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ハイセンス初の4K有機ELテレビ「55E8000」
「レグザエンジンNEO plus」に独自アルゴリズムを加えた絵づくりで人気市場に参入!
提供:ハイセンスジャパン
2019/02/19
「55E8000」はハイセンス初の有機ELテレビ。現在の売れ筋である55型での市場参入だ。しかも、別掲の液晶テレビ「ULEDシリーズ」同様、東芝映像ソリューションとの共同開発による映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載し、ハイセンスのテレビラインナップの最上位モデルであることにも注目したい。
BS/CSの4K放送対応チューナーを内蔵。150000対1の高コントラストパネルを採用しており、倍速駆動の搭載など、抜かりのない仕様だ。この辺りは、先行他社モデルと比肩し得るスペックだが、肝心の画質チューニングにおいては、前述した「レグザエンジンNEO plus」による独自性が売りのひとつ。オリジナルのアルゴリズムを盛り込むことで、コンテンツに応じた的確な信号処理を実現している。
映像メニューでは、黒レベルや倍速モードなども調整できる
デザインは、ハイセンス現行モデルの液晶テレビA6800シリーズ等と共通したスタイリッシュなもので、ネック部を短くした細身のスタンドを採用。その表面をマット調仕上げとすることで、落ち着いたシックな雰囲気を醸し出している。
ドルビーオーディオやサラウンド対応など、オーディオ部に注力している点も見逃せない。10W×2のステレオ出力で2ウェイスピーカーを駆動する方式は、定位感や明瞭度にこだわった仕様といえよう。
使い勝手の面においては、ユーザーの志向に合わせてメニューのGUIがカスタマイズできる「VIDAA」が便利そうだ。簡単なカーソル操作により、使う(観る)頻度に応じて好きなコンテンツを先頭にもってくることができる。メニューの階層深く入っていかずとも、所望の操作にスムーズに移行できる点はうれしい。
サッカーやテニス、F1などのスポンサーも
ところで、ハイセンスはスポーツ振興にも積極的なことをご存じだろうか。「UEFA ユーロ2020」「2018 FIFAワールドカップ ロシア大会」「全豪オープンテニス」などのスポンサーを務めた。またクラブトップパートナー企業として、Jリーグのサンフレッチェ広島をスポンサードしていることでも知られる。
こうした点から、スポーツに関心のある層にハイセンスのブランドは浸透しており、イメージ戦略も万全といえよう。もとより動画応答性能に優れる有機EL方式だが、スポーツに適した映像モードをカタログ等で積極的にアピールしている点には、そうした背景が無関係ではなさそうだ。
地デジも高S/Nで驚きの描写力
まずは、テレビ放送の画質を映像メニュー「スタンダード」でチェック。共同開発する東芝映像ソリューションの液晶テレビ「REGZA」と共通のチューナーパックを採用しているのではないかと思えるほど、本機の地デジ画質は高S/Nで抜けがよい。
テレビ放送の画質を映像メニュー「スタンダード」でチェック
「スタンダード」モードのデフォルト設定は、「ダイナミックNR」がオート、「倍速モード」がクリアスムーズ、「低遅延モード」がオフ、「明るさ検出」がオンとなっている。
この状態で試聴したNHKの国会中継では、スーツやネクタイの柄、質感がとてもナチュラルに映し出された。アップ時の顔のシワやシミも生々しく、ディテールの描写力はすこぶる高い。
民放のバラエティ番組では、スタジオの照明が明る過ぎるぐらいに眩しく、ジャケット等の着衣の色や柄といった質感が若干わかりづらい。肌の色も心なしか黄色が強過ぎる印象だ。これは「55E8000」のせいではなく放送局側の品質管理の問題であり、先のNHKのコンディションとの違いを忠実に再現したにすぎないのである。
BSデジタル放送では、生の国会中継とはまた違った質感が確認できた。ドラマ内での役者の肌、セット内の家具などが自然に映し出される。特に驚いたのはレースのカーテン。生地の柄がリアルに描写され、風で揺らめく様子が軽快な風合いを伴って表現されていた。
BS4K放送は、中国・万里の長城を舞台としたドキュメンタリー番組を試聴。良好なコントラスト感に支えられ、ロングで捉えた映像の奥行き感に目を見張る。微かに出ている霞や城壁の様子が細かく描写されていた。
4K UHD BDはより緻密に生々しく描写
4K Ultra HD Blu-rayは、「宮古島~癒しのビーチ」「ハドソン川の奇跡」「オリエント急行殺人事件」の映像を試聴した。この3作品は、筆者が液晶テレビレビューの画質チェック時に使用しているものだ。
ビーチパラソルの骨組みをきちんと描写 ~ 「宮古島~癒しのビーチ」
「宮古島~癒しのビーチ」は、主に与那覇前浜ビーチのシーンをチェックした。
一般的な有機ELテレビでは、ビーチパラソルの骨組みがHDR処理で見えにくくなることが多いのだが、本機ではそれがきちんと判別できた。この辺りには「レグザエンジンNEO plus」の恩恵が発揮されているのではなかろうか。
また、海面のエメラルドブルーやエメラルドグリーンの発色も実に鮮やか。寄せては返す波によって、砂浜の乾き具合が明瞭に映る。波打ち際の気泡の様子も生々しい。
夕暮れの浜のサンセットの様子は、太陽の球形の描写にHDRらしさが現れている。往々にしてハレーションにより太陽の形が崩れがちだが、本機はしっかりと丸い形を保っていたのである。
主人公の息づかいを見事に再現~ 「ハドソン川の奇跡」
「ハドソン川の奇跡」は、6K解像度を持つとされる独ARRI社のデジタルカメラ「ARRI ALEXA 65」で撮影された高画質コンテンツ。画質は、チャプター5の夜のマンハッタンを主人公がジョギングしているシーンでチェックした。
主人公のランニングウェアの質感、呼吸の様子がリアルに映し出された。ランニング後に立ち寄るバーの店内では、カウンター後方に並ぶ酒類のボトルがキラキラと眩しく輝いていた。ここにもHDRの効果が見られる。
ただこのシーンでは、画質調整項目の「明るさ」と「黒レベル」を若干調整する必要性を感じた。というのも、色とりどりのネオンサインがやや飽和気味に描写されたからだ。これらのパラメーターを加減することで、サイネージの様子がより緻密に再現される。
紫色のドレスの質感に驚愕~ 「オリエント急行殺人事件」
「オリエント急行殺人事件」は65mmのフィルム撮影。つまり銀塩カメラによるアナログ映像で、それをデジタルスキャンしてUHD BD化した高画質コンテンツだ。チャプター5の「客室の豪華な内装」とチャプター13の「屋外の尋問シーン」で画質をチェックした。
「客室の豪華な内装」は、テーブルの木材の風合いをはじめ、食堂車内のテーブルクロスの白、グラスや食器類の輝きなども、実に鮮明かつ克明に表現されている。乗客たちの豪華絢爛たる服装も、毛皮の柔らかさや革コートの質感、スーツの色柄の表現が素晴らしい。特に印象的だったのは、マダムの紫色のドレスや、プロンドヘアーのテクスチャーだ。サラッとした感触が映像から実感できたのだ。
屋外の尋問シーンでは、テーブルに置かれたティーポットやカップの質感がひじょうに生々しく、光沢感がリアル。ポアロのスーツの質感、女性の肌色やコートの柄の表現も生々しい。加えて、画面の奥行き感も素晴らしかった。
基本性能に特化した絵づくりが魅力的な有機ELテレビ
さまざまなコンテンツで画質をチェックしたハイセンス初の有機ELテレビ「55E8000」は、奇をてらわず、基本性能に特化した絵づくりが魅力的なモデルであることが実感できた。同方式の日系大手メーカーの製品と比べても、充分に競争力があると私は思う。液晶テレビからの買い替えを検討している方にオススメしたい1台だ。