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2画面電子ペーパー楽譜端末「GVIDO」は18万円。山野楽器本店や直販で展開

 2画面電子ペーパー採用の楽譜専用端末「GVIDO(グイド) DMS-W1」が10月10日より発売される。開発はテラダ・ミュージック・スコアで、「GVIDOストア」と山野楽器オンラインショップ、山野楽器 本店で、9月17日より予約受付開始する。価格は18万円。リアル店舗では山野楽器 本店における独占販売で、「実際に手に触れ、体験し、購入できるアジアで唯一の場所になる」としている。

GVIDO

 GVIDOは、見開きにするとA3判サイズなる2画面電子ペーパー楽譜端末。電子ペーパーは、13.3型(A4サイズ)のMobiusで、ペン入力は電磁誘導方式、タッチスイッチは赤外線。楽譜の保存形式はPDFで、専用ペンで書き込みやブックマークなどを保存できる。製造はVAIO。

 内蔵メモリは8GBで、microSDカードスロットによるメモリ拡張に対応。無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/n対応で、Bluetoothも備えている。バッテリはリチウムイオンで3時間の充電で3日間使用できる。使用時の外形寸法は482×310×6mm(横×縦×厚み)、重量は約660g。

 GVIDOの名称は、11世紀初頭に五線譜の礎を考案されたとされる Guido d’Arezzo氏に由来。Webサービスの「GVIDOサービス」と連携し、楽譜の保存や管理やブックマークなどを保存できる「My Library」と、楽譜販売サービス「GVIDOストア」が利用可能。

 購入した楽曲はUSB経由だけでなく、GVIDOサービス経由でもダウンロードできる。個人で作成した楽譜も取り込み可能。端末内の楽譜や書き込み、セットリストなどはMy Libraryで保存し、登録したメンバー間で共有できる。なお、GVIDOストアにおける楽譜販売や共有などの一部機能は、12月1日から開始予定。

 ページめくりは端末のタッチスイッチで行なえ、3カ所から割り当て変更可能。ページ進行のカスタム設定(繰り返し、スキップなど)も可能。付属のスタイラスペンで2画面に書き込みや消去が行なえ、書き込みは最大100レイヤーで保存できる。8GBの内蔵メモリには、約4,000ファイルの楽譜を保管できる。

GVIDO落下試験の様子

 また、ページめくりなどに使うフットスイッチ「DMS-FS1」(3万円)や牛革カバー「DMS-L1」(3万円)、予備のスタイラスペン「DMS-SP1」(5,000円)などのオプションも用意する。

東京銀座の山野楽器 本店で販売