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このリーズナブルな価格で画質も機能もここまでハイクオリティ? ハイセンスの新型4K液晶テレビ「U7F/U8F」の完成度に驚愕!!
提供:ハイセンスジャパン
2020/04/27
中国や欧米を中心に大きな販売実績を誇る世界有数のテレビメーカー、ハイセンス。2010年にハイセンスジャパンが設立され、我が国のテレビ市場に進出して10年目となる。そして今年、その画質のよさ、コストパフォーマンスの高さで多くのオーディオビジュアル・ファンの注目を集めるに違いない4K液晶テレビが登場する。「U7F」と「U8F」の2シリーズだ。
5月21日から順次販売が開始される両シリーズのサイズ・バリエーションと市場予想価格(税別)は、以下のとおり(※U8Fの75型は6月19日発売、50型は秋発売予定)。
ともに4サイズ展開で、U7Fが43型(8万円前後)/50型(9万円前後)/55型(10万円前後)/65型(14万円前後) 。上位シリーズとなるU8Fが50型(13万円前後)/55型(15万円前後)/65型(18万円前後)/75型(23万円前後) となる。
新型4K液晶テレビは画質もデザインも秀逸。そして価格に驚く。
ハイセンスジャパンのオフィスで、U7Fの50型、U8Fの55型の画質を精査させてもらった後にそれぞれの市場予想価格を聞き、ぼくは椅子からずり落ちそうになるほど驚いた。「この画面サイズ、この値段でこの画質か。販売面でこの両シリーズに太刀打ちできる日本メーカーは存在しないのではないか……」と。
ハイセンスは2010年に我が国に進出して以来、小型・中型テレビを中心に市場展開を図ってきたが、2018年に東芝のテレビ部門(現・東芝映像ソリューション)を傘下に収めてから同社の立ち位置は大きく変化した。
東芝の経験豊かな画質・音質エンジニアの知見に学び、”REGZA” が長年培ってきた映像信号処理技術を新たに注入することで、世界でいちばんクオリティ・コンシャスな市場といわれる我が国で十分戦える「画質革命」が図られ、それに伴い同社製液晶テレビの大画面化が促進されたのである。
では、両シリーズの内容について紹介していこう。U7F/U8Fともに採用された液晶パネルは、正面コントラストに優れるVA(Vertical Aligment)型の広色域(デジタルシネマ規格のDCI-P3をほぼカバー)パネル。U7Fは等速(60Hz)、U8Fは倍速(120Hz)パネルである。
また、両シリーズともに直下型LEDバックライト仕様。U8Fのみハイコントラスト実現が容易なローカルディミングplus(エリアごとにバックライトの明暗を個別制御する)が採用されている。
セーリング(帆船)をイメージさせるスタンドを組み合わせたデザインの完成度も高い(U8Fの75型のみ蝶をイメージさせるバタフライ・スタンドを採用)。U7Fはわずか1.6ミリの狭ベゼル、U8Fはベゼルのないノンベゼルデザインで、画面がふっと浮き上がってくるこの意匠は、見る者すべてに清新な印象を与える。
縦型リモコンのデザインはシンプルでとても使いやすい。リモコン下部には「NETFLIX」「YouTube」「prime video」「hulu」「AbemaTV」「U-NEXT」の6種類のVoD(ビデオ・オン・デマンド)アプリのダイレクト起動ボタンが用意されている(プラットフォームはVIDAA 3.0) 。
U8Fが新搭載する「NEOエンジンplus 2020」の画質とEilex PRISMの音質
では、ここからはその画質のよさに感心させられた上位シリーズのU8Fに焦点を絞って概要をお伝えしたい。
本シリーズに採用された映像信号処理回路の名前は「NEOエンジンplus 2020」。「3段階超解像処理」「AIシーン別超解像処理」「AIシーン別超解像処理」「エリア別適正露出復元」「輝き復元」といった4Kアップコンバートに関わる画質改善技術を中心に、解像感向上とダイナミックレンジ拡張に意を払った映像信号処理回路で構成されている。
HDRに関しては、UHDブルーレイなどのHDR10とBS4K放送で採用されたHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応する。内蔵チューナーはBS4Kが1系統、地デジ、BS/110度CSデジタルが各3系統だ。
映像モードは「自動」「ダイナミック」「スタンダード」「スポーツ」「アニメ」「映画」「ゲーム」の 7種類。購入したテレビの初期設定を済ませると、部屋の照度環境に合わせて最適画質を提供する「自動」モードに設定される。
「ダイナミック」はまぶしいくらいに明るい店頭用。「スポーツ」「アニメ」「映画」「ゲーム」はそれぞれコンテンツに最適化した画質モードで、「ゲーム」モードは「低遅延」「 3段階超解像」、そして滑らかに画像を補間する「スムースモーション」を特徴とする。
音声面について紹介していこう。スピーカーは画面下部左右にフルレンジ+トゥイーターの2ウェイ・システムが前向きにステレオ配置されている(75型は下向き・75v型はフルレンジ×2)。スピーカーを覆うサランネットも上質だ。
興味深いのは、最新のテレビ音響技術「Eilex PRISM(アイレックス・プリズム)」が採用されていること。
Eilex PRISMは、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく米国生まれの最先端音響パワーイコライザー。VIRフィルターを駆使するこのイコライザーは「サウンドリマスター」「サラウンドスペース」「オートボリューム」「クリア音声」という4つの項目で構成される。
「サウンドリマスター」は、音声圧縮によって失われた微小信号を復元する技術。「サラウンドスペース」は、立体的な音の広がりを生成するとともにサービスエリアを広げる役割も果たす。「オートボリューム」は、ソースによって異なる音圧レベルを平均化して違和感を少なくする技術だ。「クリア音声」は、人の声の帯域を強調し、聞き取りやすくする。
さらに、Eilex PRISM以外にも独自の「ダイレクトサウンド」機能も搭載、画面下部から放射される音波を仮想的に上方に持ち上げて映像と音像の溶け合いをよくしようという技術である。
UHD BDの視聴で実感。高画質追求派もコスパ重視派も買いのモデル
ハイセンスジャパンのオフィスでチェックした55型のU8Fの画質は、予想をはるかに上回る素晴らしいものだった。想定価格を信じるのが難しいと思えるほどだ。
まず400~500ルクス相当の蛍光灯照明下で、本機とBS4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダーをHDMI接続し、映像モード「自動」で地デジとNHK のBS4Kコンテンツを観てみた。 かなり明るい環境にも関わらず、U8Fは力強い鮮明な画質を訴求する。地デジのニュース番組やドラマでクローズアップされる人物の頬の凸凹などをきめ細かく描写、その情報量の豊かさに驚かされた(レコーダーの出力設定を「1080i」に固定)。
ノイズリダクションをかけ過ぎるとのっぺりした画調になり、エンハンスをかけ過ぎると輪郭強調気味のきつい画調になるが、本機の地デジ画質はそのような印象を抱かせない。ノイズを極力抑えながら微小振幅を的確に拾い上げ、自然な風合いを醸し出すのである。「NEOエンジンplus 2020」の超解像処理が的確に働いていることの証左だろう。
レコーダーのHDMI出力を「オート」設定に戻し、NHK BS4Kの音楽番組のエアチェックを観てみた。
初期設定でも十分に美しい映像を堪能できるが、映像や好みに合わせた調整も可能
スタインウェイのピアノの艶のある黒が美しく、演奏者のレースのドレスに編み込まれた赤いバラの刺繍が生々しく浮かび上がってくる。ナマのライブステージが眼前で繰り広げられているかのような臨場感の豊かさに息をのんだ。この類まれな表現力は、4K液晶大画面テレビの現行モデルのなかでも、トップグループに位置するものではないかと思う。
照明を落とした全暗環境で、映画コンテンツを「映画」モードで精査してみる。映像メニューを開いてみると、「なめらか調整」の初期値が補間画像が入る「クリアスムーズ」になっていたので、「フィルム」に変更した。「クリアスムーズ」の滑らかすぎる動きが“映画らしさ”を損ねているように思えたからである。「フィルム」は毎秒24フレームの画像を 5倍速で表示するモードだ。
この状態で「マリアンヌ」のUHD ブルーレイの空襲シーンを観てみた。暗闇の中を爆撃機が街並みに現れるという液晶テレビがもっとも苦手とする場面なのだが、本機U8Fはこのシーンを驚くほど魅力的に描写する。夜闇を黒浮きさせずに暗部階調を精妙なタッチで描写し、爆撃機を心配そうに見つめる人々の表情を見事に浮かび上がらせるのである。ローカルディミングの巧みさがうかがえる豊かな表現力と言っていいだろう。
もっとも暗部の情報をできる限り描写しようという「映画」モードの意図が裏目に出ていると思われる場面もあるにはあった。たとえば「グレイテスト・ショーマン」のオペラ歌手ジェニー・リンドのステージ・シーン。ステージの暗部はよく締まっているのだが、オーケストラ・ピット内が少し明るめな印象ではある。このへんは微妙な絵づくりの世界、その違和感を開発陣に伝えたので、発売までには画質チューニングがいっそう進むことを期待したい。
Eilex PRISMを採用した音も、高級テレビらしい仕上がりの良さを訴求する。特にその効果が著しいと思わせたのが「サウンドリマスター」と「サラウンドスペース」。前者をオンにすると、微妙な環境音やステージ上の暗騒音がふっと浮かび上がってきて臨場感がいっそう高まることが実感できる。後者のサラウンド効果も違和感のない仕上がりだ。
音像位置を上方へ引き上げる「ダイレクトサウンド」は、画面から離れれば離れるほどその効果が明瞭となるが、本機の画質のよさ、その精細感の高さからすると、できるだけ画面に近づきたいわけで、やはり本機が達成した高画質にバランスさせるには、画面両サイドに良質な小型スピーカーを配置したいと思う。
また、本機はドルビーオーディオ対応で、ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)仕様のHDMI端子が用意されており、同仕様のAVアンプやサウンドバーと接続すれば、ドルビーアトモスなど最新のイマーシブオーディオ再生も可能となる。
U8Fの弟モデルとなる50型のU7Fの画質もチェックしてみた。U8Fのようにローカルディミングを採用していないので、黒の黒らしさについては及ばないが、バックライトと液晶パネルの間にバックライトブーストフィルムが挿入されており、明るい蛍光灯照明下でも力強い鮮明な画質が実現されている。
映像を趣味的に観たい、高画質を追求したいという方には断然U8Fをオススメするが、日常使いのテレビという観点で選ぶなら、U7Fのコストパフォーマンスの高さは圧倒的だろう。
いずれにしてもハイセンスの両シリーズが、この夏のテレビ市場の台風の目になることは間違いない。”Stay at Home” の毎日だからこそ、高性能な大画面テレビを入手する意義はますます高まるはず。ぜひ、一度店頭で両シリーズの実力をチェックしていただきたいと思う。