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パナソニック、高輝度IPSパネル+NetflixのフルHDテレビ

音や外から視聴にこだわった49/43型「VIERA CS650」

 パナソニックは、IPSパネルや音質に拘ったダイナミックサウンドシステムを搭載し、Netflixにも対応したフルHD液晶テレビ「VIERA CS650シリーズ」を3月上旬より発売する。49型の「TH-49CS650」と、43型の「TH-43CS650」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は49型が17万円前後、43型が13万円前後。

TH-49CS650(左)とTH-43CS650(右)
TH-49CS650

 49/43型のいずれもフルHD/1,920×1,080の高輝度IPSパネルを採用。明るい部屋でも大画面の隅々まで、くっきりと鮮やかな映像を楽しめるほか、「斜めの位置から見ても、色彩豊かな広色域映像を満喫できる」としている。120Hzの倍速駆動にも対応し、動画ボケの少ないなめらかな映像表示を可能とする。視野角は上下左右178度。

高輝度IPSパネルを採用
倍速駆動に対応

 2015年のフルHD VIERA上位シリーズとして音質にもこだわり、大容量スピーカーボックスによる「ダイナミックサウンドシステム」を搭載。ユニットはフルレンジ×2で、出力は15W×2chで、従来モデル(47AS650/42AS650)比で約5.5倍のボックスの採用で、「迫力ある低音を実現した高音質サウンドを楽しめる」としている。

大容量スピーカーボックスによる「ダイナミックサウンドシステム」を搭載する

 地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載し、別売USB HDDへの裏番組録画が可能。長時間録画モードでの録画にも対応する。新コンテンツ保護技術「SeeQVault」(SQV)に対応し、SQV対応HDDにVIERA CS650の録画番組をバックアップし、他のSQV対応VIERA/DIGAなどで再生することも可能となっている。

 Ethernetと無線LANを搭載し、ホームネットワーク内のタブレットやスマートフォンに録画/放送中番組を配信できる「お部屋ジャンプリンク」にも対応。さらに、NexTV-Fによるリモート視聴にも対応しており、外出先から自宅のVIERA CS650にアクセスして、録画/放送中番組を視聴できる「外からどこでもスマホ視聴」も利用できる。番組視聴や外出先からの録画予約に利用できるAndroid/iOSアプリ「Panasonic Media Access」を無料で提供する。

リモコンにNetflixボタンを装備

 また、2015年秋に国内でスタートする映像配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」にパナソニックのテレビとして初めて対応。Netflixは、全世界50カ国、5,740万世帯が利用している月額定額制のエンターテインメントサービスで、2月に日本国内でも今秋スタートすることを表明している。VIERA CS650ではリモコンにNetflixボタンを備え、ワンボタンでNetflixのサービスを呼び出して、番組選択/再生できる。

 Netflixの利用にはサービス契約が必要となるが、サービスの詳細については今後Netflixから発表される予定。なお、他の国内メーカーでは、東芝が2月20日からNetflix対応の「REGZA J10」を発売開始する。

 Hybridcastにも対応。また、ユーザーの好みや情報を一覧表示する「マイチャンネル」などのネットワーク機能も備えている。入力端子はHDMI×3、D4×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声出力×1とヘッドフォン。消費電力と年間消費電力量は49型が130W(待機時0.1W)、83kWh/年、43型が129W(同0.1W)、74kWh/年。外形寸法/重量は49型が110.6×23×68.1cm(幅×奥行き×高さ)/17kg、43型が97.4×23×60.7cm(同)/15kg。

(臼田勤哉)