◇バックナンバー◇
最新版

07年下半期
07年上半期
06年下半期
06年上半期
05年下半期
05年上半期
04年下半期
04年上半期
03年下半期
03年上半期
02年
01年
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
やじうまAV Watch 2002年


やじうまWatch(INTERNET Watch)


12月9日

  • 仏版DVD「千と千尋の神隠し」を入手。早速チェックしました!
  •  何かと話題の「千と千尋の神隠し」のDVD。そのフランス版が11月26日に発売された。AKIBA PC Hotline!のスタッフが、amazon.frから購入したとのことで、早速チェックしてみた。

     ちなみに仏題は「Le Voyage de Chihiro」。通常版と、シリアルナンバーが入ったフィルムが付属するコレクターズエディションの2種類をラインナップ。amazon.frでの価格はそれぞれ、26.99ユーロ、31.89ユーロ(1ユーロは130円弱)だった。ディスクの内容は同じだと思われるが、「せっかくなので、コレクターズエディションを購入した」(購入者談)とのこと。

     日本版は、本編ディスクと特典ディスクの2枚組みだが、仏版は本編ディスク1枚のみ。したがって、絵コンテと本編を見比べるといった、特典は入っていない。

     映像はビスタサイズをスクイーズ収録なのは日本版と同じ。しかし、PAL方式なので解像度が720×576ドットと、縦方向の解像度がNTSCより高い。音声は、フランス語はDTS(768kbps)とドルビーデジタル5.1ch(448kbps)、日本語はドルビーデジタル5.1ch(448kbps)、英語がドルビーデジタル2.0ch(192kbps)。

     字幕はフランス語と英語が用意されている。ちなみに、英語のタイトルは「SPIRITED AWAY」だった。映像特典は、TVスポットや、予告編程度でちょっと寂しいが、その代わりに本編の平均ビットレートは7.22Mbpsと高く、日本版と遜色ない。

    フランス版の平均ビットレート 日本版の平均ビットレート

     再生してみて驚いたのは、日本版と色調がかなり異なっていること。そこで、日本版と仏版で同じシーンをPowerDVD XPでキャプチャして、ヒストグラムを比較してみた。

     すると、輝度とG(緑)のヒストグラムはほぼ変わらないのだが、R(赤)は、日本版と仏版でグラフの形状がほぼ同じであるのに、仏版に比べ日本版は右方シフトしていることがわかる。逆に、B(青)は、仏版の方が右に引っ張られている。

     ヨーロッパのテレビモニタでは色温度の基準がD65(約6,500K)となっているのに対し、日本のテレビモニタは、D93(約9,300K)に設定されていることが多い。そのため、実際にそれぞれの地域のテレビモニタで視聴すると、ヒストグラムとは異なった印象にはなるだろう。しかし、仏版と日本版の間で、データレベルで色味が違うことは間違いがないようだ。

    【ヒストグラムの比較】
    (黄色 = 仏版、青 = 日本版)
    輝度

    赤(R) 緑(G) 青(B)

    編集部注:編集部では入手方法や購入方法について、個別にお答えすることはできません。ご了承ください。また、フランス版はPAL方式で記録されているため、PAL対応の視聴環境がないと再生できません

    □amazon.frのホームページ
    http://www.amazon.fr/
    □関連記事
    【7月23日】ブエナ・ビスタ、「千と千尋」の色調について公式見解を公開
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020723/buena.htm
    【7月19日】【買っとけ】ケタ外れの大ヒット作、ついに登場!!
    “生きる力”を呼び覚ませ! 「千と千尋の神隠し」
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020719/buydvd43.htm


    12月2日

  • 東京ジョイポリスで、「MIB2」黒服コンテストが開催
  • 下は1歳6カ月から、上は40歳まで5組10名が最終審査に臨んだ

     株式会社セガ株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は12月1日、「メン・イン・ブラック2(MIB II)」のDVD&ビデオ化を記念して、MIB IIアトラクションも設置されている東京ジョイポリスで、「『MIB2』黒服コンテスト」を開催した。

     「MIB2」黒服コンテストは、MIBのイメージである“最も黒服の似合うコンビ”を決定するというもの。当日は一般公募の中から一次審査を通過した5組10名で最終審査が行なわれ、特別審査員として、タレントの安西ひろこさんが、MIB IIに出演したララ・フリン・ボイルをイメージした衣装で駆けつけた。

     5組の参加者は、それぞれ歌やダンスでアピール。最終選考の上、優勝は「DA PUMP」のランスとラップを披露した島倉凌雅くん(10歳)と、滝麗奈(9歳)ちゃんのコンビが選ばれた。「ルックスもパフォーマンスも最高」と特別審査員の安西ひろこさんも絶賛。優勝したペアには賞金10万円と、東京ジョイポリスパスポート券(ペア)が贈られ、安西さんとの記念撮影も行なわれた。

    最後に登場した島倉凌雅くんと、滝麗奈(9歳)ちゃんペアは、「DA PUMP」の曲にのせてダンスとラップを披露。見事優勝を勝ち取った。安西ひろこさんから、賞金10万円と、東京ジョイポリスパスポート券(ペア)を贈られ、安西さんとの記念撮影もプレゼントされた

    ウォークスルーパニックアクション「メン・イン・ブラック2」のアトラクションを、安西さんも体験。映画のようにエージェントになり、アトラクションの中を歩いて色々な仕掛けを体感。アトラクションを楽しんだ安西さんによれば「ハラハラ、ドキドキ、ビックリ系」、「スッゴイ面白い。ぜひやって欲しいです。デートならいい雰囲気になると思う」とのこと。

    □SPEのホームページ
    http://www.spe.co.jp/
    □セガのホームページ
    http://sega.jp/
    □東京ジョイポリスのページ
    http://sega.jp/joypolis/tokyo.html
    □関連記事
    【11月11日】SPE、DVD「MIB II」発売記念「黒服コンテスト」を開催
    ―賞金10万円、ゲストは安西ひろ子さん
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021111/spe.htm
    【12月2日】安西ひろこさん、東京ジョイポリスでアトラクション「MIB II」を体験
    http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20021202/mib2.htm


    5月28日

  • いよいよワールドカップ開幕間近! 国際メディアセンターに行ってみた

  •  いよいよ開幕まであと3日と迫った、2002 FIFAワールドカップ。もちろん日本でも盛り上がりを見せているが、いざ観戦ということになるとチケットを持っている人が少ないのが現状。試合をテレビやインターネット、新聞などで楽しむ人が大半だろう。

     ワールドカップは「テレビ視聴者約400億人」といわれる、情報発信の場でもある。その現場とはいかなるものか? 見学会があるというので、各国のプレスが集まるという、横浜の国際メディアセンターに行ってみた。


    日本アバイアの鵜野正康 代表取締役社長

     国際メディアセンター、通称IMC(International Media Center)は、横浜駅からほど近いパシフィコ横浜の展示ホールに設置されている。総面積は2万㎡と、非常に広大なメディアセンターである。

     今回の見学会を企画したのは日本アバイア。同社は伊藤忠テクノサイエンスと協力し、主に今回のワールドカップの音声とデータ、ネットワーク構築を担当している。

     システムの概要は、日韓両国の20スタジアム、2カ所の国際メディアセンター、大会事務局本部など4万カ所以上を結ぶネットワーク。試合のスケジュールや結果のレポート、参加者の身分照会から、資材の在庫までを幅広くカバーする。配線が延べ5,000kmに及ぶという巨大なシステムだ。

     また、今回の大会ではVoIP(ボイスオーバーIP)技術が日本アバイアによって導入される。IP電話を利用して、試合会場のどこからでも統合ネットワークにダイヤルし、ファイルの送受信、FAX、メールの管理などが通話をしながら可能になる。ワールドカップという注目度の高いイベントで効果的にIP電話機能を使う事により、IPフォンの認知度を向上させたい構えだ。

    会場は広く、とても明るい

     国際メディアセンターの中は広く、無線LANを使ったネットワークが構築されている。もちろん、各試合会場ともリンクしているので、例えばカメラマンがデジタルカメラで撮影した選手の画像を、ピッチにいながらメディアセンターへ転送することも可能となる。

     ほかにも、自由に使えるインターネット端末や「何月何日の何の試合」と申請することで、その試合の映像が閲覧できる「ビデオビューイングルーム」なども設置されており、それらを使ってすでに作業を始めている外国人プレスの姿が見受けられた。


    センター内に設置された無線LAN用アクセスポイント ビデオ・ビューイング・ルーム

     また、総務省が開発した「メガビジョン」も設置されている。これは150型のハイビジョン画面を3面横につなげたもので、「高速衛星通信によるワールドサッカー超大画面高精細画像伝送デモンストレーション」、通称「サテライトスタジアム」に使用される。

     サテライトスタジアムは、各地の試合を衛星中継し、メガビジョンに投影することで、サッカーのフィールドすべてを画面上に再現しようという試み。そのため、サイズは幅10m、高さ1.9mと巨大。投影方式はフロントプロジェクション。実際の映像を見ることはできなかったが、関係者によると「圧倒的な臨場感がある」とのこと。


    幅10メートルの巨大なメガビジョン メガビジョンの試合中継予定表

     このメガビジョン、残念ながら一般公開の予定はなく、関係者とプレス向けサービスとしてのみ使われる。主にハイビジョンの魅力や、日本の情報通信技術を海外のメディアに知ってもらうことが目的となる。


    会場内に作られた日本庭園

     メガビジョンの隣には、「リラクゼーションエリア」として日本庭園が作られていた。これはワールドカップを機に、世界の人に日本の文化にも触れてもらおうと設置されたもの。憩いの場として使用されるほか、各国のメディアが試合の結果などをテレビ中継する際の背景としても使われる予定。

     このように、ネットワークなどの情報通信システムもさることながら、庭園やメガビジョンの設置など、パシフィコ横浜の展示ホールをすべて使用しているというキャパシティの大きさに驚かされた。


    入り口では厳重なセキュリティーチェック

     また、今回の取材中、X線による荷物検査など厳重な警戒が印象に残った。日本アバイアのネットワーク構築のプロジェクト責任者、ダグ・ガードナー氏も、アメリカの同時多発テロを受けて、ネットワークのセキュリティが最重要課題になったと話していた。世界の注目が集まるイベントだけに、事故や失敗は許されないという気概が感じられた。

     ワールドカップ開催まで、あと3日。国際メディアセンターが、無事にその役目を果たすことを期待したい。



    □日本アバイアのホームページ
    http://www.avaya.co.jp/
    □伊藤忠テクノサイエンスのホームページ
    http://www.ctc-g.co.jp/


    4月17日

  • アナログレコードっぽいCD-R「フォノアール」を購入

  • ついに入手できたフォノアール。右はスロットインDVDプレーヤー「DVP-F21」のスロットに滑り込む瞬間
     発表以来、その斬新なデザインで話題となっていたアナログレコード風デザインのCD-R「フォノアール」。3月中旬の発売が伝えられていたが、その後、4月になっても店頭に並ばない。

     編集部でも週明けはまず「今週も売ってなかった」と、フォノアールねたで盛り上がったものだ。たかがCD-Rメディアでここまでときめくのは、何年ぶりのことだろうか。

     そのフォノアールがついに一部の店舗で販売を開始した。さっそく東京・新宿の量販店で「MUR74PH10」(74分10枚入り)を購入。録音用CD-Rということで少し高めで、価格は1,580円だった。

     パッケージは10枚入りで、青、紫、黄、赤、緑の5色が2枚ずつ入っている。どの色も淡く、シックでレトロな雰囲気を醸しだしている。

     問題のレーベル面だが、予想以上に深い溝が切ってあり、かなりリアル。ただし、溝は同心円状に配置されており、1本につながっていない。また、角度によってはモアレのような縞が見えてしまう。とはいえ、知らない人が見れば絶対に「小さなアナログレコード」にしか見えないだろう。これはぜひ見せびらかしたい。

     なお、パッケージ裏面には「このCD-Rは、レコード盤をデザイン化したものであり、アナログレコードではありません」という注意書きがあった。確かに、レコードプレーヤーに載せる人が出てきてもおかしくはない出来である。

     想像以上に本物らしかったフォノアール。個人的には、50年代以前のジャズを録音したくなった。できれば、復刻CD風の紙パッケージに入れて流通して欲しいのだが。


    パッケージはシックなデザイン 青、紫、黄、赤、緑の5色が2枚ずつ入っていた シンプルなインデックス。右が表面、左が裏面
    話題の溝。曲間の隙間があるなど、とってもリアル 当然、記録面は普通のアゾ系CD-R ポータブルCDプレーヤーに入れて見た。電車の中でさりげなく見せびらかしたい

    □関連記事
    【4月15日】三菱化学、レコード風CD-R「フォノアール」を4月17日に発売延期
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020415/mitsu.htm
    【3月1日】三菱化学、アナログレコード風CD-R「フォノアール」
    http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020301/mitsu.htm


    3月14日

  • 「第16回日本ゴールドディスク大賞」受賞式に行ってきました

    司会の赤坂泰彦と小野NHKアナウンサー
     「第16回日本ゴールドディスク大賞」の受賞式が3月13日、東京・渋谷のNHKホールで行なわれた。AV Watchでも、その受賞式を取材することができたのでその様子をリポート。

     同賞は、「ソング」、「ロック」、「ポップス」などのジャンルごとに、邦楽で100万枚、洋楽で50万枚以上売り上げた作品/アーティスト(該当がない場合は最も売り上げの多い作品)に贈られる賞。

     さらに、全ジャンルを通じて、最も売り上げの多かったアーティストには「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」が贈られる。第16回目となる今回は邦楽部門は浜崎あゆみ、洋楽部門はBACKSTREET BOYSが受賞。浜崎あゆみは2年連続の受賞となった。そのほかの受賞作品/アーティストは日本レコード協会のリストをご参照いただきたい。

     受賞式には、ポルノグラフィティ、DA PUMP、Every Little Thing、鬼束ちひろ、ゴスペラーズなどのアーティストが出席。期間中にデビューしたアーティストから売り上げ上位5組が選ばれる「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」には、松浦亜弥、w-inds.、コブクロ、中島美嘉、そしてZONEが受賞。全アーティストが受賞式に出席し、会場で楽曲を披露した。

     会場にはアスペクト比4:3のプロジェクタを縦に3つ並べて設置。ステージ上の巨大な縦長スクリーンにアーティストのビデオクリップや、アーティストのパフォーマンス中のアップ映像が映し出した。

     と、まあ、放送を前提にした受賞式なので、NHKのテレビカメラが優先。我々NHK以外の取材陣の場所は2階席最前列。ベストショットを撮るには少々条件が悪かった。特に会場の様子を写すアームカメラが邪魔で邪魔で……。おまけにステージまで距離があるため、光量が足りず、写真がブレるブレる……。見劣りする写真で申し訳ない。

    「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞者の面々 ステージ上には時折テレビカメラも表われた ライブの様子を伝えるアームカメラだが、我々にとっては邪魔

    ZONE「secret base ~君がくれたもの~」 中島美嘉「STARS」 w-inds.「Paradox」

     受賞式の合間には、レコードの歴史を解説するコーナーもあり、蓄音機用のSPレコードを手にしたZONEの面々と司会の赤坂泰彦がレコードについて語るコーナーも。アーティストの演奏中には、会場からの声援や、曲に合わせた手拍子などで大盛り上がり。中には客席に降りるアーティストもおり、さらに会場を沸かせていた。

     客席のファン層は、主に若年層が中心で、「クラシック」や「純邦楽(伝統音楽)」、「ジャズ」などには馴染みが薄いと思われるが、他ジャンルの受賞者に対しても声援を送っていたのが印象的。もちろん、「クラシック・オブ・ザ・イヤー」を受賞した小澤征爾のトークに対しても。

    SPレコードを手にするZONEのメンバー DA PUMPの演奏中にはメンバーが客席に下りる一幕も 小澤征爾の受賞にも、惜しみない声援が送られた

     さまざまなジャンルのアーティストで会場は盛り上がったが、中でも最も盛り上がったのが、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した浜崎あゆみのパフォーマンス。「ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」との同時受賞であったため、2回パフォーマンスを行なったが、アリーナは2回ともオールスタンディング状態。「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」も納得の人気の高さが伺えた。

    「ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」受賞に喜びのコメント 1回目のパフォーマンス。アリーナは大いに盛り上がる 2回目もバラードながら、スタンディング状態

     また、洋楽部門の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞したBACKSTREET BOYSの受賞では、当初ビデオメッセージのみを流し、メンバーの登場は無いと思わせておきながら、「先ほど成田から到着したばかりです」とのアナウンスとともに、メンバーの1人、ハウィー・Dが意外なゲストとして登場。会場を盛り上げた。式の最後には、受賞した出席者がステージ上に整列。グランドフィナーレを迎えた。

    BACKSTREET BOYSのビデオメッセージ BACKSTREET BOYSのハウィー・D ステージ上に出席者全員が整列してグランドフィナーレ

     なお、受賞式の様子はNHK衛星第2放送で3月13日の19:00~21:00で生中継されたが、3月15日の19:30~21:49にはNHKデジタルハイビジョンで、3月16日の22:45~23:59にはNHK総合テレビで放送される予定。興味のある方はぜひどうぞ。

    □日本レコード協会のホームページ
    http://www.riaj.or.jp/
    □「第16回日本ゴールドディスク大賞」のホームページ
    http://www.jmusic.ne.jp/special/2002_02/index.htm
    □受賞作品/アーティストリスト(日本レコード協会)
    http://www.riaj.or.jp/news/main_news08.html


    2月7日

  • 「アジア知的所有権シンポジウム」記者発表で海賊版DVDを展示
      「ハリー・ポッター」、「冷静と情熱の間」、「スパイ・ゲーム」……

     不正商品対策協議会の主催する「アジア知的所有権シンポジウム」の記者発表会が、開催前日となる7日に開催された。

     「アジア知的所有権シンポジウム」は、DVDやビデオなどの映像関連製品のみならず、CDなどの音楽、ブランドバックやキャラクター商品など、知的所有権を有するすべての商品についてのシンポジウム。なお、参加受け付けは2月4日で終了している。

     今回のシンポジウムでは、アメリカ製映像作品の国際的な著作権管理を担当するMotion Picture Association(MPA)の副社長J Scott Dinsdale氏や、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)送信部長の菅原瑞夫氏、文化庁著作権課長の岡本薫氏などが出席し、パッケージメディアのみならず、ホームページ上でのファイル公開や、ファイル交換ソフトについても語る予定。

     記者発表の会場には同協議会が2001年12月に中国での調査で入手した「ハリー・ポッターと賢者の石」や、「冷静と情熱の間」、「スパイゲーム」などの海賊版DVDを展示。中国では最新作の「ハリー・ポッター」の海賊版DVDが安いところで10元(約160円)から、他の海賊版DVDは5元(約80円)からという安価で販売されていたという。

     最新映画は映画館で隠し撮りしたものが多いが、中には流出フィルムを元にした比較的高画質なディスクもあるという。中国は2001年12月にWTOに正式加盟したが、海賊版商品の取り締まりはまだ本格化していないようだ。

     そのほかにもワールドカップ関連商品や、ルイ・ヴィトンの海賊版も展示。また、カタログにも「ココが違う!! ホンモノとニセモノ」と題した比較写真を紹介している。個人的には「BANDAI」ならぬ「BENDI」ブランドの「トールギス」プラモデルが気になるところ。ともあれ、くれぐれも海賊版を買わないように、実物(の海賊版)写真をじっくりごらん頂きたい。

    □不正商品対策協議会のホームページ
    http://www.aca.gr.jp/
    □アジア知的所有権シンポジウムの概要
    http://www.aca.gr.jp/news/20020107.htm

    海賊版商品の数々。FIFA無認可のワールドカップ関連商品もある 「ハリー・ポッター」の海賊版DVDジャケット。価格は10元(約160円) 「ハリー・ポッター」だけで数種類の海賊版が発見された

    邦画も人気があるらしく「冷静と情熱の間」の海賊版VCDも 「スパイ・ゲーム」、「ブラザー」、「バトル・ロワイヤル」、「モンスターズ・インク」の海賊版も カタログの「ココが違う!! ホンモノとニセモノ」から「BENDI」のプラモデル

    1月25日

  • レッドスター、「X-box」専用5.1chスピーカーの発売メーカーを募集

     PC周辺機器やデジタルAV家電の商品企画などを手掛ける株式会社レッドスターは、「X-box」専用の5.1chスピーカーシステムの発売メーカーを募集している。

    スピーカーは「X-box」に似たデザイン
     このスピーカーセットはレッドスターが発売するものではなく、日本での発売を引き受けるOEM先メーカーを募集し、本体との同時発売を予定しているというもの。なお、現在判明している同スピーカーセットの情報は以下の通り。

    • 仮製品名:B-566-40
    • 発売日案:2月22日(日本での「X-box」発売日)
    • 価格案:オープンプライス(メーカー直販価格12,800円)
    • 出力:サテライト 各2W、サブウーファ 18W
    • ドライバ:サテライト 3インチ フルレンジ、サブウーファ 4インチ
    • 再生周波数帯域:80~20,000Hz
    • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):サテライト 92×113×96mm、サブウーファ 188×235×188mm
     レッドスターが直接販売するわけではないので、発売日や価格などはあくまで案の段階。詳細な仕様や、実際にいくらで販売されるかは、発売元が決まるまではなんとももいえない。

     ともあれ、興味のあるメーカーの方は、以下の連絡先に問い合わせてみてはいかがだろうか。

    • 株式会社レッドスター
      営業部 担当:田中 敏文
      E-Mail:info@redstar.co.jp

    □レッドスターのホームページ
    http://www.redstar.co.jp/
    □ニュースリリース
    http://www.redstar.co.jp/x-box.htm


    最新版
    07年下半期
    07年上半期
    06年下半期
    06年上半期
    05年下半期
    05年上半期
    04年下半期
    04年上半期
    03年下半期
    03年上半期
    02年
    01年

    [Reported by AV Watch編集部]



    00
    00  AV Watchホームページ  00
    00

    Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.