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シャープ、ワイヤレステレビ新提案「AQUOSファミレド」

16型防水Androidタブレット+チューナ。約9万円

 シャープは、16型の防水Androidタブレットと3波対応のテレビチューナを組み合わせたワイヤレステレビ「AQUOSファミレド」(HC-16TT1)を11月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。カラーはブラックとホワイトの2色。

「AQUOSファミレド」(HC-16TT1)
カラーはブラックとホワイトの2色

 16型/1,366×768ドット液晶を備えたAndroid 4.4タブレットのモニター部と、別体の地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナを組み合わせたワイヤレステレビ。無線LANで、モニター部とチューナ部を接続する。

 モニターはIPX5/7相当の防水仕様で、キッチンやお風呂での利用にも対応。CPUはRK3188 1.6GHz(クアッドコア)、メモリは1GB。OSはAndroid 4.4で、Google Playアプリなどを追加できる。本体のストレージメモリは8GBで、microSDスロットも装備し、ストレージ容量を拡張可能。

 バッテリも内蔵し、約5時間の連続駆動に対応。16型を選択した理由は、「テレビとして十分かつ、家庭内のどこでも持ち運べるサイズ」として決めたという。モニター部の外形寸法は39.5×2.4×25.4cm(幅×奥行×高さ)、重量は約1.9kg。

モニターはIPX5/7相当の防水仕様
写真も楽しめる
背面に大型スタンド

 家の中で、無線LANが繋がる環境であれば、場所を選ばずに番組が楽しめる点を訴求。受信したテレビ放送はトランスコードしてモニターに伝送し、画質モードは3段階(4Mbp、6Mbps、8Mbps)から選択できる。受信したMPEG-2 TSをそのまま視聴することはできない。

 テレビとネットを区別せずに、シームレスにコンテンツを楽しめる点がAQUOSファミレドの大きな特徴。テレビ視聴の約3割は「ながら見」という調査結果から、テレビとネットの2画面同時表示機能の搭載などで、「ながら見」視聴対応を強化。場所やコンテンツから自由になった新しい端末としてAQUOSファミレドをアピールしていく。

番組表
映像調整
場所やコンテンツから自由になる端末を目指す

 チューナにUSB HDDを追加して録画にも対応。シングルチューナのため、視聴中の裏番組視聴には対応しない。また、データ放送や追いかけ再生には対応しない。DLNA/DTCP-IPに対応するため、AQUOSブルーレイなどのレコーダに録画した番組を、AQUOSファミレドのモニターで視聴することもできる。

チューナ部
背面

 豊富なアプリ対応も特徴。独自のホーム画面「AQUOSランチャー」では、テレビ番組を小画面で表示しながら、メールやクックパッドなどのアプリを利用でき、テレビを見ながら、レシピを確認/調理する、といったことも可能になっている。子画面のサイズ変更にも対応する。

クックパッドを見ながら小画面でテレビ

 ホーム画面に家族におすすめの情報をおしらせする「Antennaウィジェット」や「映像調整」アプリなどもプリインストールしている。

 マイクやカメラも内蔵し、コミュニケーション端末としても利用可能。Bluetoothを内蔵し、Bluetoothキーボード/マウスを使った操作やスピーカーへの音声出力に対応。シャープの空気清浄機やお掃除ロボット「ココロボ」などのネットワーク対応機器のコントロールにも対応する。

 チューナ部はACアダプタで動作。外形寸法は15.3×17.2×4.8cm(幅×奥行×高さ)、重量は約0.3kg。

(臼田勤哉)