」と、フロア型の「XT 6F」は、この同軸2ウェイユニットの、ウーファ口径が150mmのものを搭載。フロア型上位モデルの「XT 8F」は、ウーファが200mm径となる。
フロア型の2機種は同軸ユニットに加え、ウーファをもう1基搭載。「XT 6F」は150mm径、「XT 8F」は200mm径のユニット。
エンクロージャは3機種ともバスレフ。台形になっており、平行面を無くすことで内部の定在波を抑制。さらに、フロア型の2モデルは、ユニット背圧のダンピングを2つのキャビティーで調整し、超低域から中域周波数のドライバ性能を最適化する「ツインキャビティー結合バスレフシステム」を採用。「透明感溢れるクリアな中域再生と、オルガンの最低音に至るまで、引き締まったコントロールの効いた低域再生能力を両立した」とする。
なお、フロア型の2モデルのバスレフポートは、キャビネットとベースの間に設けられた傾斜つきのダウンファイアリングポートで、定在波を発生させにくく、スピーカー設置場所の自由度もアップしている。
クロスオーバーネットワークには、低損失ラミネートコアインダクタなど、オーディオグレード部品を投入。内部配線には高純度シルバーコーティングOFCを採用している。スピーカーターミナルは金メッキ仕上げで、バイワイヤリング接続にも対応する。
スピーカーベースも採用。フロア型はスパイク機構も備え、スパイク受けも標準で付属する。
モデル名 | Revolution XT 8F | Revolution XT 6F | Revolution XT 6 | |
同軸ユニット | 25mm径リニアPEIドーム 200mm径コーン | 25mm径リニアPEIドーム 150mm径コーン | ||
ウーファ | 200mm径コーン | 150mm径コーン | ||
クロスオーバー 周波数 | 250Hz/1.8kHz | 1.8kHz | ||
エンクロージャ | バスレフ | |||
再生周波数帯域 | 34Hz~32kHz | 38Hz~32kHz | 46Hz~32kHz | |
推奨アンプ出力 | 25~200W | 25~150W | 25~120W | |
能率 | 91dB | 90dB | 89dB | |
インピーダンス | 8Ω | |||
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 317×345 ×1,052mm | 269×317 ×976mm | 220×302 ×402mm | |
重量(1台) | 19.9kg | 16.3kg | 7.46kg |