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ハイセンス、BS4Kチューナ/レグザエンジン搭載の倍速4K液晶テレビ「U7E」

ハイセンス ジャパンは、BS4Kチューナーと新開発「レグザエンジンNEO plus」を搭載した4K液晶テレビ「U7E」シリーズを3月中旬より発売する。65型と55型の2サイズをラインナップ。価格はオープンプライスで65型「65U7E」は18万円前後、55型「55U7E」は15万円前後。

HISENSE 55E8000

昨年11月に発表した4K液晶テレビ「A6800」シリーズに続き、東芝レグザの映像技術をハイセンスブランドのモデルに投入した4K液晶テレビの第2弾。BS4Kチューナー×1と新しい高画質映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載する。

「U7E」シリーズの主な特徴

ディスプレイ解像度は、4K/3,840×2,160ドット。ハイセンス独自のウルトラLED/バックライトLCD技術を使った4K液晶パネル(倍速)を採用。パネルはAUO製VA型で、上下左右の視野角は178度。応答速度は8ms。

65型/55型共に、下一列のLEDバックライト構造で、エリアごとにバックライトを細かく制御するローカルディミング技術を搭載する。エリア数は16分割。DCI-P3カバー率95%の広色域性能を組み合わせることで「色鮮やかでリアルな映像美を実現する」としている

LEDバックライトは下一列
DCI-P3のカバー率は95%

HDR方式はHDR10とHLGに対応。

映像エンジンには「レグザエンジンNEO plus」を搭載。解像度の少ない地上デジタル番組の場合は、3段階でのアップスケーリング処理と超解像・NRで高画質化。4K放送時にも超解像とNR処理を施すなど、素材に応じた映像処理が行なえる。このほか、立体感や鮮やかさを高めるコントラスト制御や現実に近い色彩を再現する色域拡大、滑らかな映像を作るフレーム補間などを備える。

FPSや格闘ゲームなどに最適な「ゲームモード」を搭載。映像処理をバイパスすることで表示遅延を一段と低減し、ストレスのないゲーム表示を可能とする。スポーツ映像の表示に最適な「スポーツモード」も搭載し、動きの激しいサッカーなどのコンテンツも滑らかな映像を実現。同社営業部部長の岩内順也氏は「ゲームやスポーツ鑑賞を楽しむユーザーにピッタリな大画面液晶モデルだ」と話す。

ゲームモードを搭載
映像補間を活かしたスポーツモードも備える

搭載チューナーは、BS/CS 4K×1と、地上/BS/110度CSデジタル×3。別売のUSB HDDを追加して、2K放送の2番組同時録画が可能。また受信チャンネルに限られるが、4K放送番組を録画することもできる。番組表は見やすく高精細な4K番組表を採用。著作権保護技術のSeeQVaultもサポートする。

インターフェイスは独自の「VIDAA(ヴィダー)」を採用。好みのアプリやチャンネルを自由に編集でき、VODサービスの呼び出しも簡単に行なえる。対応する映像配信サービスは、YouTube/Netflix/TSUTAYA TV/スカパー! オンデマンド/クランクインビデオ/DMM.com/U-NEXT/アクトビラ/ひかりTV 4K/dTV。DAZNは'19年内にアップデート対応を予定する。

ステレオのフルレンジスピーカーを搭載し、実用最大出力は65型が15W×2、55型が10W×2。サウンドイコライザー「Hi-Sound Pro」や人の声を聞き取りやすくする「Clear Sound」や「Dolby Audio」などのサウンド技術も搭載する。

IEEE 802.11ac/a/b/g/n対応の無線LANを内蔵。音声操作は、GoogleアシスタントとAmazon Alexaに対応。対応するスマートスピーカーやスマートフォンを介し、チャンネル変更や音の調整などが音声で操作できる。

入出力端子は、HDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、コンポジット映像入力×1のほか、USB、LAN端子を備える。

消費電力は65型/200W、55型/160W。年間消費電力は65型/122kWh、55型/100kWh。

スタンド含む外形寸法は、65型/145×35.4×92.4mm(幅×奥行き×高さ)、55型/123×26.2×78.6mm(同)。スタンド含む重量は、65型/30kg、55型/20.6kg。

最薄部は8.5mm