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ローカル局の動画で地域の食や伝統を発信する「ロコチャン」。電通が開設

 電通は、地上波ローカル放送局が持つ動画コンテンツから、“地方創生”をキーワードに地域の魅力を発信するというポータルサイト「ロコチャン」を8月24日に開設した。パソコンやスマートフォン(Android 4.0以上/iOS 6以上)で閲覧できる。

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 ローカル局は、地域に密着した様々な情報の動画コンテンツを多数蓄積している一方で、地上波では放送区域が定められ、区域外に発信される機会が少なかったことから、そうしたコンテンツの活用を目的に開設したというサイト。

 日本各地のローカル局が紹介する「見たい」、「食べたい」、「知りたい」、「行きたい」、「住みたい」といった目的に合わせた動画を用意。従来は地方でしか視聴できなかった動画を全国に発信することで、地域への興味喚起や誘客、移住促進、地元物産の販売促進などにつなげることを目指す。

地図表示画面の例

 オープンにあたり、「観光」や「グルメ」、「名産品」などのコンテンツを、全国11ブロック、合計200タイトル以上用意。放送局は、札幌テレビ放送や、テレビ金沢、山梨放送、KBS京都、長崎放送、琉球放送など17局が参加しており、今後も、参加放送局やコンテンツの拡大を進めていく。

 サイトの開発と運営は、総務省の平成26年度補正予算における「放送・通信の連携による地域コンテンツ流通促進事業」として電通が受託している。運営会社は、在京民放キー局5社による地上波放送番組の無料見逃し配信「TVer」も担当しているプレゼントキャスト。

(中林暁)