トピック
やっぱりデノンがいい! BTスピーカーでは物足りない人へ、“家じゅうどこでも空間オーディオ”「DENON HOME 200/400/600」
- 提供:
- デノン
2026年5月8日 13:52
空間オーディオは、Amazon MusicやApple MusicなどがDolby Atmosや360RAといった特殊フォーマットの音楽配信を始めた2019年頃から急速に注目された技術だ。従来のステレオ音像とは違った表現を目指して多くの対応スピーカーが登場した。
しかし近年はこうした特殊フォーマットではなく、従来のステレオ音源でも空間オーディオとして再生できるような、独自技術を搭載したスピーカーがクラウドファンディングを中心に盛り上がりを見せている。圧倒的に音源数が多いステレオソースが新技術で蘇るのは、かなり魅力的だ。
今年で創業115年という、日本が誇るオーディオブランド・デノンも、スマートスピーカーとして、これまで1台でもステレオサウンドが得られる「DENON HOME」をシリーズ展開してきた。
そして、4月7日からGREEN FUNDINGにて新モデルを先行販売している。それが「DENON HOME 200/400/600」だ。5月初頭の現在、すでに支援額3,500万円を集め、達成率3,500%突破と絶好調である。
新たなDENON HOME 200/400/600のポイントは何といっても、「空間オーディオ」対応になったこと。3モデルはいずれもDolby Atmosコンテンツの再生に対応しつつ、デノンのオリジナル技術によって、ステレオ音源でも空間オーディオ効果が得られるスピーカーに仕上がっている。実はデノンは2014年という早い段階で、世界初の家庭用Dolby Atmos対応AVアンプを発売しており、空間オーディオ処理に関してはエキスパートだ。
やはり聴きどころは、そのオリジナル技術による空間オーディオ効果がどれぐらいのものなのか、というところだろう。今回はクラファン中の全モデルを先行してお借りすることができた。
早速聴いてみよう。
三者三様のスペック
まずは今回発売される3つのスピーカーの特徴をまとめてみよう。
もっとも小型の「DENON HOME 200」は、直径140mm、高さ216mmの円筒形である。重量は2.2kgなので、片手で持てる。
ドライバ数は3で、正面下部に4インチウーファー、その上部にハの字型に開いたステレオ・ワイドレンジ・ツイーター×2が配置されている。
天面に操作パネルがあり、スイッチはタッチではなく物理スイッチだ。背面にはアプリ接続用のConnectボタン、アナログの外部入力、USB-C端子、Bluetoothのペアリングボタン、マイクスイッチがある。
ミドルクラスの「DENON HOME 400」は、幅300mm、高さ219mm、奥行150mmで、ちょうど200を横に2つ並べたぐらいのサイズ感である。重量は4.2kg。
こちらのドライバ数は6で、正面下部に4.5インチウーファー×2、その上部にハの字型に開いたステレオ・ワイドレンジ・ツイーター×2、さらに上向きに1インチハイトスピーカー×2が配置されている。ハイトスピーカーがあることで、縦方向の空間音響が得られるのがポイントだ。
操作ボタンは右側に縦に配置されている。背面には同じくアプリ接続用のConnectボタン、アナログの外部入力、USB-C端子、Bluetoothのペアリングボタン、マイクスイッチがあるという作りだ。
最上位機種の「DENON HOME 600」は、幅451mm、高さ226mm、奥行251mmで、こちらは400を前向きに倒したようなデザインとなっている。重量は8kgで、見た目もなかなかの迫力である。
こちらのドライバ数は8で、中央前後に6.5インチウーファー×2、正面左右に2.5インチミッドバス×2とステレオ・ツイーター×2を備える。さらに上面にハの字型の1インチハイトスピーカー×2が配置されている。
操作ボタンは上部に1列で配置され、背面には同じくアプリ接続用のConnectボタン、アナログの外部入力、USB-C端子、Bluetoothのペアリングボタン、マイクスイッチがある。
これら3モデル共通の機能として、同一モデル同士であれば2つペアでステレオペアリングも可能になっている。また別のモデルであっても、同じ音源を同時に再生することができる。さらに同社サウンドバーやサブウーファと組み合わせれば、ホームシアターとして拡張することもできる。
本シリーズの音楽再生方法だが、基本的にはBluetoothスピーカーではなく、ネットワークスピーカーである。よってホームネットワークにWi-Fiで接続し、アプリ等を使って音楽サービスから音楽再生を行なうと、それをネットワーク経由でスピーカー側が直接ストリームを受信するという仕組みになっている。よってBluetoothのハイエンドコーデックに対応していないスマホでも、高音質での音楽再生が楽しめる。
対応サービスとしては、Amazon Music、Qobuz Connect、Spotify Connect、AWA、Deezer、SoundCloud、TuneInがある。Apple Musicには直接対応していないが、ワイヤレス接続方式としてAirPlay 2にも対応するので、実質的にApple Musicの音楽も同じように楽しめる。
そのほかUSBメモリやNASの音楽ファイルも再生できる。ローカルで音源をたくさん持っている人にも嬉しい仕様だ。
ステレオ音源で十分楽しめる仕上がり
では早速音を聴いてみよう。
今回はサウンドチェック用として最近よく聴いている、Propagandaの「Heaven Give Me Words」7インチシングルバージョンを聴いていく。Propagandaと言えば80年代にトレヴァー・ホーン率いるZTTレーベールで数々のヒット曲を飛ばしたドイツのバンドだが、本曲はZTTレーベルを離れて1990年にリリースしたアルバム「1234」に収録されたナンバー。すでにアルバムは廃盤でネット配信もされていないが、なぜか7インチシングルだけは配信されている。
DENON HOME 200
まずはDENON HOME 200からだ。サウンドモードには「Auto」と「Pure」が選択できる。Pureは、あえてサウンドモードやバーチャルサラウンドの処理をバイパスし、スピーカー純粋のサウンドが出るモードだ。
先にPureモードから聴いてみよう。音質的にはボーカル帯域が生々しく、前に出るサウンドだ。本楽曲はステレオ音源なので、音の広がりはステレオサウンドではあるものの、スピーカーの横幅以上の広がりは感じられない。4インチウーファーにしては、低域はそこそこ良く出ている。妙な癖もなく、エフェクトなしでもサウンド的にしっかり設計されていることがうかがえる。
サウンドモードをAutoにすると、サウンドコントロールが使用できるようになる。注目はやはり、「広がり」だ。これをめいっぱい上げると、音像がガッと大きく広がり、スピーカーの両脇1mぐらいの大きなサウンドイメージとなる。これならステレオペアのスピーカーで聴くのと遜色ない。
低域、高域のバランスもよく、左右を広げたからといって高域にクセが出る感じもない。「低音」で低域を少し持ち上げてやると、このサイズのスピーカーとは思えない低音が出てくる。ただウーファーサイズの問題から、沈み込むような深いところからではなく、若干軽やかな印象である。テーブルや棚に置いてニアフィールドで聴くなら、200で十分だろう。
DENON HOME 400
続いてDENON HOME 400を聴いていく。まずはPureモードだ。スピーカー性能としては200の2台分といった構成だが、出てくる音も200と似ている。ウーファーがサイズアップして数も2倍になっているので、低音の深みは1ランクアップするが、トータルとしては200とそれほど変わらないかなという印象だ。
だがAutoモードにするとサウンドが激変する。サウンドコントロールはデフォルト状態だが、低音の深みが一層低いところから立ち上がってくる。またサウンドフィールドがグッと大きくなり、ほんとに同じスピーカーか?と二度見するほど音が変わる。
「広がり」を上げていくと、サウンドのセンター付近が左右に大きく割れて、エコーが深くなる。ただ左右の広がり幅はそれほど変わらないかなという印象だ。これは広がり感というよりは、部屋がデッドかライブかで使い分けるといいのではないだろうか。
続いて200にはないパラメータ、「高さ」を上げていく。サウンド全体は高域の解像度が上がり、高域が上方に向けて放射されているのがわかる。
サウンド全体が上に上がるのではなく、中低音域はそのままの位置で、高域の幅が縦に広がる。サウンドがより立体空間を埋めていく様子が面白い。クラファンで最も売れているのが400だというが、なるほど新規開発された空間オーディオ表現を、もっとも的確に表現できるモデルだと感じた。
DENON HOME 600
最後はDENON HOME 600だ。Pureモードでは、ボディの割には低音がドコドコ出る感じでもなく、意外にライトなサウンドだ。この点では今回発売の全モデルとも、ボディサイズやドライバ数がこれだけ違うにも関わらず、サウンドの傾向は同じである。成り行きでそうなっちゃうようなサウンドではなく、いかにデノンのアナログ設計技術が狙い通りの音に向けてしっかり着地させているのかがよくわかる。
さて肝心のAutoモードだが、デフォルト設定状態でもサウンドの横幅はかなり大きく、正面から横に広がったあと、頭へ向かってグルッと巻いてくるような、耳元まで迫ってくるような音空間が感じられる。これは他のモデルでは体験できないサウンドだ。
6.5インチウーファーを2基搭載するだけあって、低音の深みはサブウーファーいらずである。ただし、ある程度ボリュームを上げないとこの沈み込みは体験できない。ニアフィールドではなく、部屋中を満たすというボリュームで離れた場所から聴くことをお勧めしたい。
また中高音域、女性ボーカルの中心周波数あたりの解像感にも注目したい。人の声はなめらかだが、ディテールを失わずザラリとした表現もうまく残している。それが低音にマスキングされず、立体構造で聞こえてくるのが魅力だ。
「広がり」を上げると、エコーが深くなる感じは400と同じだ。600は元々デフォルトでもサウンド幅が広いので、無理に「広がり」を上げる必要もなく十分である。
「高さ」は高域の解像度が上がる点も400と同じ傾向だが、音の高さが真上ではなく、逆ハの字に斜め上左右へ広がっていく感じがする。これもまた斬新なサウンドフィールドだ。音像の好みもあるだろうが、筆者はかなり好ましく感じた。
満足度が高い、次世代ホームオーディオ
音楽リスナーには、幅広いレイヤーがある。家に専用オーディオルームを備えてコンポーネントオーディオを楽しむ人から、スマホとイヤフォンが全てという人まで様々だ。
その中間層で圧倒的な人数を占めるのが、Bluetoothスピーカーのユーザーだ。これも大小様々な製品がひしめき合う激戦区であるが、今回登場したDENON HOME 200/400/600はネットワークスピーカーであり、Bluetoothのちょっと上のポジションに位置するスピーカーということになる。Bluetoothスピーカーではもう物足りないと思っている人なら、この3モデルはどれを選んでも満足度は高いはずだ。
サイドテーブルや机の上に置いて、近くで聴くという用途には200が向くだろう。真正面に置くと効果が高いが、少し斜めでも問題ない。場所も取らず重量も軽いので、あちこち移動できるのもメリットである。
置き場所を決めて、部屋で作業しながらどこでも空間オーディオを楽しみたいという人には、400がお勧めだ。200よりも低域が深く、広がりが大きいので、離れた場所から聴いても十分なサウンドが得られる。
シアタールームやリスニングルームがあるという人、あるいは設置場所にある程度余裕があるという人なら、ぜひ600を試していただきたい。リッチな低音に加えて、ナチュラルでスケールの大きな立体音像が楽しめる、文句なしの1台だ。
実際に音を聴いてみたいという方は、二子玉川 蔦屋家電、SHIBUYA TSUTAYA、梅田 蔦屋書店、ビックカメラ12店舗など、計15店舗で体験可能である。ただし購入はGREEN FUNDINGのみだ。
現在確認したところ、200は19%OFFの48,100円、400は15%OFFの71,800円、600は16%OFFの99,800円のプランが残っている。GREEN FUNDINGでの支援期間は6月7日までとなっているので、気になる方は急いだほうがいいだろう。
ボディカラーは3モデルともストーン・シルバーとチャコール・ブラックがある。安心のデノンブランドが提供する確かなサウンドを、存分にお楽しみいただきたい。


























