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やじうまAV Watch 2003年上半期


やじうまWatch(INTERNET Watch)


5月9日

  • バップ、新生「アニメタル」のレコーディングを公開
     -白熱のライヴに取材陣も圧倒

    これが新生アニメタルだ!!

     株式会社バップは9日、4月にレコード会社をエイベックスからバップへと移籍したヘヴィ・メタルバンド「アニメタル」の新作CDアルバム「アニメタル・マラソン V」のレコーディング風景を公開した。

     アニメタルは、'96年に結成されたバンド。アニメソングをヘヴィ・メタルにアレンジするという独自の音楽スタイルが話題となり、'96年の10月に発売されたファーストシングル「アニメタル」は、累計販売枚数約15万枚を記録。さらに、'97年3月にリリースされたアルバム「アニメタル・マラソン」はオリコン初登場9位、累計販売枚数約30万枚の大ヒットを記録した。

     '98年に4枚目のアルバム「アニメタル・マラソン IV」を発売後、2003年1月に22歳の若手ギタリストSyuを加え「新生アニメタル」が誕生した。そして、4月にレコード会社をバップに移籍し、本格的に活動を開始。6月25日に新作アルバム「アニメタル・マラソン V」をリリースする。

     レコーディングは都内のスタジオで行なわれた。メンバーは新しいコスチュームを身にまとい、颯爽と登場。まずは「ガッチャマンの歌」で取材陣の度肝を抜くと、続けて「タッチ」、「キン肉マン Go Fight!」、「ヤッターマンの歌」をメドレーで披露。濃厚でヘヴィなライヴに、取材陣からは拍手と歓声が沸きあがった。

    ボーカルのさかもとえいぞうさん。アニメタルでの活動と平行しつつ、「JAM project」や「ANTHEM」での活動も行なっている。39歳とは思えぬシャウトは圧巻 ベースのMASAKIさん。「JACKS'n'JOKER」を経て、'97年からアニメタルに参加。テクニカルなプレイを披露した 「Galneryus」や「AUSHVITZ」を経て、1月からアニメタルに加わったギターのSyuさん。ギタープレイもさることながら、美しい容姿も印象的

    メタルと言えばヘッドバンキング。揺れる頭にブレる写真 公開レコーディングでも完全燃焼。まさに「アニメタル・マラソン」だ。なお、MASAKIさんの衣装は、「現代に降りて来た赤影(水陸両用)」、さかもとさんは「キャプテンハーロック」をイメージしたもの。さらに、Syuさんの衣装は、聖闘士星矢の聖衣(クロス)をイメージしたものだが、その中に着ているのはエヴァンゲリオンのアスカが着ていたプラグスーツという凝りようだ

     最新アルバム「アニメタル・マラソン V」(VPCC-84430)は、ファンから演奏希望が多かった曲を中心に、41曲ものアニメソングを収録している。発売日は6月25日で、価格は2,913円。

    アニメタル・マラソン V

     ボーカルのさかもとえいぞうさんによれば、「今まで取り上げた曲は、特撮やヒーローもののアニメなど、どちらかというとメタルにアレンジしやすい曲が多かった」という。

     しかし、今度のアルバムでは「どんなアニメソングでもメタルにできる!」という自信を持って、「タッチ」などの新しいジャンルのアニメや、新世紀エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」などの、比較的新しいアニメソングにもチャレンジしたとのこと。

     なお、この新作アルバムを引っさげてのワンマンツアーも予定されている。7月15日の仙台を皮切りに、名古屋、大阪・心斎橋、金沢、新宿など、計8箇所で公演予定。「アニソン好きも、メタル好きも、ストレスの溜まったサラリーマンも、皆で完全燃焼しようぜ!!」と、意気込みを叫ぶさかもとさんは、「世の中のアニメソングをすべてメタルにしたい。アニメタル・マラソンのアルバムは、シリーズ累計200万枚を目指している」と、新たな野望も語ってくれた。



    □バップのホームページ
    http://www.vap.co.jp/
    □ライブツアー情報
    http://www.compozila.co.jp/iron/


    4月21日

  • 小学館、digi-KISHIN DVD「大竹しのぶ」の上映会を開催

     小学館は18日、DVD「digi-KISHIN DVD」の第8弾「大竹しのぶ」(4月16日発売、PCBE-50213、3,400円)の発売を記念し、都内で報道関係者向けに上映会を開催した。

     digi-KISHINは、写真家篠山紀信のクリエーターネーム。デジタルカメラと、DVカメラを駆使して“動く写真集”DVDを制作している。16日に発売された、このシリーズの第8弾は、女優「大竹しのぶ」。

    digi-KISHIN DVD
    「大竹しのぶ」


    ・発売日:4月16日
    ・画面:4:3
    ・音声:リニアPCM
    ・発売元:小学館
    ・品番:PCBE-50213
    ・価格:3,400円

     蜷川幸雄演出の「マクベス」の舞台出演期間に密着し、稽古場、ゲネプロに加え、本番の合間に出かけたプライベートの小旅行にも同行。清水靖晃氏による書き下ろしの音楽に乗せて、現実と虚実の狭間を行き来する。

     上映会には、digi-KISHIN氏と大竹しのぶさんも出席。一緒にDVDを視聴した大竹しのぶさんは、「自分っていったいどこにあるんだろうと、結構深いことを考えさせられました」と感想を語った。digi-KISHIN氏は、「何回も見ているけれど、何度見ても面白いですね」と自画自賛した。

     ちなみに、第9弾として6月には、「池脇千鶴」の発売が予定されている。

    大竹しのぶさん。「舞台写真や映像はあまり好きではなかったんですけど、楽しかった」とのこと digi-KISHINこと、篠山紀信氏。撮影は、「Digital-EOSと、ソニーのDVカメラの2台を持って行なった」と話していた

    音楽担当した、清水 靖晃氏 ビデオ&アート ディレクター宮坂淳氏

    □小学館のホームページ
    http://www.shogakukan.co.jp/
    □digi-KISHINのホームページ
    http://www.digi-kishin.com/
    □製品情報
    http://www.kingrecords.co.jp/dvdvideo/kiba.html
    □関連記事
    【1月30日】HMV、DVD「白い牙」発売記念の藤岡弘トークショーを開催
    ―生写真プレゼントに加え、先着50名に直筆サインも
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030130/hmv.htm


    4月1日

  • 「白い牙」のDVD化を記念して、藤岡弘、氏がトークイベント

     HMVジャパン株式会社は3月29日(土曜日)、'74年に放送されたTVドラマ「白い牙」のDVD化を記念して、HMV渋谷に主演の藤岡弘、氏を招いてトークイベントを開催した。観覧は自由で、会場には多数のファンが詰め掛けた。

     「白い牙」は、'73年の「仮面ライダー」放送終了後、藤岡弘、氏のアクション復帰作とも言えるTVドラマ。主人公の有光洋介は、警視庁捜査一課の刑事だったが、何者かの罠にはめられ同僚の刑事を射殺してしまう。警視庁を去り、愛する人とも訣別した有光は、裏社会の「事件屋」として生まれ変わり、警察の手に負えない悪と戦っていく。監督は野田幸男、手銭弘喜。出演は、川津祐介、藤巻潤、ジェリー藤尾ほか。

     DVDは2月5日から順次発売が開始されており、発売スケジュールは下表のとおり。

    【発売スケジュール】

    発売日 タイトル 品番 価格
    2月5日 白い牙(1) KIBF-3079 2,980円
    3月5日 白い牙(2) KIBF-3080 4,980円
    白い牙(3) KIBF-3081
    4月2日 白い牙(4) KIBF-3082
    白い牙(5) KIBF-3083
    5月1日 白い牙(6) KIBF-3084
    白い牙(7) KIBF-3085

     ハードボイルド・アクションドラマ「白い牙」が生まれ、ヒットした背景を、藤岡弘、氏は「高度経済成長を遂げ、まだハングリーさが残り、社会が男に強さを求めていた時代だった」と、強いヒーロー像が求められた時代であったことで説明した。

     また、「いまだに、自分を厳しく鍛えつづけている。今の方が、もっとハードボイルドの本格的なものがやれる。しかし、やれる場を与えてもらえない」と残念がった。その一方で、「自分で作りたい、自分でやりたい……」とも話していた。

     なお、HMVまたは、藤岡弘、氏のファンクラブ「弘・道」で「白い牙(2)/(3)」を購入すると、HMVと弘・道が共同開発した、白い牙のドラマスチールを用いたポートレート生写真がもれなくプレゼントされる。さらに、各先着50名は直筆サイン入りとなっている。

     また、HMV渋谷4階では、「弘・道」限定で販売されている1/6フィギュア「分身」(19,800円)も展示・販売されている。「分身」は藤岡弘、自らがプロデュースし開発に2年をかけたフィギュアで、「何度も何度も夢に出るほど修正させ、魂を込めた」(藤岡弘)という。


    白い牙のDVDと分身を手にする藤岡弘、氏 「分身」

    □HMVのホームページ
    http://www.hmv.co.jp/
    □藤岡弘、オフィシャルホームページ
    http://www.samurai-hiroshi.com/
    □製品情報
    http://www.kingrecords.co.jp/dvdvideo/kiba.html
    □関連記事
    【1月30日】HMV、DVD「白い牙」発売記念の藤岡弘トークショーを開催
    ―生写真プレゼントに加え、先着50名に直筆サインも
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030130/hmv.htm


    3月3日

  • HMV渋谷に、タイガーマスクの初代と4代目が登場
     ―DVD化を記念したトークイベントを開催。浅草キッドも参戦

    左から勝間田具治氏、浅草キッド(玉袋筋太郎、水道橋博士)、佐山聡氏、4代目タイガーマスク

     HMVジャパン株式会社は2日(日曜日)、テレビアニメ「タイガーマスク」のDVD-BOX発売を記念して、HMV渋谷でトークイベントを開催した。

     出演者は、初代タイガーマスクの佐山聡氏、4代目タイガーマスク、アニメ版タイガーマスクの演出家を務めた勝間田具治氏。さらに司会を、芸能界屈指のプロレスマニアであり、佐山氏とも親交の深い浅草キッドが担当するという、非常にマニアックなイベントとなった。

     日曜日の昼間、観覧は自由ということもあって、会場には多数のファンが詰め掛けた。

    左から勝間田具治氏、浅草キッド(玉袋筋太郎、水道橋博士)、佐山聡氏、4代目タイガーマスク。 アニメ版タイガーマスクの演出家、勝間田具治氏。「番組に社会性を織り込むと視聴率が下がった。血だらけにすると視聴率はよかったが、なるべく地下組織は長く描かないように配慮した」と、番組作りの苦労を語った

    浅草キッドの2人は、タイガーマスクへの思いを熱く語った。「タイガーマスクは、曲からなにからすべていい」と玉袋氏。水道橋博士は、「なぜ自分は孤児ではないんだ。親に死んでくれと頼んだ」という

    初代タイガーマスクの佐山聡氏。「今から体重を20kg絞って現役復帰も考えている」という。その時には、「新旧タイガーマスク対決もやりたい」と、ファンを喜ばせた 4代目タイガーマスク。正体をばらしてはいけないので、ずーっとマスクをかぶったままだった。佐山氏の「新旧タイガーマスク対決」は、その時がきたら受けて立つとの意思を明らかにした

    【DVD-BOXの発売スケジュール】

    発売日 タイトル 品番 価格
    1月21日 タイガーマスク BOX(1) DSZS-07521 36,000円
    3月21日 タイガーマスク BOX(2) DSZS-07522 36,000円
    6月21日 タイガーマスク BOX(3) 未定 未定

    タイガーマスクレトロソフビ

     なお、HMVでは、DVDの発売と合わせ、玩具メーカーのマルサンと共同企画した「タイガーマスクレトロソフビ」の限定販売も行なう。価格は4,800円。

     同社独自の限定商品のため、受注生産となっている。受付期間は「DVD-BOX(2)」の発売日である3月21日から5月5日まで。なお、商品の引き渡し開始は「DVD-BOX(3)」の発売と同じ6月21日からとなる。

    □HMVのホームページ
    http://www.hmv.co.jp/
    □製品情報(タイガーマスクDVD-BOX)
    http://www.toei-video.co.jp/data/hs/vcatalog_dvd/item/200301/dszs07521.html
    □関連記事
    【1月31日】HMV、アニメ版「タイガーマスク」のDVD化を記念したトークイベント
    ―初代と4代目がHMV渋谷に登場、浅草キッドも参戦
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030131/hmv.htm


    2月7日

  • 豪華な顔ぶれに圧倒「鉄腕アトム放送40周年記念・虫プロ大同窓会」
  • 40周年の節目を向かえ、豪華な顔ぶれが集まった

     '63年に国産初のテレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」が放送されてから、今年で40周年。長い歴史を持つアトムだが、その活動は現在進行形。全193話のシリーズは現在126話までがDVD-BOX化しており、今後も続々と発売される。さらに、4月からはフジテレビ系で新テレビアニメシリーズの放送も決定している。

     そんなアトムの原点を振り返りつつ、今後の夢を語ろうと、2月6日、都内のホテルで「鉄腕アトム放送40周年記念・虫プロ大同窓会」が開催された。

     この同窓会は、虫プロダクションと虫プロ監督の会が中心となって企画したもので、会場にはアトムをはじめとする手塚作品、虫プロダクションに関わった関係者が300名以上集まった。

    会場入り口ではアトムがお出迎え 関係者が自分が手掛けた作品や、手塚治虫氏に対する思いを書いたメッセージシートも展示されていた パーティー会場は超満員。アトムも様々な場所に登場した

    会場内はアニメ界の有名、著名人のオンパレード。早速りんたろう監督を発見 ガンダムシリーズでお馴染みの富野由悠季監督の姿も 文字通り日本のアニメの基礎を築いた人々が、当時の思い出話に花を咲かせた

    冒頭には手塚治虫氏が映像で登場。生前、スタッフ達に対するメッセージを語っものだが、謙虚で思いやりのある彼の話に会場から拍手が贈られた

     会場にはステージが設けられ、アトムやジャングル大帝、ワンダースリーといった作品ごとにスタッフや声優がステージ上に招待された。司会は声優の野沢那智氏と清水マリさん。次々と登場する大御所ゲストに会場は大いに盛り上がった。

     その後、アトムの新テレビアニメシリーズの映像が公開されたほか、会場には虫プロのDVD作品が多数展示されていた。

     なお、コロムビアミュージックエンタテインメントは、一昨年から虫プロの全アニメ作品のDVD化を進めている。今後リリースされる作品は、3月21日に初代鉄腕アトムシリーズのDVD-BOX(5)が6枚組みで発売。第127話から159話までを収録し、価格は28,200円。また、同日にはシリーズの中から人気の高いエピソードをテーマ別に各3話収録した「ベスト・セレクション」もリリースする。

     発売日が決定している虫プロのDVD作品は以下の通り。合わせて同窓会の豪華な顔ぶれも、アトムの関係者を中心に紹介する。

    【発売日が決定している虫プロのDVD作品】

    発売日 タイトル 品番 価格
    3月21日 鉄腕アトム ベストセレクション【誕生編】 COBC-90285 1,980円
    鉄腕アトム ベストセレクション【ロボット編】  COBC-90286
    鉄腕アトム ベストセレクション【宇宙編】 COBC-90287
    鉄腕アトム DVD-BOX(5) XT-1378 28,200円
    7月24日 鉄腕アトム DVD-BOX(6) 未定

    手塚治虫氏の夫人、手塚悦子さんも挨拶の席に立った。アトムのアニメを作っていた頃はとにかく忙しかったが、充実した日々だったという 乾杯の音頭をとったのは、アトムやジャングル大帝の脚本を担当した、辻真先氏 司会を務めたのは声優、演出家の野沢那智氏。虫プロ作品では「どろろ」の百鬼丸、「悟空の大冒険」の三蔵法師の声を演じた

    '63年のモノクロ版アトムから、'80年のカラー版に至るまで、アトムの声を担当した声優の清水マリさん ご存知アトムの主題歌「空をこえて~」を作曲した、高井達雄氏。急遽手塚氏に作曲を頼まれ、電車の中であの名曲を作り上げてしまったという逸話を披露 お茶の水博士を演じた勝田久さん。「やっと博士と同じような年齢になれた」と語る勝田さんは、実際にお茶の水博士の声でも挨拶し、会場からは歓声が沸きあがった

    ヒゲオヤジを演じた矢島正明氏。アニメの声優に加え、洋画の吹替え、テレビのナレーション(矢追純一のUFO特番など)でもお馴染み 手塚作品はもちろん、宮崎アニメやガンダム、うる星やつらなど、多くの作品に出演している声優の永井一郎氏 ドラえもんの「のび太」役でもお馴染み、小原乃梨子さんも登場

    □虫プロダクションのホームページ
    http://www.mushi-pro.co.jp/
    □コロムビアミュージックエンタテインメントのホームページ
    http://columbia.jp/


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    [Reported by AV Watch編集部]



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