サッカーや野球、F1をDAZNでお得に楽しむ、「DMM×DAZNホーダイ」とは何か

3月23日にDMMとDAZNのセットプラン「DMM×DAZNホーダイ」がスタートする

明治安田生命Jリーグが2月に開幕し、モータースポーツではF1が3月頭に開幕、そしてプロ野球レギュラーシーズンの開幕も目前と、春を迎えて本格的なスポーツシーズンが到来している。これらスポーツを配信で視聴したいときに便利なのがDAZNだが、2月14日に料金改定があり、月額料金が3,000円から3,700円に値上げされたため、加入をためらっている人も多いだろう。

そんななか、注目のサービスが3月23日にスタートする。それは動画配信サービス「DMM TV」とスポーツ配信サービス「DAZN」の月額プランがセットになった「DMM×DAZNホーダイ」。両方のサービスが楽しめるにもかかわらず、月額料金は2,980円となっており、このセットプランはもっともリーズナブルにDAZNを楽しめるプランと言っても過言ではない。プラン導入の前に、改めて特徴を整理しておこう。

このセットプランでは、DAZNが提供している明治安田生命Jリーグやプロ野球、欧州サッカー、F1を含むモータースポーツなど、国内外のプレミアムスポーツに加え、DMM TVで配信されている5,000作品以上のアニメや、バラエティ番組、2.5次元舞台・ミュージカル、映画・ドラマなどを楽しめる。配信コンテンツは'23年2月時点で約16万本。さらにデジタルコマースが展開するアダルト作品の配信サービスであるFANZA TVにおいて、対象作品も見放題になる。

さらにDMMがすでに提供している、さまざまなサービスで会員特典を受けられる。例えば電子書籍のDMMブックスで追加料金不要で読める作品があったり、DMM GAMESで特定ゲームタイトルのガチャチケットが毎月付与されたり、DMM英会話でプラチナレッスンチケットが付与されるといった特典が用意されている。

この2サービスを個別に契約する場合、Jリーグやプロ野球などが楽しめる「DAZN Standard」の月額プランは3,700円/月、DMM TVの有料プラン「DMMプレミアム」は550円/月なので、合計の利用料は4,250円/月。

一方、セットプランは2,980円/月なので、毎月1,270円お得にサービスを利用できる。アニメに興味がないという人でも、DAZN Standardの3,700円/月よりも安く、DAZNを利用できることになる。

ちなみにDAZN Standardには、年間プラン(一括払い/月々払い)も用意されており、一括払いは年間30,000円/月額換算2,500円、月々払いは月額3,000円/年間総額36,000円と、月額プランよりもリーズナブルにサービスを利用できる。

このうち一括払いを利用すれば、DMM×DAZNホーダイよりも利用料金を安くできるが、当然DMMプレミアムのコンテンツは視聴できない。

また、DMM×DAZNホーダイでは新規入会の場合、DMMのさまざまなサービスで使えるDMMポイントが入会月から3カ月間、毎月550ポイントプレゼントされるので、これも合わせると最初の3カ月間は、実質的に2,430円/月でサービスを楽しめる計算になる。つまり、3カ月間だけではあるが、一括払いの年間プランよりも70円ほどお得になる。

なお、DAZNは980円/月でコンテンツを楽しめる「DAZN GLOBAL」プランも用意しているが、このプランで視聴できるのはボクシングや総合格闘技、トライアスロン、レスリング、チェスなどの一部コンテンツのみで、Jリーグやプロ野球、F1などの人気コンテンツは視聴できない。

そのほかDAZNは、ドコモやauと提携したプランも用意しているが、au・UQ mobileスマートフォン利用者が使えるau 5G DAZNは、1カ月間無料でDAZNを利用できるものの、それ以降は3,700円/月が請求され、auの請求金額から110円/月が割引されるので、実質月額は3,590円。

DAZN for docomoについても、2月14日からはDAZNの標準価格と同じ月額3,700円に値上げされている。'22年4月17日までに契約している場合は1,925円/月、'23年2月13日までに加入している場合は3,000円/月で継続利用できるが、これから新規に入会する場合、または一度解約して再加入する場合は新価格での契約となるため、DMM×DAZNホーダイのほうがお得な計算になる。

DMM×DAZNホーダイよりもリーズナブルなプランとしては、例えばpovo 2.0契約者向けのコンテンツトッピングとして「DAZN使い放題パック(7日間)」が925円/回で提供されているが、こちらは7日間しかサービスを利用できないため、ピンポイントで「この試合が観たい」という場合に便利なもので、シーズンを通してスポーツをチェックしたい人には不向きな内容となっている。