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東芝、ビジュアル過去番組表搭載の新レグザサーバー
録画中番組もスマホ追っかけ再生。RD相当の編集機能
(2015/10/15 11:00)
東芝ライフスタイルは、トリプルチューナを装備し、新たにビジュアル過去番組表を採用したレグザサーバー「DBR-T670」と、新レグザブルーレイなど、BDレコーダ5モデルを11月上旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円~10万円前後。
全録「タイムシフトマシン」を備えた「DBR-T670」のみ「レグザサーバー」ブランド、「DBR-T660/T650/Z620/Z610」は「レグザブルーレイ」ブランドで展開する。
型番 | チューナ | タイムシフト | HDD | 発売日 | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|---|---|
DBR-T670 | 3 | ○ | 3TB | 11月下旬 | 10万円前後 |
DBR-T660 | - | 2TB | 11月上旬 | 85,000円前後 | |
DBR-T650 | 1TB | 75,000円前後 | |||
DBR-Z620 | 2 | 1TB | 65,000円前後 | ||
DBR-Z610 | 500GB | 55,000円前後 |
DBR-T670は、タイムシフト録画した番組の画像を見ながら番組を選べる「ビジュアル過去番組表」を新採用したほか、「ざんまいプレイ」を強化。また、各モデルで搭載している、録画番組をスマートフォンやタブレットで視聴できる「おでかけいつでも視聴」が強化され、録画番組が放送中でも視聴可能になるなど、機能強化が図られている。
「DBR-T670」の新機能や特徴。TransferJet対応も
「DBR-T670」は、地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統搭載したBD/HDDレコーダで、HDD容量は3TB。最大3チャンネル分を通常録画として利用できるほか、3チャンネル分を録画し続けるタイムシフトマシンとしても利用できる。
例えば3チャンネルすべてをBS有料チャンネルに割り当てることも可能。また、タイムシフト2チャンネル+通常録画1チャンネル、タイムシフト1チャンネル+通常録画2チャンネルといった設定も行なえる。
タイムシフト録画番組の表示/検索方法を強化。録画番組をテレビ番組表風に表示する「過去番組表」を強化し、番組名や出演者などの文字情報だけでなく、番組サムネイルも表示する「ビジュアル過去番組表」に対応。番組の内容をビジュアルで把握しやすくし、選びやすくした。
タイムシフト録画番組は、一定期間が過ぎると上書きされるが、保存(通常録画)も可能。新たに番組再生中に保存指示が行なえるようになった。また、番組表からも連ドラの保存予約が可能となり、保存予約件数も増加している。
ドラマやスポーツなどのジャンルごとに並んだ番組リストから見たい番組を選べる「ざんまいプレイ」にも対応。DBR-T670のみの機能として、ネットワークで連携した他のREGZAやレグザサーバーのタイムシフト録画番組からの番組選択に対応した。
また、近接無線伝送技術のTransferJetに対応。別売のバッファロー製TransferJetアダプタ「BSCRTQ01/V」(11月下旬発売)に番組を転送できる機能で、転送後にアダプタにドコモのTransferJet対応スマートフォン「ARROWS F-02H」をかざすだけで、番組を転送できる。
動作速度を向上。“RD相当”の編集機能やスマホ視聴強化
タイムシフトマシンやTransferJet対応以外の主な仕様は、レグザブルーレイ「DBR-T660/T650/Z620/Z610」とほぼ共通。
DBR-T660/T650は、地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統搭載し、HDD容量はT660が2TB、T650が1TB。DBR-Z620/Z610は、地上/BS/110度CSチューナ2系統で、HDD容量はZ620が1TB、Z610が500GB。
型番 | DBR-T670 | DBR-T660/ T650 | DBR-Z620/ Z610 |
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タイムシフト マシン | ○ | - | - |
ビジュアル 過去番組表 | ○ | - | - |
ざんまいプレイ | ◎ | ○ | ○ |
新GUI | ○ | ○ | ○ |
4Kアップ コンバート | ○ | ○ | ○ |
録画中追っかけ再生 (おでかけいつでも視聴) | ○ | ○ | ○ |
編集機能強化 | ○ | ○ | ○ |
無線LAN | ○ | ○ | ○ (Z620のみ) |
TransferJet アダプタ対応 | ○ | - | - |
インターフェイスを改善し、操作性を向上。スタートメニューはデカ文字表示とし、見やすさや使いやすさを向上。番組表は従来の6時間表示に加え、8時間表示に対応。1画面で表示できる番組数を約3割増やしている。番組表の表示スピードも向上している。録画リストの番組表示数も8から12に増強。好みの番組をおすすめしてくれる「ざんまいプレイ」にも対応する。
録画番組の本編だけを再生できる「おまかせプレイ」に対応。おまかせプレイで作ったCMを省いたプレイリストをそのままディスクダビングすることも可能となっている。
編集機能も強化し、フレーム単位のチャプタ分割に対応。現在のチャプタと1フレームしか離れていなくても、チャプタ分割可能で、「かつてのRDシリーズと同等の編集が可能」としている。
著作権保護技術のSeeQVaultにも対応し、録画番組のバックアップが可能。「全番組バックアップ」のほか、バックアップしていない番組だけをダビングする機能も備えており、レコーダ買い替えなどの引っ越し時に利用できるという。
Ethernetを装備し。DTCP-IP/DLNA経由での録画番組配信や他のDLNAサーバーの番組再生に対応。DBR-Z610以外の機種は無線LANも内蔵する。
スマートフォンやタブレットへの配信にも対応。NexTV-Fによる「リモート視聴」にも対応し、外出先のスマートフォンやタブレットから、放送番組や録画番組視聴が行なえる。
これらのモバイル視聴を「おでかけいつでも視聴」と命名。従来は番組録画中の視聴ができなかったが、録画番組も追いかけ再生できるようになった。スマホ配信における録画中の追っかけ再生は業界初としている。
HDMI出力は4Kアップコンバート出力に対応する。